「劇場版『鬼滅の刃』無限城編」が興収400億突破

一条真也です。30日、ブログ「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」で紹介したアニメ映画(2025年7月18日公開)が公開255日間で日本国内での観客動員数2734万5654人、興収400億2394万3700円を記録したことが発表されました。

ヤフーニュースより

 

歴代興収ランキングは、ブログ「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」で紹介した国内歴代1位となる興収407.5億円を突破した前作(2020年10月公開)に続き、2位にランクインしており、日本映画として史上2作目の大台400億円を突破しました。なお、興収400億円突破は公開から254日間となっています。


「アニメ!アニメ!」より

 

「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」は、公開3日間で興収55.2億円を突破し、日本で公開された映画史上でオープニング成績、初日成績、単日成績という3つの記録を更新。前作『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を公開初日から上回る興収ペースを公開143日間まで維持し、日本映画史上、最速で興収100億(公開8日間)、200億(公開23日間)、300億(公開46日間)を突破していました。興収ペースが落ちつつも大台の興収400億円突破を狙えるペースは維持しており、4月9日の終映前に今回、興収400億円突破となりました。



■「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の興行成績の推移
(公開日2025年7月18日)

公開初日
興収16億4605万4200円、動員数115万5637人
※初日成績 歴代No.1(興行通信社調べ)
公開3日間
興収:55億2429万8500円、動員数:384万3613人※オープニング成績 歴代No.1(興行通信社調べ)
公開4日間
興収:73億1584万6800円、動員数:516万4348人
公開8日間
興収100億円突破
公開10日間
興収128億7217万6700円、動員数:910万4483人
公開17日間
興収176億3955万7600円、動員数:1255万8582人
公開23日間
興収200億円突破
公開25日間
興収220億7219万1500円、動員数:1569万8202人
公開31日間
興収257億8265万6600円、動員数:1827万2941人
公開38日間
興収280億8769万4600円、動員数:1982万5555人
公開45日間
興収299億8348万3800円、動員数:2110万2792人
公開46日間
興収300億円突破
公開52日間
興収314億2591万6900円、動員数:2200万7405人
公開60日間
興収330億5606万6300円、動員数:2304万2671人
公開66日間
興収340億1149万0700円、動員数:2362万1279人
公開73日間
興収350億6433万1400円、動員数:2426万6753人
公開80日間
興収357億円、動員数2470万人
公開88日間
興収364億円、動員数2511万人
公開94日間
興収367億円、動員数2533万人
公開101日間
興収371億円、動員数2554万人
公開109日間興収375.3億円
公開115日間:興収377億円
公開122日間:興収379億2758万9200円
公開130日間:興収381.5億円
公開136日間:興収383.3億円
公開143日間:興収384.6億円
公開150日間:興収385.3億円
公開157日間:興収386.1億円
公開164日間:興収387.1億円
公開171日間:興収389億円
公開179日間:興収390.3億円
公開185日間:興収390.8億円
公開192日間:興収391.4億円
公開199日間:興収391.9億円
公開206日間:興収393.2億円
公開213日間:興収394.3億円
公開221日間
興収396億円、動員数2710万人
公開228日間
興収397億1077万400円、動員数2715万6508人
公開234日間:興収397.9億円
公開241日間:興収398.4億円
公開248日間:興収399.3億円
公開254日間:興収400億円突破
公開255日間
興収400億2394万3700円、動員数2734万5654人



「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」興行成績の推移
(公開日2020年10月16日)

公開初日
興収12億6872万4700円、動員数91万507人
公開3日間
興収46億2311万7450円、動員数342万493人
公開10日間
興収107億5423万2550円、動員数798万3442人
公開17日間
興収157億9936万5450円、動員数1189万1254人
公開24日間
興収204億8361万1650円、動員数1537万3943人
公開31日間
興収233億4929万1050円、動員数1750万5285人
公開59日間
興収302億8930万7700円、動員数2253万9385人
公開101日間
興収365億円、動員数2667万人
公開108日間
興収368億円、動員数2688万人
公開115日間
興収371億円、動員数2707万人
公開122日間
興収374億円、動員数2727万人
公開129日間
興収377億円、動員数2745万人
公開136日間
興収381億円、動員数2768万人
公開143日間
興収384億円、動員数2787万人
公開150日間
興収386億円、動員数2800万人
公開157日間
興収387億円、動員数2812万人
公開164日間
興収390億円、動員数2830万人
公開171日間
興収394億円、動員数2857万人
公開178日間
興収396億円、動員数2869万人
公開185日間
興収397億円、動員数2876万人
公開192日間:興収397.8億円
公開202日間
興収398.8億円、動員数2887万人
公開206日間
興収399億円、動員数2890万人
公開213日間
興収399.7億円、動員2893万人
公開220日間
興収400.1億円、動員数2896万人
*最終興収407.5億円

「鬼滅の刃」に学ぶ』(現代書林) 



わたしは本を書いたほど、「鬼滅の刃」という物語に心を奪われています。社会現象にまでなった大ヒットの本質を発見しました。その本質について、わたしは前作『「鬼滅の刃」に学ぶ』(現代書林) を上梓し、かなりの話題となりました。前回のブームには、漫画の神様である手塚治虫の存在や、現代日本人が意識していない神道や儒教や仏教の影響を見ることができました。わたしは日本人の「こころ」は神道・儒教・仏教の3つの宗教によって支えられていると思っています。神道・儒教・仏教の三大宗教を平和的に編集し、「和」の国家構想を描いたのは聖徳太子ですが、江戸時代に「神仏儒正味一粒丸」を唱えたのは二宮尊徳でした。そして、「鬼滅の刃」の主人公・炭治郎には尊徳の幼少期である二宮金次郎の面影が宿っています。わたしは、前回と同じく今回のブームも単なる経済的な効果を論じるだけではない、大きな転換点を感じています。5年前は、新型コロナウイルスの感染におびえ、祭礼や年中行事を行うことができなかった日本人にとっての精神的免疫とでもいうべき存在が「鬼滅の刃」でした。

「鬼滅の刃」と日本人』(産経新聞出版)

 

昨年末、わたしは「鬼滅の刃」と日本人(産経新聞出版)を書きました。「鬼滅の刃」は、家族・共同体・儀礼といった炭治郎が喪ったものを、1つ1つ再構築していく物語です。言い換えれば、それは彼自身にとっての「精神的故郷」を再建する物語であるのです。物語の冒頭で炭治郎は一家を喪い、帰るべき家を失いました。しかし鬼殺隊に入り、擬制的な親族関係を築き、死者と交感し、共同体に加入し、さらに儀礼を継承することで、失われた家族は別のかたちで再生されていきます。これらの諸要素はすべて、炭治郎が行う「故郷の再建」として読むことができます。同時に、「鬼滅の刃」が描いているのは、炭治郎個人の精神的故郷にとどまりません。「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」が新記録を達成するまで、あと約7億円。じゅうぶんに射程圏であると思います。なんとか偉業樹立の瞬間を心待ちにしています。俺は絶対にあきらめない!


俺は絶対にあきらめない!

 

*よろしければ、佐久間庸和ブログもお読み下さい!
https://tenkafurei.hatenablog.com/

 

2026年3月30日  一条真也