映画「君の忘れ方」出演

一条真也です。
東京に来ています。10日の日曜日、今月からクランクインのグリーフケア映画「君の忘れ方」(作道雄監督)の埼玉ロケを訪れ、同作に出演しました。「君の忘れ方」の原案は拙著愛する人を亡くした人へ(現代書林)です。


JR東京駅の前で


JR車中で音楽を聴く♬


JR浦和駅セレモニーの看板を発見!

浦和はサッカーの街です⚽

 

この映画には、わが社がサポートしているグリーフケア自助グループ月あかりの会」の活動場面があるということで、わが社のグリーフケア推進部の市原泰人部長が同行しました。市原部長は上級グリーフケア士で、「月あかりの会」のお世話をする責任者でもあります。グリーフケアの現場をよく知っている専門家なので、彼が一緒だと安心です。わたしたちは12時頃にJR東京駅からJR浦和駅に向かいました。浦和駅から撮影会場まで歩きました。ふだんは車で移動するので、わたしにとっては大冒険です。いつもは夏の外出の際にはサングラスやボルサリーノを忘れませんが、それだと心も表情もハードボイルドになってしまうので、この日はあえて使用しませんでした。

セレモニー浦和ホールの前で


控室で志賀社長&作道監督と


みなさんに差し入れをしました


撮影現場のようす

 

セレモニー浦和ホール」は、埼玉県に本社を置く冠婚葬祭互助会の(株)セレモニーさんの施設です。同社の志賀司社長は映画業界でも有名な方で、「君の忘れ方」のゼネラルプロデューサーも務めています。この日は志賀社長にもお会いしましたが、ブログ「埼玉の結婚披露宴」で紹介した今月2日の祝宴でお会いしたばかりです。12日にも川越で行われる全互連の総会で会います。今月、わたしは埼玉を3回訪れることになります。会場に着くと、作道監督に挨拶。小倉の銘菓である湖月堂の「祇園太鼓」の30個入りを差し入れると、とても喜んで下さいました。じつは映画の撮影現場に差し入れをするというのは長年の夢だったので、それがようやく叶って嬉しかったです。


「君の忘れ方」の台本


原案は『愛する人を亡くした人へ


作道監督と演技の打ち合わせをしました

 

今回のわたしの役は、なんとフューネラル・ディレクター。いわゆる「おくりびと」ですね。黒の礼服に紫雲閣のネクタイを着用しました。わが社のみなさんがスクリーンでわたしの姿を見たとき、「社長が紫雲閣のネクタイをしている」と気づいてくれれば嬉しいです。撮影会場入りしたとき、助監督から「フューネラル・ディレクターの佐藤役で、この映画の原案者でもある一条真也先生入ります!」との紹介があり、俳優やエキストラ、スタッフのみなさんが盛大な拍手をしてくれました。わたしがある人物の遺影を祭壇に飾って、そのままタイトルインするという重要な役です。所作の美しさや気品が求められるということで緊張しましたが、なんとかやりきりました。


フューネラル・ディレクターの役でした


ヒロインの遺影を祭壇に飾りました


最後の合掌はわたしのアイデアです


残心余情でその場を去る

わたしの出演シーンは2箇所でしたが、いずれもテイク2でOKでした。志賀社長は「まるで大物俳優の貫禄がありますね」と言ってくれました。なお、遺影を祭壇に置いてそのまま会場を去る設定だったのですが、わたしが「合掌して一礼してから去った方が絶対にいい」と訴え、その通りになりました。後で、作道監督が「やっぱり、一礼があった方が締まりました。良かったです!」と言ってくれました。残念だったのは、プロデューサーから「当日は黒の革靴でお願いします」との連絡があったので、とっておきのジョン・ロブを履いていったのですが、結局は会館にあったスリッパを使用して演技したことです。


撮影後にインタビュー取材を受けました


「感無量です!」と言いました

 

撮影後はインタビュー取材を受けました。映画の公式メイキング動画とDVD&Bluerayの特典に収録するためです。インタビュアーから「感想をお願いします」と言われたので、「わたしが『愛する人を亡くした人へ』を書いたのは2007年ですが、当時は誰も『グリーフケア』という言葉を知りませんでしたが、15年が経過して、グリーフケアが全国に普及し、資格認定制度も立ち上がり、こんな素晴らしい映画まで作られて、本当に感無量です!」と言いました。あとは、出演者や関係者への感謝を述べました。「君の忘れ方」には男女ともに有名な俳優さんがW主演しているのですが、まだ発表前ということで、ここで名前を明かすことができません。残念ですが、もうすぐリリース&記者会見を予定していますので、少しだけお待ちください。チョイ役ながら、今回でわたしの映画出演も4回目になりました。大の映画好きなので、少しでも映画作りに関われることが嬉しいですね。来秋の公開予定ですが、その前に各地の映画祭を回る予定です。完成した作品を早く映画館で観たいです!

 

 

2023年9月10日 一条真也