小倉から京都へ 

一条真也です。
9月13日、ブログ「『かまたまつり』のご案内」で紹介した、わたしが葬儀委員長を務める鎌田東二先生の百日祭が開催されます。前日となる12日、わたしはJR小倉駅から新幹線のぞみ20号で京都へ向かいました。ブログ「鎌田東二先生とお別れに京都へ」で紹介した6月1日以来の京都訪問。ついに、「かまたまつり」が行われます!

JR小倉駅の前で


JR小倉駅のホームで


のぞみ20号で京都へ!

のぞみ20号の車内で


昼食は「博多幕の内弁当」でした


弁当の中身はこんな感じ

新幹線のぞみ20号に乗り込んだら、まずは昼食を取りました。この日は、小倉駅で求めた「博多幕の内弁当」を食べました。中に明太子などの博多名物が入っていますが、いわゆる普通の幕の内です。でも、窓の外を流れて変化する景色を見ながら食べると、不思議と美味しく感じてしまいますね。単なる旅行なら京都へ行くのはワクワクしますが、今回はそういうわけには行きません。


食後は読書をしました

 

弁当を食べ終わると、車内販売のホット・コーヒーを飲みながら読書をしました。この日は、アメリカのプロレスラーはなぜ講道館柔道に戦いを挑んだのか』藪耕太郎著(集英社新書)を読みました。「大正十年『サンテル事件』を読み解く」というサブタイトルで、帯には「異種格闘技戦の原点!」と大書されています。1921年33月、講道館嘉納治五郎の制止を振り切る形で柔道家と米国の強豪プロレスラーが靖国神社境内にて相まみえました。試合後に嘉納が門下生に処分を科して幕引きとなった一連の出来事は、「サンテル事件」と呼ばれます。本書はまず20世紀初頭に米国で人気を博した異種格闘技の興行に遡り、なぜ「サンテル事件」に至ったのかを明らかにします。それは同時に、やがてアントニオ猪木異種格闘技戦が大きな流れをつくり現在のMMA(総合格闘技)に到達する原点ともなった、この歴史的一戦の意義を問い直す試みでした。興味深く読みました。「プロとは、興行とは、真剣勝負とは?」について考えさせられる一冊です。

JR京都駅のホームに到着

京都駅には、ものすごい数の人が・・・・・・

 

JR京都駅に着いたら、ものすごい数の人に圧倒されました。インバウンドの外国人とともに全国各地からの観光客も密集して、完全にカオスです。今日の小倉は曇りで気温30度でしたが、京都も曇りで気温29度でした。この日は、北九州と金沢から複数のサンレー社員が京都に集結し、東京からは「出版寅さん」も駆け付けてくれました。鎌田先生との最後の共著である満月交命 ムーンサルトレター(現代書林)の編集者で、明日の「かまたまつり」参加者全員に同書を配布してくれます。わたしからの謹呈なので、無料です。今夕、みんなは現地でロケハンを行い、わたしは奉辞をチェックします。その後、全員で明日の打ち合わせをします。そして今夜は、わたしたちで「かまたまつり」の前夜祭を行いたいと思います。

 

 

2025年9月12日 一条真也