中居正広問題について

一条真也です。
28日から年末休みに入り、映画を2本観ました。
師走の日本列島では、元SMAPのリーダー・中居正広氏の「9000万円SEXスキャンダル」が大きな波紋を呼んでおり、年末のテレビ界が激震していますね。

週刊文春」1月2・9日新年特大号より

バラエティ番組中居正広の金曜日のスマイルたちへ(TBS系)、ザ!世界仰天ニュース日本テレビ系)、「だれかtoなかい」(フジ系)など多数のレギュラーを持ち、日本の芸能界のトップに君臨する元SMAP中居正広氏(52)ですが、「女性セブン」のスクープとそれを追った文春砲によって窮地に立たされています。12月19日に「女性セブン」が、「中居正広 巨額解決金 乗り越えた女性深刻トラブル」とのタイトルで報じました。続けて、26日発売の週刊文春が「中居正広9000万円SEXスキャンダルの全貌」のタイトルで特集記事を掲載しています。これは破壊力抜群の文春砲ですね!



報道によると、2023年に芸能関係者のX子さんは中居氏、フジテレビの編成幹部A氏らと大人数で会食する予定でしたが、A氏をはじめ多くの参加予定者がドタキャン。彼女と中居氏は2人で会食することになりましたが、そこでトラブルが発生したとか。その後、中居氏は代理人を介し、9000万円におよぶ“解決金”をX子さんに支払ったというのです。9000万円というのは尋常な額ではなく、世間を驚かせています。一体何をすれば、そのような巨額の解決金を払う羽目になるのでしょうか? ちなみに、X子さんは元フジテレビのWアナウンサーだとほぼ特定されています。



フジ系の「だれかtoなかい」は2025年3月末で打ち切られることが明らかになっています。その背景には、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志氏の不在だけではなく、このトラブルがあったのではないかと芸能マスコミの間では言われています。もともと、「だれかtoなかい」は「まつもtoなかい」の番組名であり、松本人志氏と中居正広氏のコラボ番組でした。その松本氏が昨年のちょうど今頃に文春砲を被弾して、芸能活動を休止したことは周知の事実です。わたしも、同年齢である松本氏の問題については当ブログで何度も書きました。


ヤフーニュースより

 

週刊文春」への名誉棄損の告訴を取り上げた松本氏の場合と違って、中居氏の場合はまだ疑惑のままなのでクロとは断定できませんが、9000万円の解決金を払った事実は否定していないので、まあ限りなくクロに近いですね。それにしても、松本氏にしろ、中居氏にしろ、女性に対する性加害疑惑というのが情けなさすぎる。それぞれにはファンもいたでしょうし、どうしても女性が欲しいなら妙齢のファンと相思相愛の関係になればいいではないですか。それを嫌がる若い女性を無理やりというのが最悪です。ここ最近では、史上最悪の性犯罪者であるジャニー喜多川の性加害問題、松本氏の性加害問題に心を痛め、当ブログでも私見を述べてきましたが、さらに中居問題が加わりました。元スーパー・アイドルだけに衝撃度は大きいです。


斎藤工の志を見習いなさい!

 

考えてみれば、ジャニー喜多川とも(わたしが懇意にしている互助会の某社長さんは芸能界にも顔が広く、ジャニー喜多川中居正広両氏の間で撮影したスリーショットの写真を持っています)、飲み仲間だった松本人志氏とも深い縁のある中居正広氏の登場はある意味で必然だったのかもしれません。しかし、松本氏にしろ、中居氏にしろ、芸能界の超大物です。2人ともその道では功なり名を遂げて、お金もたくさんあるのでしょうが、行き着いた先が女性への性加害とはあまりにも情けない。おまえらは自身の欲望に忠実なだけで、社会を少しでも良くしたいという志はないのか?! 同じ芸能人でも、ブログ「大きな家」で紹介した児童養護施設の子どもたちをテーマにしたドキュメンタリー映画を製作するという高い志を抱いた斎藤工さんを見習うべきです。心から、そう思います! 

 

また、大人数での会食の予定がドタキャンによって2人きりにされたというのも怪しいですね。ネットなどを見ると、フジには伝統的に女子アナの性上納システムがあったのではないかという疑惑が広まっています。もし本当にそうだとしたら、組織ぐるみの犯罪であり、一大スキャンダルです。コンプライアンス違反どころの話ではなく、総務省から「電波停止」処分になる可能性さえあると囁かれています。フジテレビは27日、企業公式サイトで「事実でないことが含まれている」との声明を出しました。同局は「会の設定を含め一切関与しておりません」と否定しています。しかし、Wアナウンサーに続いて、「わたしも同じ目に遭った」という被害者が何人か名乗りを上げてくれば、フジテレビも窮地に立たされることでしょう。果たして、日本のテレビ業界でMeToo運動は起こるのでしょうか? 今後の展開に注目したいと思います。

 

2024年12月28日  一条真也