一条真也です。
「ミポリン」の愛称で親しまれた中山美穂さんが東京都渋谷区の自宅の浴槽で死亡しているニュースには、大きなショックを受けました。まだ呆然自失状態です。正直言って、「自殺ではないか?」という思いが頭をよぎりました。しかし、部屋には遺されたメモや薬などはなく「自殺を感じさせるものは初見ではなかった」といいます。
ヤフーニュースより
ミポリンはお酒が好きだったことで知られます。
5日夜に飲んでいたかは不明ですが、警察は死因については、状況から溺死、急激な温度変化によって血圧が大きく変動し、体に悪影響をもたらす「ヒートショック」によるものだった可能性を視野に入れて調べているそうです。死因が何であれ亡くなったこと自体がショックですが、自殺でなかったことは、ファンのみなさんは安心したのではないでしょうか。少なくとも、わたしはそうです。
テレビでも訃報が流れました
大好きだったミポリンが亡くなったことは今でも信じられず悲しいですが、亡くなったその日に訃報に接したことはせめてもの救いでした。わたしは、最近の大物芸能人や俳優の死去がなぜかリアルタイムで知らされず、「葬儀は近親者のみですでに終えたという」といった報道に接するたびに、強い疑問を抱いていました。「昭和」を代表する大スターであった石原裕次郎さんも美空ひばりさんも、亡くなったと同時にニュース速報が流れ、告別式には多くのファンが参列しました。まさに「スターの葬儀」でした。
最近の「知らせない」風潮に対して、あえて一言申しますが、歌手にしろ俳優にしろ、芸能人というのはファンあってのもの。ファンに支えられて生活し、輝かしい人生を送ってきたはず。ファンには長年応援してきた芸能人がこの世を去った日にそれを知り、その日に悲しむ権利があるはずです。わたしもファンだった高倉健さんがすでに亡くなっていたことを知ったときは非常に寂しい思いをしました。ブログ「スターの葬儀」で書いたように、西城秀樹さんが亡くなった日に訃報に接したファンは幸せだったたのではないでしょうか。わたしは、そう思います。
さらに言えば、美空ひばりさんや西城秀樹さんのように、青山葬儀所のような大きな会場できちんとお別れできることは、ファンにとっては最高のグリーフケアになることでしょう。坂井泉水さん、森光子さん、田中好子さん、忌野清志郎さんなどもの葬儀も行われた青山葬儀所は、現在、建て替えのために使用できません。また、幡ヶ谷にある代々幡斎場では、石原裕次郎、勝新太郎、黒沢明、森繁久彌などが荼毘にふされています。
あなたの葬儀に参列したいです!
あれだけ多くの人々から愛された中山美穂さんの葬儀およびお別れの会は、しかるべき会場できちんと行っていただきたいですね。関係者の皆様に、ぜひお願いしたいです。そして、ファンのみなさんはミポリンを心を込めて見送ってあげてほしいです。わたしも参列したいです。最後に、旅立ったその日に悲しませてくれたミポリンに感謝の想いを伝えたいです。ありがとう、ミポリン!
2024年12月6日 一条真也拝