一条真也です。
11日、映画監督の雑賀俊朗氏とプロデューサーの藤田修氏に松柏園ホテルでお会いしました。雑賀監督とは本当に久々の再会です。面談の後、サンレーの企画責任者である山下常務も加わって3人で松柏園で会食しました。
雑賀俊朗監督と
ブログ「レッドシューズ」で紹介した雑賀監督の2022年の作品に、わたしはチョイ役で出演させていただきました。雑賀監督には、他にも、ブログ「カノン」で紹介した中国のアカデミー賞とされる金鶏百花映画祭の国際映画部門で 最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀女優賞の三冠を達成した2016年の映画やブログ「レディ加賀」で紹介した今年公開の話題作もあります。
久々の再会を祝してカンパイ!
「レディ加賀」は、石川県の加賀温泉を盛り上げるために旅館の女将たちが結成したプロジェクト「レディー・カガ」を題材に描く人間ドラマですが、女将たちのタップダンスのイベントがハイライトです。いよいよイベントが開催された日、ステッキ・ダンスの本番直前に出演者の1人がステッキを折ってしまいます。しかし、小芝風花演じる主人公の由香は女将修行で風呂掃除したときを思い出して、「そうだ、ステッキの代わりにデッキブラシを使えばいい!」と思いつくのです。
その他にも、さまざまなトラブルが「これでもか、これでもか」と波状攻撃で襲いかかってくるのですが、由香をはじめとしたレディ加賀のメンバーたちは次々に奇想天外な方法で乗り切っていきます。わたしは、ここに一番感銘を受けました。「レディ加賀」は「レッドシューズ」よりずっと面白かったです。「レッドシューズ」は全編ストレスフルな物語でしたが、「レディ加賀」はトラブル続きでも明るいところが良かったです。そのことを雑賀監督に率直に申し上げると、監督は苦笑いしていました。
それから、来年1月17日公開予定の映画「君の忘れ方」についてお話しました。グリーフケアの話には、雑賀監督も興味を示されていました。同作の原案になった拙著『愛する人を亡くした人へ』(PHP文庫)をお渡ししたら、解説を町田そのこ氏が書かれていることに驚かれていました。雑賀監督も町田氏をよく御存知なのです。その町田氏のブログ『ぎょらん』やブログ『夜明けのはざま』で紹介した葬儀小説の大傑作の映画化について意見交換しました。雑賀監督も次回作を北九州市で撮影するプランもあるようで、楽しみにしています。今日は、大好きな映画の話をたくさんできて至福の時間を過ごすことができました。
2024年11月12日 一条真也拝