『満月交遊』にコメント続々!

一条真也です。
おかげさまで『満月交遊 ムーンサルトレター』上下巻(水曜社)の反響が上々で、ネットでも多くの方々が紹介して下さっています。


谷口正和氏のブログ



まず、マーケティング・プランナーの谷口正和氏が、ブログ「発想の画帖」の「満月交遊」という記事で紹介して下さいました。
「彼が日本を代表する宗教哲学者である鎌田東二さんと出会って始めた往復書簡をまとめられた出版。色々な課題認識が一つの死生観と哲学が対話を楽しいものに。生きることと働くことがイコールであるならば、終末をどう預かり、どう未来へと繫がっているかを考えるのは職務として自明。プロフェッショナル同士の対話がどのようなシナリオを構成しているのかが興味深い」


京都大学こころの未来研究センターHPより



次に、わたしは「京都大学こころの未来研究センター」連携研究員を務めているのですが、同センターのHPに紹介されました。
鎌田教授と一条真也氏の往復書簡が収められた『満月交遊 ムーンサルトレター(上・下)』が出版されました」という記事には、「鎌田東二教授と一条真也氏の往復書簡が収められた書籍『満月交遊 ムーンサルトレター(上・下)』が2015年10月、水曜社より出版されました。冠婚葬祭会社サンレーを経営し、九州国際大学客員教授こころの未来研究センター連携研究員として鎌田教授と研究活動をおこなっている一条真也氏と鎌田教授は2005年よりウェブ上にて往復書簡を続けています。2011年に、『満月交感 ムーンサルトレター(上・下)』として書籍化され、その第二弾として今回は『満月交遊』と冠したタイトルで刊行されました」


不識庵ブログ「満月交遊(鎌田東二 一条真也 共著)



そして、「ベスト50レビュアー」こと不識庵さん。
彼は、自身のブログ「不識庵の面影」の記事「満月交遊(鎌田東二 一条真也 共著)」において、あいかわらずの秀逸な写真画像とともに、「前作に引き続き、『往復書簡』というスタイルで社会、宗教、哲学、倫理、美術、文学、音楽、映画など、多岐に渡るテーマが縦横無尽に語られていきます。この5年間、特に大きな出来事といえば2011年3月11日の東日本大震災でしょう。この未曽有の大災害についても大いに語り合われています」と書いておられます。


前作と並べると、背表紙の金と銀が輝く! (「不識庵の面影」より)



また、不識庵さんは以下のようにも書かれています。
「本書を一言で表現するならば、『鎌田東二氏と一条真也氏による平成の世直し活動報告レポート』。『平成の世直し論議』ともいえる往復書簡は、現代社会の問題点が提起されるだけに止まらず、お二人が『あるべき日本の姿』を目指して日々活動されている『実践報告書』のような趣があります。
東奔西走、神出鬼没とは斯くの如し! 上下巻共に300ページを超えていますが、実ページ数を遥かに超えるボリューム感に圧倒されます。前作同様、活字サイズと行間の設定が尋常ではなく、しかも上下巻が同時発売ですから驚きです! 1ページになんと『20行×45字』、活字の太平洋が眼前に広がってきます」


月あかり」に浮びあがる『満月交遊』(「不識庵の面影」より)



さらに、不識庵さんは以下のように述べます。
「往復書簡と言えば、シラーとゲーテ川端康成三島由紀夫のやりとりが有名ですが、内容はともかく往復書簡に共通するのは、お互いに尊敬や畏敬の念がなければ成立しないこと。さらにお互いの想いが強くなければ継続していくことは難しいでしょう。世界一短い内容の往復書簡はヴィクトル・ユゴーが著書『レ・ミゼラブル』出版時に、その売れ行きを出版社に尋ねたもの。ユゴーは『?』、出版社側は『!』、なんと2文字です。
さすがに、これ以上は短くはできないでしょうが、鎌田氏と一条氏の往復書簡は現在進行形! 本年10月1日現在で、『ShinとTonyのムーンサルトレター』は第124信まで更新されています。もしかすると往復書簡において『文字数』で『ギネス世界記録』も夢ではないのでは?」



しかし、以下のようなコメントも述べておられます。
「『往復書簡』にしては、一見テーマが噛み合っていない『交遊書簡』も多いように感じますが『融通無碍』にして『天衣無縫』な『交遊書簡』を通読してみれば、人類は神話と儀式を必要とするという儀式論を中心にお二人のこころのハーモニーは美しく調和しています。『平成の世直し』を目指すお二人の活動報告は、まさに満月の慈光の如く『人の道』という王道を照らしてくれる法灯のようです」


月あかり」とウサギとオオカミ(「不識庵の面影」より)



そして、最後には、以下のようなコメントで締め括ってくれます。
「これだけ多岐に渡るテーマを一気に通読するには相当な知的体力が必要です。それゆえ、書籍化を契機に『学びて時に之を習ふ』ことは、なんとも喜ばしいことではしょうか。この往復書簡集は決して机上の言葉遊びではありません。さながら兎が跳ねるが如く実に軽快なフットワークで、お二人が世界各国日本各地で活動しておられるライブ感が魅力です。
実践に裏打ちされたお二人の提言には、美しくもしなやかな『チカラ』を感じます。満月の夜、楽しい世直しを語りあわれて10年!
往復書簡は回を重ねるほどに、お二人の親和性は神話性さえ帯びてきています。5年に一度は国勢調査ですが、是非5年後に有意義な『世直し実践報告書』の第三弾が刊行されんことを切に願います!」



いずれも達意の文章で『満月交遊 ムーンサルトレター』を紹介していただき、感謝の念にたえません。みなさまに心より御礼を申し上げます。
まだ同書をお読みでない方は、ぜひ御一読下さい!


満月交遊 ムーンサルトレター 上

満月交遊 ムーンサルトレター 上

満月交遊 ムーンサルトレター 下

満月交遊 ムーンサルトレター 下

*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年11月2日 一条真也