東京から山形へ

一条真也です。
昨夜は銀座強盗があった宝石店「クォーク銀座888店」の隣のカラオケ店「エスタード銀座」で深夜まで歌いまくりました。永ちゃん、サザン、ジャニーズなど20曲ぐらいは歌ったでしょうか? 光GENJIの「ガラスの十代」も歌いました。わたしは、「鋼の六十代」を目指したいと思います。(笑)


還暦の日の朝食はルームサービスで


60回目の誕生日=還暦を迎えた5月10日の朝、わたしは東京の日比谷にあるホテルで目を覚ましました。朝食をルームサービスで取ったのですが、60歳になって初めて食べる朝食は美味しかったです。還暦を迎えると、すべてが新鮮に思えます。目玉焼きの卵の黄身もいつもは1個しか食べないのですが、今日は特別に2個食べました。


東京駅の前で


東京駅の丸の内口で

 

朝食を済ませた後は、ホテルのロビーで映画関係の打ち合わせをしました。拙著『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)を原案とするグリーフケア映画がいよいよ9月からクランクインすることになり、配役などの調整が大詰めとなっているのです。打ち合わせ後はチェックアウトしてから、東京駅に向かいました。


山形新幹線のホームで


山形新幹線つばさ137号の車内で


まずは昼食の駅弁を食べました


駅弁の内容はこんな感じ

 

東京駅に向かったのは、全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の移動理事会に参加するため、山形に向かうためです。山形新幹線のホームで、全互連の正副会長のみなさんにお会いしました。みなさんから「還暦おめでとうございます!」と声をかけられて恐縮しました。その後、12時発の東北・山形新幹線つばさ137号に乗りました。車内ではまず、駅で買っておいた駅弁を食べました。「政宗公御膳」という幕の内弁当ですが、60歳になって初めて食べる駅弁です。還暦を迎えると、何もかもが新鮮!


食後は次回作の校正作業をしました

 

食後は、コーヒーを飲みながら次回作『ウェルビーイング?』と『コンパッション!』(ともに、オリーブの木)の校正作業を行いました。昨日、「出版寅さん」こと内海準二さんからプリントアウトされた再校を受け取ったのです。還暦を迎えた日に、同じ新幹線車内の同志たちに囲まれて次回作の校正をするなんて、再校じゃなくて最高の幸せであります!


もちろん読書もしました

 

その後は、コーヒーを飲みながら読書をしました。この日は、『二宮翁夜話』二宮尊徳著(中公クラシックス)を再読しました。篤農家にして求道者、そして何より再建のプロである二宮尊徳(1787年~1856年)の晩年の語録集です。尊徳は江戸後期の農政家で、名は金次郎。相模国栢山村(現、小田原市)の農家に生まれました。家の没落に遭いますが、20歳で一家を再興します。小田原藩家老・服部家の家政再建を任され、それを契機に藩主大久保忠真に見出され、分家宇津家の下野国桜町領の再建を成功させました。小田原藩領の農村救済に「報徳仕法」を実施し、実践的合理主義と精神主義を折衷する篤農哲学を披露し、老中水野忠邦に幕府役人に取り立てられると「日光領仕法雛形」を作成したことでも知られています。現在、わたしは「コンパッション都市」づくりを目指していますが、鎌田東二先生から「二宮尊徳こそ、コンパッション共同体づくりの先駆者」と教えられ、次回作『コンパッション!』にもそのことを書いたばかりです。還暦となった日に読む本として、この『二宮翁夜話』を選びました。


JR山形駅に到着しました


ようこそ山形へ!

 

JR山形駅には14時42分に到着しました。まずは山形駅西口のホテルにチェックインしてから、送迎バスにて結婚式場「パレスグランデール」へ。冠婚葬祭互助会のジョインさんが経営する施設です。ここを訪れたのは、ブログ「山形の『お別れ会』」で紹介した2021年3月8日に開催されたジョイングループ相談役の故武田義弘様の「お別れの会」に参列させていただいて以来です。全互連の各地の仲間たちに会うのも久々なので、とても楽しみです!

 

2023年5月10日 一条真也