一条真也です。9月20日の朝、かねてより病気療養中だった父・佐久間進が満88歳で旅立ちました。通夜式、葬儀告別式、お別れの会も無事に終えることができました。ご弔問・ご参列いただいた皆様、また供花・弔電を頂戴した皆様には心より感謝申し上げます。
『佐久間進のすべて』より
荼毘に付されて父の肉体は消滅しましたが、その精神は生きています。というのも、父は生前に多くの言葉を遺してくれました。今回は、「礼道八美道」を紹介いたします。父は、ブッダの「八正道」ならぬ「八美道」という言葉を提唱しましたが、著書である『わが人生の「八美道」』(現代書林)の中で、「礼道八美道」を紹介しています。
◇礼道八美道
一 神・仏・老人を大切にする
二 父・母・師の恩を忘れない
三 心身の健康に気をつけること
四 礼儀作法を守ること
五 ニコニコ笑顔を絶やさないこと
六 仕事は楽しく働くこと
七 世の為、人の為に尽くすこと
八 ぜいたく好みは慎むこと
また、『わが人生の「八美道」』では、「礼道八美道」の紹介に続けて、紫色に染まる海の入り江の美しい写真とともに、父の以下の言葉が記されています。
礼は形に始まり、形に終わる。
挨拶は、その基本です。
人に頭を下げるのは、
礼の起源です。
慎み、敬い、思いやり、
その心がけあらば、
人に信頼され、愛され、
親しまれ、感謝され、
いつかは大成する。
『佐久間進のすべて』(オリーブの木)
2024年11月27日 一条真也拝