一条真也です。
26日は父である佐久間進の85回目の誕生日です。いくつになっても親が元気でいてくれるというのは心強いもの。その良き日の11時から「ゆくはし三礼庵」の竣工清祓御祭が行われました。場所は、福岡県行橋市大字下津熊1103番地2です。地元で愛されてきた結婚式場「エルフィン」を改装した施設です。
完成した「ゆくはし三礼庵」の外観
「ゆくはし三礼庵」の前で
現地に向かう途中、コラムニストの尾藤克之さんからLINEがあり、Yahoo!ニュースに「『一流』と言われる人の共通点、それは『先祖』を大切にすること!」という記事が掲載されたとの案内がありました。拙著『なぜ、一流の人はご先祖さまを大切にするのか?』(すばる舎)を紹介した内容ですが、Yahoo!ニュース以外にも、10以上のサイトに掲載されたとか。尾藤さん、ありがとうございます!
西原支配人と
結婚式場を改装した施設です
三礼庵は、紫雲閣とは別ブランドの施設です。「三礼」とは「慎みの心」「敬いの心」「思いやりの心」という小笠原流礼法における3つの「礼」を意味しています。サンレーグループとしては、福岡県内で45番目、全国で87番目(いずれも完成分)のセレモニー関連施設となります。しかしながら、従来の「葬儀だけを行う」セレモニーホールではなく、「葬儀も行う」コミュニティホールです。
ロビーには胡蝶蘭が・・・・・・
控室のようす
キッチンもあります!
休憩室も完備!
バスルームのようす
リゾートホテル風の廊下
月あかりをイメージさせる照明
最初の三礼庵である「くさみ三礼庵」は民家を改装しているので、「コミュニティハウス」と呼ぶべきでしょうか。普段は茶道教室や華道教室などを開き、葬儀のときにはスタッフが着物姿で抹茶をたて、生け花を飾ります。「三礼庵」は、これまでにない新業態なのです。ロビーにはたくさんのお祝いの胡蝶蘭が飾られていました。本当に、ありがたいことです。
本日の神饌
本日の式次第
さあ、儀式の場へ!
一同礼!
竣工式のようす
竣工式のようす
竣工式のようす
清祓之儀のようす
神事の進行は、サンレー総務部の國行部長が担当。神事は地元を代表する神社である「正八幡宮」の廣瀬正和宮司にお願いしました。 開式の後、修祓之儀、降神之儀、献饌、祝詞奏上、清祓之儀を行いました。
玉串奉奠する佐久間会長
わたしも玉串奉奠しました
柏手を打ちました
玉中常務に合わせて、サンレー勢が柏手を打つ
それから、玉串奉奠です。
最初に、株式会社サンレーの佐久間進会長、続いて社長のわたしが玉串を奉奠しました。それから、玉中常務が玉串を奉奠し、社員一同がに二礼に拍手一礼を行いました。その後、撤饌、昇神之儀、そして閉式と、滞りなく竣工清祓神事を終えました。
マスク姿で主催者挨拶をしました
それから、主催者挨拶です。わたしは戦国武将風のマスクをつけたまま次のように挨拶しました。このように立派な施設をオープンすることができ、本当に嬉しく思います。これで、会員様に満足のゆくサービスを提供することができます。ぜひ、新施設で最高の心のサービスを提供させていただき、この地の方々が心ゆたかな人生を送り、人生を卒業されるお手伝いをさせていただきたいと願っています。
マスクを外して挨拶しました
また、わたしはマスクを外して、以下のような話をしました。最近、「葬祭業はエッセンシャル・ワークですね」とよく言われます。エッセンシャル・ワークとは医療・介護・電力・ガス・水道・食料などの日常生活に不可欠な仕事です。そして、葬儀もエッセンシャル・ワークです。葬儀にはさまざまな役割があり、霊魂への対応、悲嘆への対応といった精神的要素も強いですが、まずは何よりも遺体への対応という役割があります。遺体が放置されたままだと、社会が崩壊します。それは、これまでのパンデミックでも証明されてきたことでした。何が何でも葬儀に関わる仕事は続けなければならないのです。
コミュティホールの時代を!
