一条真也です。
東京に来ています。14日の夕方から、「現代の賢人」である渡部昇一先生と対談させていただきました。ついに長年の念願が叶いました。
渡部昇一先生と対談しました
大いに語る渡部先生
場所は、渡部先生が愛用されているという吉祥寺のホテルでした。わたしは、対談の進行役である「出版寅さん」こと内海準二さんと大雨の四ツ谷駅で待ち合わせし、そこから中央線に乗って吉祥寺に向かいました。
さまざまなお話を拝聴しました
わたしも話させていただきました
対談は、以下のようなテーマを中心に行われました。
●読書が人生を豊かにする
●記憶こそ人生
●老いを豊かにするための知的生活
●日本人論 カミ文明圏とは何か
●歴史の見方 歴史の真実
とにかく勉強になりました!
ひたすら拝聴させていただきました
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最初は、わたしにとっての「恩書」である渡部先生の大ベストセラー&ロングセラー『知的生活の方法』の思い出から始まって、ブログ「渡部昇一先生」でで紹介した先生の世界一の書斎&書庫のお話、それから「四大聖人」「心学」「カミ文明圏」といった日本人の本質に迫るテーマを語り合い、最後は靖国神社を中心とした「鎮魂」「慰霊」の問題について意見交換をさせていただきました。
まことに幸せな時間でした
『思い出ノート』について説明しました
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対談は5時間にも及びましたが、わたしにとっては夢のような時間でした。渡部先生は本当に対談の名手というか、慈愛に満ちたお方で、浅学のわたしを相手に優しく問いかけて下さいました。おかげで、最初は憧れの方を前にして緊張していたわたしも次第にリラックスし、自分の考えを述べることができました。「記憶こそ人生」をテーマした対話では、拙著『思い出ノート』(現代書林)をお見せしながら、人生を記録し、さらにそれを暗記することを提案しました。渡部先生は、非常に興味深そうに聴いて下さいました。最後は、先生が記憶されている軍歌「戦友」をなんと14番まで歌っていただきました。わたしは、直立不動で拝聴しました。
正真正銘の「知の巨人」と対談させていただいたことは、わたしの生涯の誇りです。対談後は、吉祥寺の日本料理店で夕食を共にさせていただきました。わたしは渡部先生の真向かいの席に座らせていただき、八海山を飲み交わしながら再び読書談義をさせていただきました。
渡部先生、本当にありがとうございました。また、この対談の生みの親である東北大学大学院教授の江藤裕之氏にも心より御礼を申し上げます。
なお、この対談の内容は『永遠の知的生活』(仮題)として実業之日本社から発売される予定です。早ければ11月末の出版となります。
明日、8月15日は69回目の「終戦の日」です。もちろん、わたしは靖国神社を参拝いたします。渡部先生は歴史の「虹」を見ることの大切さを訴えておられますが、わたしは靖国神社で雨上がりの美しい「虹」を見たいです。
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*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。
2014年8月14日 一条真也拝