沖縄新年祝賀式典 

一条真也です。沖縄に来ています。
今朝の那覇は曇りで、気温は20度くらいでした。ホテルの朝食会場に行くと、けっこう満員でした。ヒラミジュースと野菜チャンプルーをいただきました。

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マリエールオークパイン那覇の外観


式典開始前のようす

入場のようす

勇壮なふれ太鼓

 

6日の午前中、サンレー沖縄の新年祝賀式典を行いました。会場は、マリエールオークパイン那覇4Fの「ムーンライト」です。コロナ前は各部署から総勢200名以上が参集していたのですが、今年もコロナ対策のために少なめで、約100人です。もちろん、ソーシャルディスタンスには万全に配慮をしています。

最初は、もちろん一同礼!

全員で社歌を斉唱♪

全員で「S2M宣言」を唱和

 

司会は管理部の横木部長が務めました。まず、中央紫雲閣の島袋支配人による「ふれ太鼓」で開幕。「開会の辞」に続いて全員で社歌を小声で斉唱し、第二営業ブロックの小禄ブロック長によって「経営理念」、「S2M宣言」が読み上げられ、全員で小声で唱和しました。


最初は、沖縄のみなさんとの新年の挨拶


マスクを外しました

社長訓示を行いました

 

そして、いよいよ「社長訓示」です。
わたしは、以下のような話をしました。
あけまして、おめでとうございます!
令和5年、2023年の新しい年をみなさんと一緒に迎えることができ、たいへん嬉しく思います。新型コロナウィルスの感染拡大は冠婚葬祭業界にとってはまさに業難でした。この試練の3年を耐え抜き、闘い抜き、わが社は昨年も立派な業績で終えられました。本当に、ありがたいことです。みなさんのおかげです。心より感謝を申し上げます。どうか、この前代未聞の3年間を生き抜いたことに誇りを持って下さい。そして、今年こそは業績をコロナ前に戻しましょう!

儀式はアップデートする!

 

コロナ禍がいつまで続こうとも、わたしたちは、人間の「こころ」を安定させる「かたち」としての儀式、冠婚葬祭を守っていかなければなりません。コロナ禍の中で、わたしは冠婚葬祭業という礼業が社会に必要な仕事であり、時代がどんなに変化しようとも不滅の仕事であることを確信しました。昨年末、わたしは『葬式不滅』(オリーブの木)を発表しました。島田裕巳氏の『葬式消滅』への反論の書です。葬式はけっして消滅していません。ゆえに復活させる必要はありません。しかし、コロナ禍の今、ポストコロナ時代を見据えて、葬式は変わらなければいけません。要・不要論ではなく、どう変化していくかです。わたしはそれを「アップデート」と呼びたいと思います。儀式はアップデートするのです!

北九州市は松柏園で生まれた!

 

さて、佐久間会長は88歳になられて「米寿」を迎えられましたが、わたしは今年で「還暦」を迎えます。今年、北九州市が誕生60周年を迎えます。門司・小倉・戸畑・若松・八幡の旧5市が合併に最終合意し、その調印式会場に選ばれたのがこの松柏園ホテルでした。わたし自身も60年前に松柏園で生まれたことから、「北九州市と自分は同い年の兄弟だ」と思ってきました。北九州市は、全国の政令指定都市の中でもっとも高齢化が進んでいいます。世界一の高齢化率であることを考えると、北九州市は世界一高齢化が進んだ街と言えるでしょう。

さまざまな縁で有縁社会の再生を!

熱心に聴く人びと

 

「隣人都市」「思いやり都市」といった形で街の特性を前向きにとらえれば、日本一高齢者が住みやすく、老いるほど豊かになる「老福都市」の創造にもつながってきます。こうした互いに助け合う共同体のあり方は、わが社の本業である互助会の精神に通じるものがあります。わが社としては、原点に回帰し、互助会の拡充を図り、かねてから支援している隣人祭りの開催や、子ども食堂の運営などに注力しながら、「読縁」「映縁」「湯縁」「碁縁」「句縁」、そして「悲縁」など、多様な形での有縁社会の再生に取り組むコンパッション企業を目指したいです。

すべての人に儀式を提供したい!


