最新刊の2冊がベストセラー1位に!

一条真也です。
本日、これまでの作家人生の中で最も嬉しい出来事がありました。新しい「一条本」として、16日にブログ『超訳 空海の言葉』で紹介した本が、17日にブログ『永遠の知的生活』で紹介した本が連日出版されました。


超訳 空海の言葉』と『永遠の知的生活



超訳 空海の言葉』(KKベストセラーズ)は、高野山金剛峯寺開創1200年の記念出版です。『永遠の知的生活』(実業之日本社)は、わたしが尊敬してやまない上智大学名誉教授の渡部昇一先生との対談本です。いずれも魂を込めて作った自信作で、今年を締めくくる良い仕事ができました。出版社および編集でお世話になった方々には心より感謝しています。


超訳 空海の言葉』が「密教」「仏教入門」でダブル1位に!



アマゾン「密教」関連ベストセラー



アマゾン「仏教入門」ベストセラー



その2冊が、本日、なんとアマゾンのカテゴリー・ランキングで「ベストセラー1位」に同時に輝きました。まずは『超訳 空海の言葉』が「密教」および「仏教入門」のランキングでダブルの1位になりました。読者の方にメールで教えていただき、とても驚きました。



永遠の知的生活』が「死生観」のランキングで1位に!



アマゾン「死生観」ベストセラー


アマゾン「人生論」ベストセラー



続いて、『永遠の知的生活』が「死生観」のランキングで1位に輝きました。
なお、アマゾンの中でも最激戦ジャンルの1つである「人生論」でも高順位をキープしています。2冊も同時に快挙を遂げるなんて、まったく思ってもみませんでした。アマゾンではカテゴリー1位になると、「ベストセラー1位」のタグがつくのですが、同日に同じ著者の著書2冊が同時にタグを取得するのは前代未聞のようです。



これも、ブログ「財布を紛失しました(´Д`。)」に書いたように、前もって厄落としをしたからでしょうか。わたしは、てっきり師走に不幸に見舞われたとばかり思っていたのですが、じつはこれが幸運を呼び込んだのかもしれません。いやはや、まさに「人生万事塞翁が馬」であります!



ところで、早速、「ベスト50レビュアー」こと不識庵さんがアマゾンに2冊のレビューを書いてくれています。毎回、「一条本」が出るたびにレビューの「一番槍」を届けてくれます。本当にいくら感謝してもし足りませんが、またそのレビューの内容が素晴らしい!



たとえば『超訳 空海の言葉』では、「空海が時空を超えて、いま、ここにおわします」のタイトルで、以下のように書いておられます。
「一条氏は空海について、次のとおり評しておられます。
『宗教家や能書家にとどまらず、教育・医学・薬学・鉱業・土木・建築・天文学・地質学の知識から書や詩などの文芸に至るまで、実に多才な人物』
その一条氏自身も経営者にして作家、大学客員教授にして小笠原礼法免許皆伝、稀代の読書家として知られています。空海と一条氏に親和性を感じるのは、私だけではないでしょう。しかし、本書は宗教書ではないこともあり、一般の読者の方々に空海の言葉を『わかりやすく』伝えるために、かなり思い切って『超訳』した箇所があることを一条氏は事前にことわっておられます。もっとも、本質をシンプルな言葉で表現した『超訳』であるからこそ、読み手に語りかけてくるかのような生気が本書には漲っています。ページを開けば、空海が時空を超えて、いま、ここにおわします」



また『永遠の知的生活』では、「“運命的な書籍との出会い”から“必然的な著者との対談” 」のタイトルで、以下のように書いておられます。
「『知的生活の方法』が刊行されたのは1976年(昭和51年)、渡部先生は当時46歳。一条氏が自らのバイブルとまで賞賛される『知的生活の方法』へのオマージュとして『あらゆる本が面白く読める方法』という『読書』をテーマにした本上梓されたのが2009年(平成21年)。当時、一条氏は46歳。なんというシンクロニシティ! “運命的な書籍との出会い”から“必然的な著者との対談”とでもいえばいいでしょうか。経営者、作家、読書人である一条氏の精神的な支柱が『知的生活の方法』であったことが如実にわかる対談内容です。蔵書は約15万冊、著書が700冊近く、総発行部数は3,000万部を超える渡部先生をゲーテに喩え、そのゲーテを崇拝してやまなかったエッカーマンのような心境で対話された一条氏にとって、これまでの活動を総括した『記念碑』ともいえる対談本ではないでしょうか」


このタオルを、不識庵さんに贈りたい!



いずれも、わたしを非常に買い被っておられる文章であり、穴があったら入りたい心境ですが、ここまで書いていただいて、本当に「かたじけなさに涙こぼるる思い」です。もう「神様、仏様、不識庵様」です。今や、「不識庵なくして 一条真也なし!」と叫びたい気分です。お礼に、ブログ「天下布礼タオル届きました!」で紹介した「天下布礼」の巨大ビーチタオルを不識庵さんにお贈りしたいと思います。果たして、喜んでくれるでしょうか?



わたしは、今日まで、かなりの数の本を書いてきました。
正直言って、売れた本もあれば、売れなかった本もあります。
しかしながら、「売りたい」とか「印税で金を儲けたい」などと思ったことは一度もありません。いつも、「世の中を少しでも良くしたい」と思いつめながら書いてきました。きれいごとを言うようですが、本心です。ですから、いたずらに社会を騒がすような「売らんかな」の炎上商法など絶対に認めません!
いずれにせよ、師走の出版業界に忽然と出現した『超訳 空海の言葉』および『永遠の知的生活』の2冊をどうぞよろしくお願いいたします!



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年12月19日 一条真也