一条真也です。
9日の夜、門司港にある料亭「三宜楼」で開かれた小倉ロータリークラブの「夫人同伴観月会」に参加しました。
三宜楼の入口
歴史を感じさせます
非常に趣のある造りです
今夜は満月をイメージした装いで・・・
三宜楼は、かつての門司港の繁栄を物語る料亭です。往時は、門司港料亭トップ3の一画とも伝えられています。昭和6年に建てられた三宜楼は、木造3階建てで、現存する料亭の建屋としては九州最大級とのこと。かの出光佐三翁も足しげく通ったといいます。
観月会のようす
三宜楼の歴史を動画で紹介
観月会のしつらい
今夜は夫婦で参加しました
栄華を誇った三宜楼も、昭和30年頃には廃業。その後平成17年には売りに出されることになりました。 それを聞いた地元の有志たちが、「 三宜楼を保存する会」を結成し、募金と保存を求める署名活動を開始。1年の間に、募金1900万円と16000名の署名を集め、平成19年には、「保存する会」が所有権を取得。その後北九州市に寄贈され、平成24年保存修理工事に着手、平成26年3月には本体工事を終えました。 甦った 三宜楼は、門司港を愛する8つの団体によって構成された「三宜楼運営協議会」が、建物を借り受け運営しています。
満月をイメージしたお椀
ふぐ菊花ちらし
ネギの下にはフグのぶつ切りと皮が・・・
フグの唐揚げが美味しかった!
この日の「婦人同伴観月会」では、新たに小倉ロータリークラブに入会されたばかりのトップ保険サービスの野嶋社長ご夫妻がわたしたち夫婦の向かい側に座られました。野嶋社長はわたしの高校の同級生で親友の1人であり、野嶋夫人とうちの妻も旧知の仲ですので、4人で大いに会話が盛り上がりました。
3階で月を見る人びと
見事な月の横には龍のような雲が・・・
龍雲が月に吸い込まれていきました
古い着物や鬘が展示されていました
この日は「中秋の名月」の前夜ということで、三宜楼の3階の窓から月がよく見えました。その月のすぐ近くには龍のような形の雲があったのですが、その龍雲がすーっと月の中に吸い込まれていくという神秘的な光景もカメラに収めました。この日は、美味しいフグ料理に舌鼓を打ちながら、6月5日に行った長女の結婚披露宴にご参列いただいたロータリアンの方々に夫婦で御礼を申し上げました。帰りは、野嶋夫妻のご好意でタクシーに同乗させていただきましたが、帰宅すると、わが家の庭の上空にも見事な月が輝いていました。
わが家の庭の上空の月
2022年9月10日 一条真也拝