ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

一条真也です。
27日の午後から、現在のシンガポールで最もHOTな場所である「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」を訪れました。超巨大スケールの植物園です。


「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」を訪れました

「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の前で

スーパーツリーを背に



All About「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」には「シンガポール最大の植物園施設ガーデンズ・バイ・ザ・ベイがオープン」として、書かれています。
「今シンガポールで最も注目のマリーナ地区に、またひとつ、話題のスポットが誕生しました。2012年6月29日にオープンを果たしたのは、シンガポール最大となる植物園施設、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。マリーナベイサンズの東側に、総面積約110ヘクタールという広大な敷地を有するガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、ベイ・サウス、ベイ・イースト、ベイ・セントラルの3つの庭園から構成されるのですが、今回はまずマリーナサウス地区にある、ベイ・サウスがオープン。約54ヘクタールの敷地面積を誇る、ベイ・サウスには、フラワードーム、クラウドフォレスト、スーパーツリー、ヘリテージ・ガーデン、ワールド・オブ・プランツ、ドラゴンフライ&キングフィッシャー・レークの6つの施設がオープン」


フラワードームの外観

フラワードームの内部

フラワードームの内部

ガラス越しに「マリーナ・ベイ・サンズ」が見えます

見たこともない植物園です

このオブジェは一体?



多彩なアトラクションが充実したガーデンの中でも、特にフラワードーム、クラウドフォレストの2つのドームが人気を集めています。
All About「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」には「巨大ガラスドームに広がる2つの世界」として、以下のように書かれています。
「ベイ・サウスでひときわ目立つ巨大な2つのガラスのドームに入っているのが、フラワードームとクラウドフォレスト。ドーム型温室のひとつ、フラワードームは、天井高45メートル、面積1.2ヘクタールを誇る、世界最大の柱のない温室! ドーム内の気温は23〜25℃に保たれており、赤道直下の国シンガポールにいながら心地よい空気に包まれる幸せを感じられる場所になっています。ここでは高度な技術を駆使して、地中海やカリフォルニアなどの地域の春を再現していて、オリーブなどの地中海植物や、バオバブなどの半乾燥熱帯地域の植物などが鑑賞できます」


ドラゴンが出現しました

背後に、ざまざまなものが・・・・・・

ファンタジーの世界

ウエディング撮影が行われていました

ガーデンを背景に

ガーデンを背景に

ガーデンには、こんなものまで!

これは「ふしぎの国のアリス」の世界?


フラワードームの中はファンタジーの世界が広がっており、各種の家畜をはじめ、ドラゴンなどの幻獣もいました。イメージ的には「進化したイングリッシュ・ガーデン」といったところでしょうか。どことなくディズニーランド的な雰囲気も漂わせており、幻想的な世界を作り上げていました。


クラウドフォレストでは、いきなり巨大な滝が登場!

みんな、こんなことしていました(笑)

巨大滝をバックに

花々もきれいでした

これは、すごい所です!

世界的な自撮りブーム(笑)



また、クラウドフォレストについては以下のように説明されています。
「フラワードームよりさらに高さのある、もうひとつのガラスドーム、クラウドフォレストでお出迎えしてくれるのは、高さ35メートルの超巨大な人工の山! ミスト噴射で作られた人工の雲が取り巻くこの山、なんと頂上からは人工の滝も流れ落ちていて、かなりの迫力! ここでは寒冷な高山が再現されています。山の頂上は標高2000メートルの設定となっていて、エレベーターで頂上まであがってから、標高1000メートル設定の滝の裏側まで、高山植物を観察しながら散策を楽しむことができます」


これは何と表現すべきか?

表現すべき言葉がありません

巨大滝の裏側に来ました

この空中回廊を歩きます

下を見ると“めまい”がします

武智社長ご夫妻&山崎社長と

カラフルな花々に囲まれて

不思議世界を満喫しました



とにかく見たこともない広大な植物の世界が眼前に展開されており、圧倒されるばかりでした。驚異の人工の山は、宮崎アニメの「天空の城ラピュタ」や「ハウルの動く城」などのイメージもありました。こういう超スケールの発想をするプランナーやデザイナーは本当にすごいと思います。すべての空間プランニングや店舗デザインなどの関わる人々は、ここを見学すべきでしょう。この2つのドームを見学する料金が2800シンガポール・ドル(約2500円)というのも安いと思いました。


出口の前には「アース・チェック」が

クラウドフォレストの出口

出口前広場にはライオンの群れが!

ワニのベンチで一休み・・・・・・



クラウドフォレストの出口の途中には、「アース・チェック」という地球環境を学習する施設がありました。また出口にはライオンの顔があり、外にはライオンの群れのオブジェやワニのベンチなどが置かれていました。大人も子ども心に返ってワクワクすることができます。親子で訪れるには最高の場所でしょう。また、日本をはじめ、世界中から修学旅行生たちが来るそうです。


幻想的なスーパーツリー

スーパーツリーを背に



2つのドームの外には「スーパーツリー」がそびえ立っています。
All About「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」には「18本の巨大人工ツリー、スーパーツリーで空中散歩」として、以下のように書かれています。
「ベイ・サウスの中心にそびえ立つ、未来都市のツリーをイメージさせる人工の木、スーパーツリー。高さが25〜50メートルもあるこのツリーは、養成植物やシダ類を含む200種、162900本以上の熱帯植物を外壁に巻いた高層庭園です。18本あるツリーの中の2本のツリーは、OCBCスカイウェイという全長128メートルの空中散策路で繋がっていて、ここからはガーデン全体を見渡す、雄大な景色を堪能することができます。スーパーツリーの周辺は、マレー庭園、インド庭園、中国庭園から植民地時代の庭まで、シンガポールならではの個性あふれる10の庭園が取り巻いています」


トリフィドの日~人類SOS!~ [DVD]

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スーパーツリーが立ち並ぶ光景は本当に幻想的でした。わたしはSF作家ジョン・ウィンダム原作の映画「トリフィドの日〜人類SOS!〜」を連想し、終末のイメージを抱きました。流星群を目撃した人類が全て盲目になるという混乱の中、人類を襲う無数の植物怪獣トリフィドを描いたスリリングな60年代SF映画です。ちょうど、ゴールデンウィークに観たばかりです。


終末的なイメージが漂います

シンガポールは「SF国家」だ!



「明るい北朝鮮」などとも呼ばれる超管理国家シンガポールには違和感もあるのですが、世界最高の「SF国家」であることを知りました。また、建築や空間プランニングに関しては世界最高レベルではないでしょうか。土地が狭い(東京23区あるいは三重県津市と同じ広さ)だけあって、不動産の活用では目を見張るものがあります。シンガポールはもともと「人工都市」ですが、ユートピアとしての「理想都(リゾート)」を目指しているのでしょう。
考えてみれば、冠婚葬祭業というのも花をデザインする仕事です。その意味でも、「ガーデンズ・バイ・ザ ベイ」から学びを得たように思います。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年5月27日 一条真也