『はじめての論語』

一条真也です。
わたしは、これまで多くのブックレットを刊行してきましたが、一条真也ではなく、本名の佐久間庸和として出しています。いつの間にか44冊になっていました。それらの一覧は現在、一条真也オフィシャル・サイト「ハートフルムーン」の中にある「佐久間庸和著書」で見ることができます。整理の意味をかねて、これまでのブックレットを振り返っていきたいと思います。 

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『はじめての論語

 

今回のブックレットは、『はじめての論語』です。朝日新聞社系の「ママと子どもの明日を応援!!」するフリーペーパー「月刊リトル・ママ」2020年1月号から2021年2月号の連載をまとめた内容です。『論語』関係では、2013年6月にブログ『論語塾』で紹介したブックレットを作成しています。これは、「リビング北九州」2012年5月26日号より2013年4月27日号の連載エッセイをまとめたものです。

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論語塾』と『はじめての論語

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『はじめての論語』の「目次」
 

『はじめての論語』の「目次」は、以下の通りです。

学びはとても楽しいこと
お互いの考え方を大切に
まちがいを改める習慣をつけよう
始めるより、続けるのがむずかしい
仲よくない人の忠告こそ大事
倹約の精神を育もう
正しければ味方ができる
親孝行とは何だろうか
自分だけが正しいわけじゃない
親への感謝を忘れない
八徳で幸福な人生を

f:id:shins2m:20210508144204j:plain学びはとても楽しいこと
 

みなさんは、『論語』という本を知っていますか?
2500年前ほど昔の中国に孔子という人がいました。孔子は「人が幸せに生きるためには、どうすればいいか」ということを考えた人で、孔子とその弟子たちの言葉や行動をまとめた本が『論語』です。『論語』は日本人の心にも大きな影響を与え、とくに江戸時代では武士階級だけでなく、庶民の間にも広く普及しました。

f:id:shins2m:20210508144242j:plain幸福な人生を送ろう! 

 

なぜ、それほどまでに日本人は『論語』を学んだのでしょうか。それは、『論語』に書いてある教えを自分のものとすれば、「君子」になることができるからです。「君子」というのは立派な人格者をさす言葉ですが、これは生まれつきなれるものではありません。努力すれば誰でもなることができる人、それが君子なのです。『論語』で、小さなころから「人の道」を学ぶことで、まわりのお友達との付き合い方、思いやりの心を養うヒントが得られることと思います。赤ちゃんが成長するにはミルクが必要ですが、『論語』は「人間」が育つ「こころのミルク」なのです。

f:id:shins2m:20210508144316j:plain論語』の精神の普及を願って・・・ 

 

2023年1月9日 一条真也