一条真也です。
9日、ブログ『わたしの知る花』の最後に書いたように、作家の町田そのこ氏にひまわりの花束を贈らせていただきました。ブログ記事を読んだ多くの方々から「町田先生は喜んでくれましたか?」との質問を受けました。
町田そのこ氏に贈った花束
結論から言うと、町田氏は大変喜んで下さいました。サンレーグループの生花会社である「オラシオン」の木原取締役が町田氏の御自宅に届けてくれたのですが、彼から「只今、町田先生に花束とお菓子をお渡しいたしました。大変喜んでおられまして、佐久間社長によろしくお伝え下さいとのことでした」とのLINEメッセージが届きました。お菓子というのは、井筒屋で求めたモロゾフのマドレーヌと焼き菓子の詰め合わせで、ひまわりと同じ丸くて黄色いものを選びました。町田氏のお口に合えばいいですが。
町田氏から送られた花束の写真
町田氏からも連絡があり、「あまりにも華やかで豪華なひまわりの花束をちょうだいしました。こんな花束をいただいたのは、生まれて初めてかもしれません。多大なお心遣い、ほんとうにありがとうございます。今日はこのひまわりを眺めて過ごそうと思います」との過分なお言葉を頂戴しました。その後、「思えば前回も素敵な花束をいただいたので、初めてと言うのは失礼でした、すみません。でもこのあまりに鮮やかな黄色を見るととても感動してしまい・・・。何度感謝を伝えても足りません」とのメッセージが届きました。この文面に感激してしまいました。
5月13日にも花束を贈らせていただきました
前回というのは、今年の5月13日のことです。ブログ「町田そのこ氏と対談しました」で紹介したサンレーグループの全国葬祭責任者会議の特別対談として町田氏とわたしのトークショーが行われましたが、最後にわたしから町田氏に花束贈呈をしました。わたしが「『ぎょらん』や『夜明けのはざま』を書いていただき、多くの方々が葬儀の大切さを知りました。映画『おくりびと』の原案となった『納棺夫日記』を書かれた青木新門氏もお亡くなりになられましたが、町田そのこさんという希望の光を得ました。また、『ぎょらん』と『夜明けのはざま』は、わが社の社員に深い感動と勇気と仕事への誇りを与えていただきました。本当にありがたかったです。心からの感謝を込めて」と言って花束をお渡ししました。それから約4ヵ月後、わたしはまた町田氏に花束をお贈りしたわけです。
前回の花束を持った町田そのこ氏と
町田氏から届いたメッセージの返信に、わたしは「『わたしを知る花』にインスパイアされた花束です。喜んでいただいて嬉しいです。わたしの感謝の想いは、まだまだ表現しきれていません」とのメッセージをお送りしました。また、町田先生の喜びを知った木原取締役からは「花束を作ったスタッフにも町田先生のお言葉を伝えたいと思います。とても励みになると思います」との連絡がありました。わたしは、『わたしの知る花』をたくさん購入して、オラシオンの全スタッフに贈るように指示しました。
今回、わたしが花束をお贈りしたのは、拙著『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)がPHP文庫化されることになり、その解説を町田氏が書いて下さったからです。それはそれは感動的な解説でした。そして、町田氏の最新作『わたしの知る花』で重要な役割を果たすひまわりの花束を実際に贈らせていただいた次第です。
ここでは全文を紹介しませんが、町田氏の優しいメッセージに触れ、コンパッション(COMPPASSION)のPはプレゼント(PRESENT)のPであったことを思い出しました。このPは「こころ」の平安(PEACE)をもたらすPでもあります。思いやりのある文章にしろ、花束やプレゼントにしろ、冠婚葬祭にしろ、「こころ」を「かたち」にするのは良いものですね!
2024年9月9日 一条真也拝