大分新年祝賀式典 

一条真也です。
10日の朝、小倉駅に向かいました。早く着いたのでホーム待合室で時間を潰した後、9時43分発のソニック9号に乗って中津へ向かいました。サンレー大分の新年祝賀式典に参加するためです。


ソニック9号で小倉から中津へ!


ソニック9号の車内で

 

ソニック9号の車中では、大分事業部の業績資料などをチェックしました。コロナ禍にもかかわらず、昨年の大分は素晴らしい業績でした。これは、しっかりとグッドコメントを言わなければなりません。


JR中津駅に到着

ヴィラルーチェの前で

 

JR中津駅には10時14分に到着しました。サンレー大分の祐徳事業部長と小久保部長が迎えに来てくれました。10時50分から、わが社の結婚式場「ヴィラルーチェ」において、サンレー大分の新年祝賀式典が万全のコロナ対応スタイルで行われました。

入場のようす


拍手の中を前へ!

勇壮なふれ太鼓

最初は、もちろん一同礼!

社歌を小声で斉唱♪ 

S2M宣言」を小声で唱和

 

司会は管理課の清水課長が務めました。まず、日田紫雲閣の多田幸悦支配人による「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌をマスク越しに小声で斉唱し、それから営業推進部の澤谷ブロック長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員でマスク越しに小声で唱和しました。

マスク姿で登壇しました

オレンジの館にはオレンジマスクで!


年頭所感を掲げる

マスクを外しました

 

そして、いよいよ「社長訓示」です。
わたしは、以下のような話をしました。
あけまして、おめでとうございます!
令和5年、2023年の新しい年をみなさんと一緒に迎えることができ、たいへん嬉しく思います。新型コロナウィルスの感染拡大は冠婚葬祭業界にとってはまさに業難でした。この試練の3年を耐え抜き、闘い抜き、わが社は昨年も立派な業績で終えられました。本当に、ありがたいことです。みなさんのおかげです。心より感謝を申し上げます。どうか、この前代未聞の3年間を生き抜いたことに誇りを持って下さい。そして、今年こそは業績をコロナ前に戻しましょう!

儀式はアップデートする!

 

コロナ禍がいつまで続こうとも、わたしたちは、人間の「こころ」を安定させる「かたち」としての儀式、冠婚葬祭を守っていかなければなりません。コロナ禍の中で、わたしは冠婚葬祭業という礼業が社会に必要な仕事であり、時代がどんなに変化しようとも不滅の仕事であることを確信しました。昨年末、わたしは『葬式不滅』(オリーブの木)を発表しました。島田裕巳氏の『葬式消滅』への反論の書です。葬式はけっして消滅していません。ゆえに復活させる必要はありません。しかし、コロナ禍の今、ポストコロナ時代を見据えて、葬式は変わらなければいけません。要・不要論ではなく、どう変化していくかです。わたしはそれを「アップデート」と呼びたいと思います。儀式はアップデートするのです!

北九州市は松柏園で生まれた!

 

さて、佐久間会長は88歳になられて「米寿」を迎えられましたが、わたしは今年で「還暦」を迎えます。今年、北九州市が誕生60周年を迎えます。門司・小倉・戸畑・若松・八幡の旧5市が合併に最終合意し、その調印式会場に選ばれたのがこの松柏園ホテルでした。わたし自身も60年前に松柏園で生まれたことから、「北九州市と自分は同い年の兄弟だ」と思ってきました。北九州市は、全国の政令指定都市の中でもっとも高齢化が進んでいいます。世界一の高齢化率であることを考えると、北九州市は世界一高齢化が進んだ街と言えるでしょう。

さまざまな縁で有縁社会の再生を!

熱心に聴く人びと

 

「隣人都市」「思いやり都市」といった形で街の特性を前向きにとらえれば、日本一高齢者が住みやすく、老いるほど豊かになる「老福都市」の創造にもつながってきます。こうした互いに助け合う共同体のあり方は、わが社の本業である互助会の精神に通じるものがあります。わが社としては、原点に回帰し、互助会の拡充を図り、かねてから支援している隣人祭りの開催や、子ども食堂の運営などに注力しながら、「読縁」「映縁」「湯縁」「碁縁」「句縁」、そして「悲縁」など、多様な形での有縁社会の再生に取り組むコンパッション企業を目指したいです。

すべての人に儀式を提供したい!

 

コンパッションといえば、わが社の社会貢献事業が大きな注目を浴びています。たとえば、晴れ着の無料レンタルは、儀式というわが社の本業というべきものの意味と価値を世に広く問うものです。七五三は不安定な存在である子どもが次第に社会の一員として受け容れられていくための大切な通過儀礼です。成人式はさらに「あなたは社会人になった」というメッセージを伝える場であり、新成人はここまで育ててくれた親や地域社会の人々へ感謝をする場です。長寿祝いも含めて、通過儀礼とは「あなたが生まれたことは正しい」「あなたの存在と成長をこの世界は祝福している」という存在肯定のセレモニーです。万物に光を降り注ぐ太陽のように、サンレーはすべての人に儀式を提供したいという志を抱いています。

わが社が「太陽の会社」である!

