新しい儀式文化の創造に向けて

一条真也です。
一般社団法人・全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)から「互助会通信」第411号が送られてきました。今回は40周年記念号ということで、記念シンポジウム「新しい儀式文化の創造に向けて」が大きく紹介されていました。


「互助会通信」第411号



パネルディスカッションには、わたしも出演させていただきました。
わたし自身、学ぶところの多い非常に有意義な時間を過ごすことができました。正直言って、まったく時間が足らず、用意していた発言の10分の1ぐらいしか言えませんでした。再度このような機会があれば、ぜひ参加したいです。
詳しい内容については、ブログ「儀式文化創造シンポジウム」をお読み下さい。



「互助会通信」第411号



また同紙には、わたしが「互助会通信」に連載しているコラム「独言」も第一面に掲載されています。以下のような内容です。
「全互協創立40周年記念行事が東京で行われた。記念イベントとして、『新しい儀式文化の創造に向けて』というパネル・ディスカッションが開催された▼人生儀礼通過儀礼)の成立の過程などに触れつつ、全互協と加盟互助会が人生儀礼にどう取り組むべきかを探ったが、広い会場が満員になった▼テーマは三つ。第一は『人生儀礼とは何か』、第二は『人生儀礼を現代において再生するにはどのような方法があるか』、そして第三は『互助会が今後できること、そして担うべきこと』である▼私は、人間は儀式を行うことによって不安定な『こころ』を安定させ、幸せになれると述べた。儀式とは、幸福になるためのテクノロジーなのである▼日本における儀式は『年中行事』と『人生儀礼』の二つに大別できるが、これらは『時間を生み出す』役割を持っていた。これは『時間を愛でる』に通じる▼七五三や成人式、長寿祝いといった人生儀礼とは人生の季節、人生の駅である。日本人は、季語のある俳句のように、儀式によって人生という時間を愛でてきた▼それはそのまま、人生を肯定することにつながる。そう、儀式とは『人生肯定』の崇高な営みだ。今後も、人間を幸福にする新しい儀式が生まれることだろう(一条)」


「互助会通信」第411号



同紙にはさらに、ブログ「全互協創立40周年記念式典」で紹介したセレモニーや祝賀会の様子が紹介されました。
いろいろと思うところがあった祝賀会でしたが、全互協の初代会長であるサンレーグループ佐久間進会長が挨拶をし、写真も掲載されています。佐久間会長の詳しいメッセージ内容は、ブログ「佐久間会長メッセージ」をお読み下さい。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2013年11月3日 一条真也