「中外日報」に「かまたまつり」が紹介

一条真也です。29日、サンレー社長室に、ここ最近の中外日報がまとめて送られてきました。同紙は京都に本社を置く日本最大の宗教新聞です。同紙の9月19日号にブログ「かまたまつり」で紹介した鎌田東二先生(5月30日逝去)の百日祭の記事が掲載されていました。


中外日報」2025年9月19日号

記事には「鎌田氏偲び200人参列」「大本で100日祭」「島薗氏ら奉辞」「『出雲魂』流布へ努力」の見出しで、以下のように書かれています。
「5月に74歳で死去した京都大名誉教授の鎌田東二氏を偲ぶ祭典が13日、京都府亀岡市の大本みろく会館で営まれた。鎌田氏の遺言により『百日祭 かまたまつり この世もあの世も面白く!』として企画。故人を慕う約200人が参列し、別れを惜しんだ。第1部では生前の鎌田氏から指名された7人が奉辞を述べた。友人代表として壇上に立った島薗進・東京大名誉教授は、互いに20代で専門の宗教学などを通じて親しくなった時代を懐かしみつつ『互いにつらかったオウム事件の時、少し距離を取ったりしながらも彼がいるから頑張れると思った』などと語った。大本の山田歌総務部長は『鎌田先生は幼少期に鬼が見えるなど変わった少年だったとお聞きし、それ故に独自の感性をお持ちだった。それは現代社会ではなかなか受け入れられにくい個性だった』などと振り返った。そして『先生は高天原を追いやられたスサノオノミコト、兄弟の神々から迫害を受けたオオクニヌシノミコト、時の社会や政府に受け入れられず激しい弾圧にさらされた出口王仁三郎聖師に心を寄せられていた。迫害を受け、疎外された神には迫害を受けている者や苦しむ者、貧しき者に対して我が身を犠牲にしても救おうとする慈悲の心がある。勝ち組や強者だけを尊重するのではなく、全てを認め助け合う慈悲の心こそ大切で、それを(出雲系統の神々にちなんで)出雲魂と呼び、出雲魂を今の世に広めたいとおっしゃっていた』と紹介。『世界中で紛争がやまず、国内では災害リスクが高まる今こそ、慈悲の社会を築かなければならないと思う。出雲魂が実現できるよう努力を続けたい』と誓った。葬儀委員長を務めた、冠婚葬祭関連事業を営むサンレーの佐久間庸和社長は『魂のこと、祈りのこと、死と再生、人生の意義など、どんなに深いテーマでもどこまでも真剣に語り合うことができた』『あなたが遺してくれた明るい世直しの志を受け継ぎ生き抜いていきたい』と涙を流した。喪主で長男の龍明氏は、父の大切にした言霊や宗教への反発から、理論を基に人を治す医師の道を選んだことを打ち明け『病気は治っても患者に不安が付きまとい、また治らない病気もあり、理屈だけでは解決しないことを知った。気づいたら父はグリーフケアの研究をし、自分の一歩先を進んでいると思った』『人として父を誇りに思う』などと語った。第2部は鎌田氏の教え子らが『鎌田東二が未来に託したもの』と題し発表、第3部はゆかりの人々が鎌田氏について語り合った。(岩本浩太郎)」

「かまたまつり」の葬儀委員長として奉辞を読む

「かまたまつり」のフィナーレで「まつり」を熱唱♪

 

2025年9月29日 一条真也