直江喜一さんに会いました!

一条真也です。
ブログ「加賀紫雲閣竣工式」で紹介したように、9日の11時より加賀紫雲閣の竣工式が行われました。サンレーグループとして、北陸で11番目、全国では63番目(いずれも完成分)の紫雲閣となります。設計管理は梅田建築工房さん、施工は松井建設さんです。


直江喜一さん(撮影・一条真也

松井建設の営業部長さんです



その松井建設さんの北陸支店に直江喜一営業部長という方がいらっしゃいます。1級建築施工管理技士二級建築士の資格をお持ちです。
直江喜一」という名前、どこかで聞いたことが・・・そうです、テレビドラマ「3年B組金八先生」で不良生徒「加藤優」を演じた俳優さんと同姓同名なので気になっていたのですが、なんとご本人だったのです!


「加藤優」を演じた直江さん

直江さんとのツーショット



3年B組金八先生」といえば、1979年にTBSで放映が始まったテレビドラマシリーズですが、「日本の学園ドラマの金字塔」と称される番組ですね。
なんと第8シリーズまでレギュラー放送がされ、単発のスペシャルドラマが12回も放送されるほどの人気番組でした。



1979年から始まった第1シリーズでは、武田鉄矢が演じる桜中学校の国語教師・坂本金八が学級担任を務める3年B組の生徒たちは、杉田かおる鶴見辰吾三原じゅん子田原俊彦近藤真彦野村義男など、錚々たるメンバーが出演しています。
その翌年から第2シリーズが放映されます生徒。
このときの生徒役が、これまた凄い顔ぶれでしたね。
沖田浩之川上麻衣子伊藤つかさひかる一平、そして直江喜一


直江部長さんは不良生徒「加藤優」役として「腐ったミカンの方程式」で主役的な存在となり、その後、数多くのドラマやバラエティ番組に出演され、「悲しきティーン・エイジャー」で歌手デビュー、アルバム「オレはオレンジなんかじゃない」までリリースされています。


直江部長さんと話しました



その後、俳優業を引退されて建設業界に就職したとは聞いていました。
しかしながら、まさか、わが社の加賀紫雲閣の建設でご縁をいただくとは、もうビックリ仰天です!
直江部長はソーシャル・ネットワーキング・サービス の「GREE」に次のようなプロフィールを掲載されています。
「20代まで俳優やってました。
30代から俳優をやめ、ゼネコンに勤務。
工事現場の所長として42歳まで。
その後現場所長を束ねる工事長となり、5年程前から営業に移動。
松井建設(株)東京支店多摩営業所の所長を経て、現在北陸支店の営業部長転勤中。子供も巣立ち第2の人生として、土日祭日、夜を利用し、舞台、TV、イベント等、昔やってた俳優を始めてます」


金八先生」の思い出をお聞きしました



直江部長さんには、いまでも熱烈なファンが多いようで、なんと「3年B組金八先生2と加藤優(直江喜一)のファンサイト」が開設されています。
サイト管理人は、自他共に認める金八先生第2シリーズと加藤優の超ファンを自称する愛知県出身の現在40代前半のサラリーマンだそうですが、サイトに次のように書いています。
「このサイトは、TBSで放送されていた3年B組金八先生第2シリーズとその中で直江喜一さんが演じていた、ドラマの象徴とも言える“加藤優”のファンサイトです。ご存じの方も多いかと思いますが、『3年B組金八先生』とは、俳優武田鉄矢さんが坂本金八という役者名で中学校の先生として活躍する学園ドラマです。思春期で多感な中学生を相手に、様々に生じる諸問題を生徒に体ごとぶつかっていき、一緒になって思い悩みながら乗り越えていく笑いや涙、感動に満ち溢れた物語です。
そして、全8シリーズある金八先生の中で、最も多くの視聴者に感動を与え今なお語り継がれているのが、昭和55年秋から56年春先にかけ放映された、金八先生第2シリーズです。
その中でもとりわけ荒谷二中の元番長として桜中学に転入してきた“加藤優”の存在はドラマという枠を超え一つの社会現象になるほど際立っており、“加藤優”という一人の中学生が放つ言葉や表情、行動等その全てに、視聴者が固唾を飲んで毎回見入っていました。
あれから約30年の年月を経た今、改めて加藤優という一人のドラマの準主人公を振り返ってみても、今尚感動を覚えずにはいられません。それは、たとえ世の中がどう変わろうとも、加藤優を取り巻く諸環境には人間教育の原点があるからに他ありません。
中学生や高校生等の学生さんやその親御さん、学校の先生方はもちろんですが、社会人の方であってもこの“加藤優”から生きていくヒントとなるものを得られることができるはずです。かつての加藤優ファンはもとより、加藤優を全くご存じではない方々にも、是非加藤優から何かを掴み、明日への糧としていただければ大変嬉しく思います」


同年代なので話が合いました

大いに語る直江部長

加藤優に殴られる!

これからも、よろしくお願いします!



いやあ、なんとも熱いメッセージですね。このサイトには直江部長から了解を得た上で、「金八先生ファイナル〜最後の贈る言葉〜」の撮影時に撮られた直江喜一さんと武田鉄矢さんの貴重なプライベートショット、お孫さんの七五三の時に撮影されたご家族との素敵な記念写真も掲載されています。


また、YouTubeには、「直江喜一(加藤優)さんからファンサイトご訪問者へのメッセージ」と題する動画が公開されています。この動画は平成23年8月12日に「3年B組金八先生」で共演した川上麻衣子さんと直江部長によるプレミアチャリティトークショーを開催した際に収録されたものです。



わたしは、言葉は人生をも変えうる力を持っていると考えていますが、これは何も歴史上の人物だけではなく、俳優が演じる「架空の人物」や漫画の主人公の台詞にも言えることではないでしょうか。
俳優とは、こうして長く人の記憶に残っていく仕事なのですね。
建設業は建物を残す素晴らしい仕事ですが、直江部長は多くの人々の心に残る仕事もなしえているのです!


*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年12月9日 一条真也