2013年本屋大賞

一条真也です。
ブログ『海賊とよばれた男』で紹介した本が、2013年本屋大賞に輝きました。予想はしていましたが、大好きな作品なので良かったです。
百田尚樹さん、本当におめでとうございます!


百田尚樹さん、おめでとうございます!



本屋大賞は「売り場からベストセラーを作る」をコンセプトに創設された賞です。
今回が10回目になりますが、これまで『博士の愛した数式』(小川洋子)、『夜のピクニック』(恩田陸)、『ゴールデンスランバー』(伊坂幸太郎)、『告白』(湊かなえ)、『天地明察』(冲方丁)、『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉)、『舟を編む』(三浦しをん)などが受賞し、いずれもベストセラーになりました。
ノミネート作は新刊書の書店で働く店員の1次投票で決定しますが、今年は『海賊とよばれた男』(百田尚樹)の他にも、『楽園のカンヴァス』(原田マハ)、『64』(横山秀夫)、『ソロモンの偽証』(宮部みゆき)、『光圀伝』(冲方丁)といった非常に有力な作品が揃っていました。わたしの個人的予想では、大本命が『海賊とよばれた男』で、次が『楽園のカンヴァス』でした。


このたびの受賞に際し、著者の百田尚樹さんは、「私が『この小説のモデルとなった出光佐三という偉大な男の生き様を、一人でも多くの日本人に知ってもらいたい!』と強く思ったように、『海賊とよばれた男』を読んでくれた書店員の皆さんもまた同じ気持ちを抱いてくれたのかもしれません。全国の書店員の皆さま、本当にありがとうございました」とコメントしています。
ブログ「出光美術館」にも書きましたが、わたしも今回の受賞を機に、日本中の人たち、特に若い世代の人たちが出光佐三という方の生き様、そして彼の信条である「人間尊重」の精神を知ってくれればと願っています。



ところで、今日からミャンマーに行ってきます。
現地の上座部仏教の祭事である「水祭り」の視察が目的です。この祭りを「パゴダ祭り」として「世界平和パゴダ」のある門司港で行いたいと考えています。
かつて出光佐三は、門司商工会議所の会頭時代に「門司みなと祭り」を門司港でスタートさせました。その70年後、同じ地で小生が「パゴダ祭り」をスタートさせるわけです。壮大なロマンに胸が熱くなりますが、2つの祭りを貫くキーワードは、もちろん「人間尊重」です。



ミャンマーでもブログを更新する予定ですが、ネット環境が不明で、どうなるかわかりません。ホテルの客室ではWi−fiが使用できるとのことですが、現在は宗教抗争などで混乱しており、予断を許しません。まあ、可能ならブログを更新しますが、もし更新されなくても、ネット事情のせいですから心配しないで下さい。
もしネットがOKだった場合は、ストックしてある書評ブログをUPしていきたいと思います。なにしろ、書評ブログのストックは大量にありますので・・・・・。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2013年4月10日 一条真也