還暦を迎えました

一条真也です。5月10日になりました。
わたしの60回目の誕生日が来ました。そう、還暦を迎えたのです。誕生日といえば、57回目も58回目も59回目もコロナ禍の最中でしたので自宅で静かに過ごしました。今年は一昨日の5月8日からコロナが5類に移行したこともあり、9日から東京に出張しています。10日には山形に、11日には横浜に移動します。

60回目の誕生日を迎えました

 

書斎にかけてある「庸軒ごよみ2023」の今月の道歌は、「この世をば続けるための仕組みこそ われらの仕事そのものと知る」です。SDGsについて詠んだ歌ですが、17の目標があるSDGsとはつまるところ人類が存続するための生存戦略であると思います。ならば、結婚式や葬儀といった冠婚葬祭は人類存続の最重要戦略であるというのがわたしの考えです。

ついに還暦を迎えました!

 

それにしても、60歳です。60歳といえば、ジンギスカンコロンブスドストエフスキーゲイリー・クーパー日蓮森鴎外小津安二郎手塚治虫前田利家といった人々が亡くなった年齢です。世間では、30歳前後のことを「アラサー」、40歳前後は「アラフォー」、50歳前後は「アラフィフ」と呼びます。60歳前後は伝説の名俳優・嵐寛寿郎をもじって「アラカン」と言うとか。わたしも、ついに還暦を迎えました。


小倉RCの還暦祝いで赤のパンツを被る

 

還暦は「第二の誕生」とされ、生まれ直すといって赤子のように赤色の衣服や頭巾などを贈って祝います。還暦に贈る赤色は、赤子に贈る赤い品々になぞらえています。赤色は、朱色や紅色なども含めて祝意を表すもので、縁起物や祝事の膳椀、酒樽などに使用されました。それとともに、魔除けの意味でも赤色は重視されました。今年の正月に開催された小倉ロータリークラブの還暦祝いで、わたしは赤のパンツを頭に被って祝っていただきました。

煉獄杏寿郎も今日が誕生日!

 

河合吉成、王貞治、ノッポさん、桑原武夫、一条真也(5・10生)の名言から考える『志』」というネット記事によれば、世界の王貞治氏をはじめ、多くの有名人がわたしと同じ5月10日生まれだそうです。それから、なんと、「鬼滅の刃」の炎柱である煉獄杏寿郎の誕生日というではありませんか! この驚愕の事実は、秘書の織田さんが一昨年教えてくれました。さらに驚愕の事実は、煉獄杏寿郎の身長は177センチで、わたしと同じなのです。


「日経電子版」より

 

他にも、わたしと同い年の有名人はたくさんいます。同じ生年でまず頭に浮かぶのは、俳優の唐沢寿明さん、加藤雅也さん、お笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功さん、松本人志さん、作家の京極夏彦さん、重松清さん、イラストレーター・作家・俳優としてマルチに活躍するリリー・フランキー さん、アナウンサーの宮根誠司さん、プロ野球福岡ソフトバンクホークス」の元監督の工藤公康 さん、それからジョニー・デップブラッド・ピットといった海外の大物俳優も同じ年の生まれです。


生きていることに感謝あるのみ!

 

ここ数年は、コロナ禍のせいで誕生日を祝ってもらえなかった人も多いでしょう。誕生日を祝うとは、「あなたがこの世に生まれたことは正しいですよ」と、その人の存在を全面的に肯定すること。人間関係を良くするうえで、これほど大切なことはありません。わたしは、ハートフル・ソサエティとは、「おめでとう」と「ありがとう」が行き交う社会であると考えています。ですから、「誕生日おめでとうございます」と言われたら、素直に「ありがとうございます」と答えたいです。

60回目の『論語』の通読も行いました

 

前夜、60回目の『論語』の通読も無事に終えました。わたしは、『論語』とは船のような存在であると思っています。人生の荒波を超えて無事に航海していける船だと思うのです。孔子が説いた「志学」や「而立」や「不惑」や「知命」や「耳順」や「従心」といったものは、人生の港ではないでしょうか。『論語』という船に乗れば、安全に次の港に辿りつけるような気がしてなりません。「知命」港を出てから早10年。ついに60歳の「耳順」港に辿り着きました。次は70歳の「従心」港を目指します。

次回作のツインブックスをお楽しみに!

 

作家活動の方ですが、次回作『ウェルビーイング?』と『コンパッション!』のツインブックスがオリーブの木から6月初旬に刊行されます。続いて、「バク転神道ソングライター」こと宗教哲学者の鎌田東二先生との神道についての対談本『神話と儀礼』(仮題、現代書林)を8月に刊行予定です。それから、『年長者のマナー』(仮題、主婦と生活社)を10月に刊行予定。『子どもの倫理』(仮題、弘文堂)も年内には刊行したいですね。わたしが出演したTV番組「グリーフケアの時代へ」は9月に放映され、その後は劇場映画としてバージョンアップされて公開されます。拙著『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)を原案とする映画「君の忘れ方」(仮題)はいよいよ9月からクランクインします。わたしも出演予定です。還暦を迎えても、「天下布礼」を目指して全力で走り続ける覚悟ですので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

これからも、よろしくお願いいたします!

 

2023年5月10日 一条真也