『唯葬論』がアマゾン哲学ベストセラー3位に!

一条真也です。
戦後70年記念出版であるわが最新刊『唯葬論』(三五館)が好評です。
ブログ「毎日新聞に『唯葬論』が紹介されました」でも紹介したように、昨日の「毎日新聞」全国版の夕刊でも紹介されました。



「哲学」ベストセラーの3位になりました!



アマゾンでも売れ行き好調で、なんと「哲学」ベストセラー・ランキングの3位になりました。「哲学書」といえば、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者で京都大学こころの未来研究センター教授である鎌田東二先生は、「この本は、佐久間〜一条さんの仕事の集大成で、これまでの著作の中で最も体系的・全体的・網羅的で、葬儀哲学・葬送哲学・儀礼哲学概論とも百科全書ともいえるもので、ヘーゲル的な体系性を想起します」とメールに書いて下さいました。「哲学書ベスト3」入りを知ったサンレー企画部の石田恭一部長は、「これからは社長のことを“哲学者”とお呼びしなければなりませんね」などとお世辞を言うのですが、わたしはキッパリと断りました。あくまでも、わたしは一介の冠婚葬祭業者であり、ただの唯葬論者に過ぎません。


紀伊國屋書店本店では、「宗教」コーナーで平積みに・・・



ちなみに、ブログ「紀伊國屋書店」で紹介したように、日本一の書店の本店では「宗教」のコーナーで平積みになっていました。『唯葬論』は、哲学、宗教のみならず、さまざまなジャンルを横断した本です。
なにしろ、宇宙論/人間論/文明論/文化論/神話論/哲学論/芸術論/宗教論/他界論/臨死論/怪談論/幽霊論/死者論/先祖論/供養論/交霊論/悲嘆論/葬儀論の18の章立てから構成されているのです。



わたしは人類の文明も文化も、その発展の根底には「死者への想い」があったと考えています。世の中には「唯物論」「唯心論」をはじめ、岸田秀氏が唱えた「唯幻論」、養老孟司氏が唱えた「唯脳論」などがありますが、わたしは本書で「唯葬論」というものを提唱します。結局、「唯○論」というのは、すべて「世界をどう見るか」という世界観、「人間とは何か」という人間観に関わっています。わたしは、「ホモ・フューネラル」という言葉に表現されるように人間とは「葬儀をするヒト」であり、人間のすべての営みは「葬」というコンセプトに集約されると考えます。この本は、一条真也の集大成です。
わたしは、この本を書くために生まれてきたと思っています。


毎日新聞」8月12日夕刊(九州版)



どうか、みなさま、ご一読を何卒よろしくお願いいたします!
なお、九州では今日の「毎日新聞」夕刊に書評記事が掲載されます。
また、「朝日新聞」19日朝刊の一面には書籍広告が掲載されます。


唯葬論

唯葬論



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年8月12日 一条真也