一条真也です。
東京に来ています。24日、予定されていた業界の会議が急遽中止になりました。空いた時間で日本映画「恋愛裁判」をTOHOシネマズ日比谷で観ました。急に決まった映画鑑賞で期待していませんでしたが、内容は興味深かったです。
ヤフーの「解説」には、こう書かれています。
「『LOVE LIFE』などの深田晃司監督が、実際の裁判に着想を得て描いたドラマ。中学時代の同級生と恋に落ちたアイドルの女性が、恋愛禁止条項の契約に違反したとして所属事務所から裁判を起こされる。『(LOVE SONG)』などの齊藤京子、『リライト』などの倉悠貴のほか、唐田えりか、津田健次郎らが出演する」

ヤフーの「あらすじ」は、以下の通りです。
「アイドルグループ『ハッピー☆ファンファーレ』のセンターを務める山岡真衣(齊藤京子)は、中学時代の同級生・間山敬(倉悠貴)と再会して恋に落ちる。敬と交際していることに葛藤する真衣だが、ある事件をきっかけに衝動的に敬のもとに駆け寄ってしまう。8か月後、真衣は所属事務所から恋愛禁止条項の契約に違反したとして訴訟を起こされる」
ブログ「教場 Reunion」で紹介したNETFLIX映画、ブログ「教場 Requiem」で紹介した劇場用映画で共演した齊藤京子と倉悠貴が本作「恋愛裁判」では恋人役を演じました。2人とも「教場」を観たとき目立っていたのですが、「やはり、売れっ子なんだな」と思いました。でも、アイドルを辞めた真衣を演じた齊藤京子の印象が崩れなかったのに比べ、大道芸人の敬を演じた倉悠貴の印象はブレました。彼はイギリス仕込みの大道芸をしているときは最高に輝いているのですが、そうでないときはまったくダメでしたね。
「恋愛裁判」はタイトル通り、裁判が登場します。齊藤京子演じるアイドルの山岡真衣が、恋愛禁止条項の契約に違反したとして所属事務所から裁判を起こされるのです。でも、傍聴人も数人というショボい裁判でした。わたしは、ブログ「法廷遊戯」で紹介した2023年の日本映画を連想しました。小説家で弁護士の五十嵐律人が司法修習生時代に上梓した小説を原作に描くミステリーです。ロースクールの同級生の3人の男女が、実際に起きた殺人事件の真相を模擬裁判として追う中で、彼らの隠された真実が暴かれていく物語です。セイギ(永瀬廉)、彼の幼なじみの美鈴(杉咲花)、馨(北村匠海)らの通うロースクールでは、『無辜(むこ)ゲーム』と呼ばれる模擬裁判が行われていました。
「恋愛裁判」のテーマは、アイドルの恋愛は認められるかというものです。本作に登場するアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のメンバー菜々花(仲村悠菜)が裏アカに投稿した彼氏とのツーショット写真が引き金となって恋愛が発覚、そのまま炎上します。それがきっかけで逆上した菜々花の熱烈なファンが凶行に走ります。そのとき、「自分に嘘をついてはいけない」と悟った真衣はアイドルの道を捨て、敬のもとへ走るのでした。芸能事務所の経営者からすればたまったものではありません。訴える気持ちもわかりますが、やはり「恋愛禁止」という条項そのものが基本的人権および幸福追求権に違反していると思います。

西野七瀬さんと
それにしても、アイドルとは厳しいものですね。この映画では、アイドルグループの握手会の様子も描かれていますが、本当に大変だと思います。日本を代表する女性アイドルグループといえば、乃木坂46です。そこで7回もセンターを務めた西野七瀬さんは「握手会の女王」と言われました。西野さんの神対応が人気を呼んだのですが、全盛期は「8時間待ちの1秒握手」だったそうです。じつは、わたしは西野さんと握手をしたことがあります。ブログ「西野七瀬さんにお会いしました」で紹介したように、2024年11月16日、MOVIX八尾で、拙著『愛する人を亡くした人へ』を原案とする映画「君の忘れ方」の舞台挨拶が行われたのですが、その楽屋でお会いしました。西野さんとわたしは主演女優と原案者という関係でしたが、会った瞬間、握手させていただきました。待ち時間ゼロの5秒握手でしたが、わたしがこの上なく幸せな気分になったことは言うまでもありません。
*よろしければ、佐久間庸和ブログもお読み下さい!
https://tenkafurei.hatenablog.com/
2026年2月24日 一条真也拝