同時に届いた二通の礼状

一条真也です。
9日、小倉ロータリークラブの例会から戻って、サンレーの社長室に入ると、机の上に封書と葉書が1通づつ置かれていました。見ると、それぞれ、京セラの稲盛和夫名誉会長、上智大学渡部昇一名誉教授からでした。


尊敬しているお二方から同時に届きました



内容は、京都大学こころの未来研究センターの鎌田東二教授とわたしの共著である『満月交遊 ムーンサルトレター』上下巻(水曜社)をお二方に献本させていただいた御礼でした。いつも著書が出るたびに、多くの方に献本させていただきますが、きちんと礼状を書いて下さる方、メールで御礼を述べられる方、ウンともスンとも言ってこない方など、さまざまです。


稲盛和夫翁と名刺交換させていただく



稲盛名誉会長、渡部名誉教授のお二人からは、どんなときでも必ず丁重な礼状を頂戴します。もちろん、秘書の方がおられるということもあるでしょうが、それだけではありません。会社の社長などで確実に秘書がいる場合であっても、ウンともスンとも言ってこない人の方が多いです。やはり、偉い方ほど「礼」を重んじられるのですね。


渡部昇一先生の書斎で(撮影:江藤裕之)



ブログ「稲盛和夫氏にお会いしました」ブログ「渡部昇一先生」で紹介したように、わたしは稲盛翁と渡部先生を平生よりこよなく尊敬しています。それこそ歴史上の人物でいえば、わたしにとって、ブッダ孔子のような偉大な存在です。たまたま今日、このお二人からのお便りが同時に届いたことに猛烈に感動した次第です。わたしも、たとえ相手がどんなに若い方であっても、礼を示されたら必ず返礼したいと思います。いつも大切なことを教えていただく二人の師に心より感謝いたします。


江藤教授より届いた著書と手紙


なお、夜になって帰宅したら、書籍小包が届いていました。
開封すると、中学の同級生である東北大学大学院の江藤裕之教授からの手紙と著書が入っていました。江藤教授といえば、渡部昇一先生の愛弟子であり、渡部先生の御自宅にわたしを連れていってくれたのも彼なのです。わたしは江藤教授にもよく拙著を送るのですが、そのたびに丁重な礼状を貰います。やはり、渡部先生の愛弟子は違いますね。そんな彼の最新作は『英文法のエッセンス』(大修館書店)です。英語出版の名門である大修館から英文法の本を出すなんて凄いですね。さすがは東北大教授です。
さあ、わたしも礼状を書かなければ!



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年10月9日 一条真也