一条真也です。
ブログ「戦国武将面」が大反響ですが、特に織田信長公の面が秀逸です。
信長公は「天下布武」という言葉でよく知られています。
武力によって、天下を制圧するという野望を示す言葉ですね。
信長公は「天下布武」を唱えました
しかし、わが座右の銘は「天下布武」ではなく、「天下布礼」です。
もともと、サンレーの創業時に佐久間進会長が掲げていたスローガンです。
2008年、わたしが上海において再び社員の前で打ち出しました。
言うまでもなく、中国は孔子の国です。2500年前に孔子が説いた「礼」の精神こそ、「人間尊重」そのものだと思います。上海での創立記念式典で、わたしは多くの社員の前で「天下布礼」の旗を掲げたのです。
わたしたちは「礼」という「人間尊重」思想で世の中を良くしたいのです。
わたしは「天下布礼」の旗を掲げています
わが社の小ミッションは「冠婚葬祭を通じて良い人間関係づくりのお手伝いをする」というものです。冠婚葬祭ほど、人間関係を良くするものはありません。そして、わたしたちの理想はさらに大ミッションである「人間尊重」へと向かいます。太陽の光が万物に降り注ぐごとく、この世のすべての人々を尊重すること、それが「礼」の究極の精神です。だから、わたしは「礼」の精神が誕生した中国の地で「天下布礼」という言葉を持ち出したのです。
上海での記念祝賀会では、「摩天楼そびゆる魔都の宴にて 天下布礼の旗を掲げん」という短歌を披露しました。まさか、その5年後に「礼の実践」を評価されて第2回「孔子文化賞」を授与されるとは夢にも思いませんでした。
天下、つまり社会に広く人間尊重思想を広めることがサンレーの使命です。
わたしたちは、この世で最も大切な仕事をさせていただいていると思っています。これからも冠婚葬祭を通じて、良い人間関係づくりのお手伝いをしていきたいものです。また、わたしが大学で教壇に立つのも、講演活動を行うのも、本を書くのも、さらには庸軒として道歌を詠むのも、すべては「天下布礼」の一環であると考えています。最後に、「天下布礼」にはユーモアが欠かせません!(笑)
織田信長公とともに
*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。
2013年5月31日 一条真也拝