一条真也です。
毎年恒例の「世界で最も美しい顔100人」ランキングが発表されましたね。
アメリカの映画情報サイト「TC Candler」が発表するものですが、2016年版では、昨年3位だった英スーパーモデルのジョーダン・ダンが1位に輝きました。また、昨年19位だった石原さとみが順位を上げ、日本人のトップとして6位に選出され、初のトップ10入りを果たしました。
クランクイン!配信の記事「『2016年世界で最も美しい顔』1位は英モデル 石原さとみはトップ10入り」には以下のように書かれています。
「同ランキングは毎年、一般からの推薦を参考にしてTC Candlerが候補者を絞り、最終決定する形式だ。毎年年末に発表になり、今年で27回目を迎える。今年、自己最高6位となった石原は2013年に初登場し32位、25位(2014)、19位(2015)とランクアップしたが、19位からのトップ10入りは大きな飛躍と言える。今回で5度目となる桐谷美令は、12位(2012)、46位(2013)、8位(2014)、31位(2015)から38位という結果に。年内でAKB48を卒業する“ぱるる”こと島崎遥香は4度目で、56位(2013)、50位(2014)、74位(2015)ときて今年92位に選出された。2015年に84位だった佐々木希は今年、圏外に。2014年から2年連続で1位だったk−popガールズグループ『AFTERSCHOOL』のナナは3位だった」
●2016年「世界で最も美しい顔100人」トップ10は以下の通りです。
1位 ジョーダン・ダン(イギリス/モデル)
2位 リザ・ソベラーノ(フィリピン・アメリカ/女優)
3位 ナナ(韓国/「AFTERSCHOOL」歌手)
4位 ゴルシフテ・ファラハニ(イラン/女優)
5位 チラン・ブロンドー(フランス/モデル・女優)
6位 石原さとみ(日本/女優)
7位 カミーラ・ベル(アメリカ・ブラジル/女優)
8位 ツウィ(台湾/「TWICE」歌手)
9位 アリシア・ヴィキャンデル(スウェーデン/女優)
10位 アリア・バット(インド/女優)
6位の石原さとみは、日本を代表する美女となりました。
今年は、ブログ「シン・ゴジラ」で紹介した大ヒット映画が世界的に公開されました。彼女は、重要な役で出演しており、その美貌を世界中に見せつけたことになります。これもトップ10入りの一因ではないでしょうか。また、TVドラマ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」でも主演し、キュートな演技を見せてくれました。わたしは基本的にテレビは観ない人間なのですが、今年は「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」と「逃げるは恥だが役に立つ」の2つのドラマはGYAO!で全話を観ました。そういえば、「逃げ恥」で主演の新垣結衣も「世界で最も美しい顔」ランキングに入ってもおかしくありませんね!
昨年は、前年に続いて、K−POPグループ「AFTERSCHOOL」のナナが1位に輝きました。また、スウェーデン出身の歌手Zara Larsson(ザラ・ロウション/12位)、ジャスティン・ビーバーやワン・ダイレクションのナイル・ホーランらとの熱愛も報じられているSeLena Gomez(セレーナ・ゴメス/38位)など、海外の著名アーティストも多数ランクインしました。
ちなみに、2年連続世界一に輝いたのは、これまでミシェル・ファイファー、ソフィー・マルソー、キーラ・ナイトレイのみです。
ナナは4人目の快挙を達成したことになりますね。
一昨年は、フランスの女優マリオン・コティヤールが1位に輝きました。
わたしが彼女の存在を初めて知ったのは、映画「エディット・ピアフ 愛の讃歌」で主演したときでした。わたしは、彼女のことを美女というより演技力の優れた実力派女優であると思いました。歌姫ピアフが乗り移ったような鬼気迫る演技に「憑依」という言葉さえ連想したことを記憶しています。実在の人物を演じる俳優とは一種の「霊媒」であるということを知りました。
ブログ「エヴァの告白」で紹介した映画でも素晴らしい演技でした。しかしながら、彼女を「世界最高の美女」というのは違和感がありましたが・・・。
2012年の1位はイギリスの女優エミリア・クラークでした。
HBOのドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のデナーリス・ターガリエン役で知られる人だそうです。わたしは、まったく彼女を知りませんでした。
そして2011年の1位は映画「ハリー・ポッター」シリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンでした。「あのハーマイオニーちゃんが世界一の美女とは!」と、非常に驚いた記憶があります。
考えてみれば、美意識というものは、文化が違えば当然異なるはず。
それを「世界一美しい顔」の統一ランキングが作られる背景には、「美のグローバリゼーション」のようなものがあるのでしょうか。
「ミス・インターナショナル」のようなアマチュアが参加するコンテストと違って、プロの女優・歌手・モデルなどを対象とするこのランキングには、各国のエンターテインメント・ビジネスの力関係も関係してくるでしょうね。
過去の美女も含むオールタイム・ランキングなら、どうでしょうか。
「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リー、「ローマの休日」のオードリー・ヘップバーン、「裏窓」のグレース・ケリーが私的ベストスリーですね。はい。
*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。
2016年12月31日 一条真也拝