「月刊仏事」に『「鬼滅の刃」に学ぶ』が紹介

一条真也です。
7日の夜、大阪から小倉に戻りました。
わたしは最近、意味のある偶然の一致である「シンクロニシティ」をよく体験するのですが、ブログ「加地伸行先生と対談しました」で紹介した対談の際、拙著『「鬼滅の刃」に学ぶ』(現代書林)に話題が及んだまさにそのとき、同書の書評記事が掲載されたというメールが届いて驚きました。媒体は、仏教界と供養業界の専門誌である「月刊仏事」7月号(鎌倉新書)です。

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「月刊仏事」2021年7月号

 

同誌には「供養関連書」というコーナーがあります。
そこに掲載された記事には、こう書かれています。
「昨年10月に公開された映画は興行収入歴代1位を獲得。最終話を掲載したコミック23巻の初版部数は395万部。電子版を含むシリーズ累計発行部数が1億5000万部を突破した(2021年2月)。関連グッズは売り切れが続出している。もはや社会現象と呼べる熱狂的な支持を受けているのが『鬼滅の刃』である。子どもだけでなく、幅広い世代にファンが多い。今や誰もが、一度はその名前を耳にしたことがあるだろう。本書は、そんな『鬼滅の刃』大ヒットの理由を解明する1冊である。著者は、かつて広告代理店のマーケティング・プランナーとして活躍し、冠婚葬祭事業を手がける株式会社サンレー代表取締役社長、そして 上智大学グリーフケア研究所客員教授一条真也氏。一条氏だからこそ書ける視点で、鬼滅の刃の著者も気づかなかった(だろう)、このコロナ禍で日本人の心の奥底に触れた作品の本質を考える。
本書は、『第1章「鬼滅の刃」という事件』『第2章「鬼滅の刃」の練習問題』『第3章「鬼滅の刃」が描く魂のルール』の3章構成。コロナ禍で、人類の力を超えた脅威に対する不安が渦巻き、そして『祭礼』さえ自粛しなければならない世相と、日本人が伝統的に持つ神道儒教、仏教という精神世界とを重ね合わせて、ブームを生んだ理由を読み解く。日本人の『こころ』の大きな転換点を感じ、これからどう生きていくべきかを考える大きなヒントをもらえる1冊である」

 

 

2021年7月8日 一条真也