墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない。夜眠るとき、我々は素晴らしいことをしたと言えること、それが重要だ。
（スティーブ・ジョブズ）
一条真也です。
言葉は、人生をも変えうる力を持っています。今回の名言は、スティーブ・ジョブズ（１９５５年～２０１１年）の言葉です。彼は、アップル創業者です。常に革新的な技術を世に送り出し、現在のＩＴ社会をけん引しました。２０１１年、５６歳で没。日本通としても知られています。
今日、全世界に普及したスマートフォンの存在を誰が予見できたでしょうか。ジョブズだけが、その価値を知っていました。ゆえにそれを作りだせたのでしょう。彼の独創性はスマートフォンだけに限りません。１９７５年、ウォズと共にＡｐｐｌｅ Ｉを開発し、翌７６年に販売。その利益で、ジョブズ・ウォズ・マークラで「アップルコンピュータ」を設立します。ジョブズは最初の成功を手にしますが、１９８５年にアップルＣＥＯを辞任します。
成功にしがみつかない彼の生き方は、この「墓場で一番の金持ちになることは私には重要ではない。夜眠るとき、我々は素晴らしいことをしたと言えること、それが重要だ」という言葉に象徴されています。アップルが経営危機に陥ると１９９７年、アップルＣＥＯに暫定で復帰します。ｉＭａｃを発売し、その再建を実現すると、次はｉＴｕｎｅｓ、ｉＰｏｄ、Ｍａｃ ＯＳ Ｘなどを発売します。
２００７年、ｉＰｈｏｎｅを発売。２０１０年、ｉＰａｄを発売。次々に新たなイノベーションを成し遂げ、新製品を生み出し続けた彼ですが、２０１１年、５６歳の若さで死去。ジョブズは奇行や過激な発言をもって語られることが多いですが、彼の影響を受けた若者の数もまた多く存在しています。なお、このジョブズの言葉は、『死を乗り越える名言ガイド』（現代書林）に掲載されています。
２０２３年４月５日 一条真也拝