続けて、わたしは以下のように話しました。葬儀が必要不可欠のエッセンシャル・ワークなら、わが紫雲閣は不滅です。先日の台風10号では、100人以上の避難者の方々を受け入れました。「魂を送る場所」であった紫雲閣が「命を守る場所」となったことは画期的であり、「セレモニーホール」が「コミュニティホール」へと進化しました。冠婚葬祭業は、単なるサービス業ではありません。それは社会を安定させ、人類を存続させる重要な文化装置なのです。
最後に道歌を披露しました
それから、行橋という地名を「ゆくはし」と平仮名にすると、優しい印象になると述べました。自然と「ゆくひと」という言葉を連想します。「ゆくひと」とは、この人生を卒業されていく故人にほかなりません。この「ゆくはし三礼庵」で、「慎みの心」「敬いの心」「思いやりの心」という3つの「礼」の心をもって故人をお送りするお手伝いをさせていただきたいです」と述べ、以下の道歌を披露いたしました。
ゆくひとを三つの礼で送りたる
心ゆたかな ゆくはしの庵
西原支配人の決意表明を受けました
記念の集合写真を撮影しました
その後、西原支配人より、この地の方々の人生の卒業式を心をこめてお世話させていただき、コミュニティホールとしても地域に愛される会館をめざしますという力強い決意を受け取りました。決意表明の後は、参加者全員で集合写真を撮影しました。
直会のようす
挨拶する佐久間会長
神酒拝戴しました
その後、直会に移りました。ソーシャルディスタンスに配慮し、アクリル板も用意したウィズ・コロナの直会です。冒頭、この日久々に竣工式に顔を見せた佐久間会長が挨拶し、「このあたりは古墳が非常に多く、古代から栄えた土地です。この素晴らしい土地に素晴らしい施設をオープンすることができ、喜ばしく、ありがたいことです」と述べました。それから、正八幡宮の廣瀬宮司の丁重な祝辞を拝聴してから、神酒拝戴をしました。
サプライズで会長の誕生日祝いを!
みんなで誕生日を祝いました
直会のようす
美味しいお弁当でした
最後は「末広がりの五本締め」で!
その後、サプライズで佐久間会長の誕生日が祝われました。本当は直会の終わりに行うはずだったのですが、進行の手違いで早いサプライズになってしまいました。花束とケーキを持った女性社員が現れ、会長に渡しました。参加者全員で「ハッピー・バースデー」を歌った後、会長がケーキのローソクを吹き消しました。会長は嬉しそうというより困惑した様子でした。タイミングを間違えたのが返す返すも残念です。それから、松柏園ホテル特製のお弁当をいただき、最後は玉中常務によるサンレー・オリジナルの「末広がりの五本締め」で直会はお開きとなりました。
朝日・毎日・読売・西日本新聞9月26日朝刊
なお、本日の「西日本」「毎日」「朝日」「読売」新聞の朝刊にオープン広告が掲載されました。サンレーグループのイメージキャラクターを務める前川清さんの笑顔が素晴らしいです。開業は9月27日(日)、オープニング見学会は令和2年10月9日(金)~11日(日)・21日(水)~22日(木)の10時~17時に行われますが、3密を避けるために予約制で執り行います。どうか、「ゆくはし三礼庵」が多くの方々から愛される施設となりますように・・・。
『心ゆたかな社会』(現代書林)
今回は、拙著『心ゆたかな社会』(現代書林)のプレゼント告知も行いました。100冊目の「一条本」となる同書は、「新型コロナが終息した社会は、人と人が温もりを感じる世界。アフターコロナ、ポストコロナを見据えた提言の書。ホスピタリティ、マインドフルネス、セレモニー、グリーフケア・・・次なる社会のキーワードは、すべて『心ゆたかな社会』へとつながっている」というメッセージの希望の書です。抽選で30名様に進呈します。ハガキでご応募下さい!
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郵便ハガキに郵便番号・住所・氏名・電話番号・書籍名をご記入の上、下記宛へお送り下さい。当選者の発表は商品の発送をもって代えさせていただきます。
〒802-0022
北九州市小倉北区上富野3-2-8
サンレー「話題の本」進呈NP係
2020年10月7日(水)消印有効
2020年9月26日 一条真也拝