一条真也です。
ブログ「ベトナム2日目」に書いたように、10日の夕方、「恩福寺」という寺院を訪れました。ここは、“AN PHUOC PAGODA”とも呼ばれています。
恩福寺の看板
入口付近のようす
地蔵王菩薩の横には納骨堂が・・・
1万もの遺骨が納められた納骨堂のようす
中国広東省出身の永康老和尚が1967年に建立したもので、華僑を中心に1万体の遺骨が納められています。納骨堂に入ると、大量の遺骨箱には故人の生前の顔写真が貼られていました。スペースに限りがあるため、年間200ぐらいの遺骨は海に散骨するそうです。
納骨の費用ですが、最高額である500万ドン(2万5000円)をはじめ、一般的な30万ドン(1500円)、最も安い5万ドン(250円)、さらには料金を取らない人もいるそうです。ブログ「鎮魂の森プロジェクト」に書いたように、サンレーグループでは福岡県田川郡に樹木葬の霊園を作り、5万円からという日本でも最も安い価格設定を考えており、無縁社会を乗り越える拠点を目指しています。
それにしても、ベトナムの恩福寺の低価格には驚きました。
巨大な地蔵王菩薩
こういうものも見つけました
これは誰でしょうか?
二階への階段下には布袋が・・・
他にも驚いたことがあります。入口付近にある巨大な地蔵王菩薩です。
最初に地蔵王菩薩を見たときは圧倒されました。しかし、2階に上がると、そこはさまざまな宗教的イコンに満ちており、もっと圧倒されました。
もう仏教の諸仏から道教の神々、さらには関羽まで、とにかく中国人が信仰しそうなものは何でも揃っていました。さながら「宗教テーマパーク」のようでした。
同行していたサニーライフの大西孝英社長は「なんか、秘宝館みたいやね」とつぶやいていました。(笑)ああ、温泉地にあるやつですね。(苦笑)
二階へ上がると、三体の仏像が光る!
踊っているのか?
トラも登場します
おそらくは関羽でしょう
まるで宗教テーマパークです
みんな、夢中で撮影していました
ちょっとキッチュな印象もあり、かつて香港の観光名所として知られた「タイガー・バウム・ガーデン」を連想しましたね。わたしは、「鎮魂の森」を作った暁には、宗教公園のようなものを隣接させたいな」などと夢想しました。
*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。
2014年3月11日 一条真也拝