時代は、コンパッション!

コンパッションの伝道師」こと一条真也です。(笑)
東京に来ています。13日の朝は赤坂見附の定宿で目覚めましたが、時計代わりにテレビをつけたら、ACジャパンの広告が流れました。これまでに1度だけ観たことがあったCMですが、とても感動して、心に強く残りました。「たたくより、たたえ合おう。」という公共広告です。


コンビニのレジ待ちの列を舞台にラッパーの呂布カルマや高齢者、店員らが互いを思いやるラップを披露する全国キャンペーンCMです。ここに登場する「寛容ラップ」は「不寛容な時代~現代社会の公共マナーとは」がテーマ。「たたくより、たたえ合おう。」というコピーのもと、ラップバトルで相手を尊重し認め合う大切さ、そこから生まれる交流を伝えるストーリーです。手話とオープンキャプションの字幕対応も取り入れています。企画制作は、わたしの古巣の東急エージェンシー。いい仕事するじゃん!


このCMは、ACジャパンが昨年7月1日から放送・掲載をスタートした2022年度公共広告21作品の1つです。「寛容ラップ」がTwitterのトレンド入りを果たすなど話題となったそうで、かなり有名のようです。わたしがテレビを見ない人間なので知らなかっただけで、わが社の社員にLINEで紹介すると、みんなよく知っていました。それでも、ブログ「コンパッション報道」で紹介した振り袖墨汁事件への松柏園ホテルの対応に大きな反響があった直後に見ると、心に染みた人が多かったようですね。松柏園ですが、ヤフーニュースのコメントTwitterのツイートも多数いただいております。松柏園ホテルの公式HPのPVはなんと600%以上となっており、昨日は、TBS系日曜日放送の「アッコにおまかせ」からも取材依頼がありました。

まさに「コンパッション」そのもの!

このCMの「たたくより、たたえ合おう。」というコピーは、まさに「コンパッション」そのものです。この秀逸なコピーに触発されて、わたしも「コンペティションよりコンパッション!」というコピーを思いつきました。「コンペティション」とは競争という意味ですが、「競い合いより、思いやり」というメッセージですね。じつは、昨日の東京での出版ミーティングで、『コンパッション!』という本を書くことが決定しました。出版社は、『葬式不滅』の版元であるオリーブの木。新しいコンセプトには、新しい出版社が似合います。『コンパッション!』では、フレッシュなデザインでウィズコロナ、アフターコロナ時代を見据えたメッセージをお届けしたいと思います。さらに、産経新聞出版社からは『供養には意味がある』(仮題)を3月に刊行することが決定。どうぞ、お楽しみに!


ラップは、コンパッション・レッドで行きたいYo!

 

それにしても、呂布カルマのラップは最高ですね! 意外に思われるかもしれませんが、じつは、わたしはラップ大好き人間です。本当は、ラッパーになりたいと思っていました。わたしは短歌をたしなみますが、言葉に韻を踏ませてメッセージを強化する点は、短歌(特に、メッセージ性の強い道歌)もラップも同じですね。かつて、わたしは「また会えるから」というグリーフケア・ソングを作詞したことがありますが、「コンパッション!」というラップ・ミュージックも作詞したいと思いました。Yo!Yo! コンペティションよりコンパッション♪ 競い合いより思いやり♪ Yeah!」といった感じです。(笑)昨夜、新宿の伊勢丹メンズ館で還暦用の赤いボルサリーノを買ったので、それを被ってパフォーマンスしたいYo!



そして、赤いボルサリーノには赤のレザージャケットを合わせたいと思います。ブログ「花束贈呈と舞台挨拶」で紹介したように、昨年12月9日にリバーウォーク北九州内にあるシネコンのT・ジョイで行われたブログ「レッドシューズ」で紹介した映画の北九州先行上映の舞台挨拶で、主演の朝比奈彩さんと松下由樹さん、雑賀俊朗監督に花束をお渡ししました。そのとき、赤のレザージャケットを着ました。「レッドシューズ」にはパッション(情熱)とコンパッション(思いやり)の両方が描かれていますが、そのイメージカラーはレッド。わたしはコンパッションの色も赤と決め、勝手に「コンパッション・レッド」と呼んでいます。そして、グリーフケアのイメージカラーはブルー。わが社のマークはレッド&ブルーですが、これは、冠婚&葬祭という意味に加えて、コンパッション&グリーフケアの意味があると考えています。


シングルマザー支援プロジェクト

 

「レッドシューズ」は、2月24日から新宿ピカデリーをはじめ全国公開されます。ネットでも非常に高評価で、カンヌ国際映画祭へ出品が決まっています。ぜひ、最高賞である「パルムドール」を取ってほしいものです。そして、朝比奈彩さん演じる「レッドシューズ」の主人公の真奈美はシングルマザーという設定です。映画の中では、シングルマザーの厳しい現実が嫌というほど描かれていて、わたしは胸を締め付けられました。ぜひ、わが社でもシングルマザーの支援をしたいと思いました。すると、今朝、福岡市内の紫雲閣の責任者である鶴田支配人から、「子どもの晴れの日に口紅ひとつない」シングルマザーたちを大手化粧品会社が支援するプロジェクトの情報が送られてきました。鶴田支配人は奥さんから聞いたそうですが、本当に素晴らしい取り組みだと思います。わが社も化粧品は持っていませんが、花などで何か協力できないか検討したいと思います。時代は、コンパッション!

 

2023年1月13日 一条真也