終活読本「ソナエ」春号

一条真也です。沖縄に来ています。
現在は大変な終活ブームで、日本初の終活専門誌「ソナエ」(産経新聞出版社)も注目を集めています。その最新号(2017年春号)が出ました。


終活読本「ソナエ」2017年春号(Vol.16)



表紙には俳優の石坂浩二さんの写真が使われています。
また、「突然喪主になっても困らない」「喪主を3度経験 風見しんごさんの告白」「時系列でみる、喪主がやるべきこと/あいさつ例文と解説/押さえたいマナー」「幸せな『在宅』 晩年の過ごし方と看取り」「元おニャン子 新田恵利さんが語る 母の介護生活」「『腸』健康法 長寿も病気も腸次第」「サザエさんに学ぶ 争族対策と相続税対策 第2弾」「『終』はあっても『活』はない 石坂浩二さん」といった活字が躍っています。


一条真也の老福論」第11回



ソナエ」は今大注目の雑誌ですが、わたしも連載ページを持っています。その名も「一条真也の老福論」。「人生の終い方」から「人生の修め方」へ・・・・・・豊かな「老い」と「死」を迎えるためのヒントを毎回ご紹介しています。第11回目のタイトルは「人生を修めるノート」です。
超高齢社会を迎えた日本で、その必要性が増しているエンディングノートとは何か。遺言書だと思っている方がいますが、それは明らかに違います。遺言書とは、法的な拘束性がありますし、財産の分配などを記載するからです。自分がどのような最期を迎えたいか、どのような旅立ちをしたいか・・・、そんな旅立つ当人の想いを綴るのがエンディングノートです。


思い出ノート ([バラエティ])

思い出ノート ([バラエティ])

2009年のお盆前、わたしは『思い出ノート』(現代書林)を世に送り出しました。それまでのエンディングノートには無味乾燥な内容のものが多いと感じていたので、自分史の要素を加えてみました。バインダー方式で書き込みやすくしたこともあってなかなか好評で、すでに10刷を数えています。そして今年、わたしは、さらなるエンディングノートのアップデートをめざして、『人生の修活ノート』(現代書林)を上梓しました。同書の特徴は、実用的な機能もさることながら、「いかに死生観を涵養していくか」という視点で構成されている点にあります。


人生の修活ノート

人生の修活ノート

「終活」ではなく「修活」という言葉には、「人生を修める」という覚悟が込められています。ひとりよがりの「終活」ではもったいないです。人生というアートを完成させる「修活」ととらえて、面倒がらずに、自らの最期について、家族や周囲の人々と話し合ってほしいと思います。
巷で人気の「家族葬」しかり、安易な選択が許容される昨今ではありますが、『人生の修活ノート』(現代書林)の表紙に描かれた桜の花のように凛と咲き誇り、潔く散っていく・・・、そんな美しい「人生の修め方」を提案させていただきました。ぜひ、ご活用下さいますようお願いいたします!


*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2017年3月24日 一条真也