熱心に聴く人びと

 

そう、わが社の「サンレー」という社名には「太陽の光」という意味があります。「死は最大の平等である」というのはわたしの口癖ですが、死と同じように太陽も平等です。太陽は人間どころか、全生物、無機物さえも含めた全存在に対して平等なのです。「太陽は美人も犬の糞も照らす」と言ったのは異色の哲学者・中村天風ですが、太陽は万物に等しく光を降り注ぎます。富める人にも貧しき人にも等しく冠婚葬祭を提供させていただきたいという願いが社名には込められています。太陽は、あらゆる生きとし生けるものに生存のためのエネルギーを与えています。太陽ほど偉大なものはありません! それは他者を幸せにするというコンパッション、すなわち「思いやり」の精神そのものです。そして、わが社の互助会商品名も「おもいやり」です。わが社は、もともと「おもいやり」を提供するコンパッション企業だったのです!

最後に道歌を披露しました

 

今こそ、「天下布礼」「人間尊重」という互助会の本義を掲げるサンレーの出番です。太陽が太陽光線という「思いやり」を天空から世界中に降り注ぐように、地上では、わたしたちサンレーが老若男女も貧富も超えて、あらゆる方々に「思いやり」をお届けしようではありませんか! わたしは、「太陽はまた昇る。2023年、令和5年はサンレーの復活元年です! 心を1つに、全社一丸となって、太陽の道を突き進んで行きましょう!」と言ってから、以下の道歌を披露いたしました。

 

おもひやり  すべての人に与へんと    
       天に太陽 地にはサンレー(庸軒)

 

表彰のようす

表彰者との記念撮影

社長訓示の次は、各種表彰を行いました。まずは、「年間情報売上優秀者」です。日田営業所の飯田直子さんと豊前営業所の岡﨑美由紀さんを表彰しました。それから、グリーフケア士17名の表彰です。代表として、日田紫雲閣の多田幸悦支配人を表彰しました。次に、終活コーディネーター 表彰10名の表彰です。代表として、日田営業所の西河勇介所長を表彰しました。次に、お客様対応専門員表彰として、加入者相談室の末勝之さんと井上由紀子さんを表彰しました。そして、「サンレーおもてなし賞」の表彰です。日田紫雲閣の北和田晋也さん、ヴィラルーチェの高水晶子さんを表彰しました。


挨拶する鳥丸室長

挨拶する五十川副支配人

 

それから、随行者紹介の時間です。北九州本部秘書室の鳥丸耕一室長、北九州紫雲閣の五十川副支配人が登壇し、堂々たる挨拶を行いました。次の北九州市議会選に出馬すれば、2人とも当選するかも?

決意表明のようす

本部長の決意表明を聴く

本部長の決意表明を受け取る

武士に二言なし!


その後、各責任者が部門別決意表明行いました。営業推進部の小久保部長、冠婚事業部は中津の長尾支配人、日田の辻支配人の順番で決意が読み上げられ、紫雲閣事業部の山形チーフ、最後は大分事業部の祐徳事業部長の決意表明を受け取りました。祐徳事業部長から決意表明を受け取ったわたしは、「ただ今、みなさんから熱い想いを受け取りました。いま決意を述べたみなさんの顔が凛々しく、まるで武士のようでした。武士は食わねど高楊枝・・・・・・そして、武士に二言はありません。どうか、いま言ったことは必ず実行して下さい。わたしは、みなさんを信じています」と述べました。

和のこえwithコロナ」のようす

ガンバロー!✖️3


今年は、やるぞ!!

会場も、ガンバロー!✖️3

最後は、もちろん一同礼!


退場のようす

サンレー大分に幸あれ!

 

最後は、「和のこえ withコロナ」を営業推進部の堺部長代理が音頭を取り、国旗・社旗拝礼、閉式の辞、社長退場・・・・・・コロナ3年目での祝賀式典はめでたく終了。全員の心が1つになりました。


昼食会のようす


還暦のお祝いを頂きました


感謝の気持ちでいっぱいです!


昼食も美味しかったです!

 

その後、昼食会が開かれました。冒頭、わたしが挨拶しました。すると、祐徳取締役が「社長、還暦おめでとうございます!」と言って、その場にいた全員でお祝いしてくれました。そして、山形チーフが有志一同のご祝儀を渡してくれました。沖縄に続いてのサプライズに、わたしは大変感激しました。心からの感謝を込めて、「ありがとうございます」と言いました。昼食も、鱧のマリネに中津唐揚げ、そして豊前牛のステーキ・・・とても美味しかったです。その後は、JR中津駅まで歩いて行き、「ソニック21号」に乗ってJR大分駅へ、大分駅からは「にちりん9号」に乗って延岡へ向かいました。


見送ってくれた人びと

 

2022年1月11日 一条真也