社長訓示のようす

 

コンパッションといえば、わが社の社会貢献事業が大きな注目を浴びています。たとえば、晴れ着の無料レンタルは、儀式というわが社の本業というべきものの意味と価値を世に広く問うものです。七五三は不安定な存在である子どもが次第に社会の一員として受け容れられていくための大切な通過儀礼です。成人式はさらに「あなたは社会人になった」というメッセージを伝える場であり、新成人はここまで育ててくれた親や地域社会の人々へ感謝をする場です。長寿祝いも含めて、通過儀礼とは「あなたが生まれたことは正しい」「あなたの存在と成長をこの世界は祝福している」という存在肯定のセレモニーです。万物に光を降り注ぐ太陽のように、サンレーはすべての人に儀式を提供したいという志を抱いています。

わが社が「太陽の会社」である!

熱心に聴く人びと

 

そう、わが社の「サンレー」という社名には「太陽の光」という意味があります。「死は最大の平等である」というのはわたしの口癖ですが、死と同じように太陽も平等です。太陽は人間どころか、全生物、無機物さえも含めた全存在に対して平等なのです。「太陽は美人も犬の糞も照らす」と言ったのは異色の哲学者・中村天風ですが、太陽は万物に等しく光を降り注ぎます。富める人にも貧しき人にも等しく冠婚葬祭を提供させていただきたいという願いが社名には込められています。太陽は、あらゆる生きとし生けるものに生存のためのエネルギーを与えています。太陽ほど偉大なものはありません! それは他者を幸せにするというコンパッション、すなわち「思いやり」の精神そのものです。そして、わが社の互助会商品名も「おもいやり」です。わが社は、もともと「おもいやり」を提供するコンパッション企業だったのです!

最後に道歌を披露しました

 

今こそ、「天下布礼」「人間尊重」という互助会の本義を掲げるサンレーの出番です。太陽が太陽光線という「思いやり」を天空から世界中に降り注ぐように、地上では、わたしたちサンレーが老若男女も貧富も超えて、あらゆる方々に「思いやり」をお届けしようではありませんか! わたしは、「太陽はまた昇る。2023年、令和5年はサンレーの復活元年です! 心を1つに、全社一丸となって、太陽の道を突き進んで行きましょう!」と言ってから、以下の道歌を披露いたしました。

 

おもひやり  すべての人に与へんと    
       天に太陽 地にはサンレー(庸軒)

 

訓示する康弘社長

 

次に、サンレー沖縄の佐久間康弘社長が登壇、訓示を行いました。康弘社長は、「昨年はコロナ禍にありながら、沖縄の本土復帰50年という節目も、社員の皆様方のご努力により業績は堅調に推移し、無事に新たな年を迎えることができました。心よりお礼申し上げます。『レジリエンス』という言葉があります。『回復力』『弾力性』『しなやかさ』『ストレス跳ね返し力』を表す概念ですが、心理学においてはトラブルや困難な状況の際に、逆境をはねのけて回復する意味として使われています。日本の東日本大震災からの復興は、まさにレジリエンスを体現したものとして世界中から高く評価されました」と述べました。

レジリエンスの必要性について語りました

 

また、康弘社長は「ビジネスにおいてもレジリエンスの必要性が高まっています。これからは、刻々と変わる環境にしなやかに対応しながら、コロナ前の水準を回復できるかが勝負を分けます。コロナ禍からの復元力の差で、企業間格差が広がっていくのです。優良互助会の中にはすでにコロナ前よりも利益を捻出している会社もあり、私たちもさらなるスピードアップで復元をしていかねばなりません」とも述べました。

サンレーおもてなし賞」の表彰

表彰者との記念撮影

 

続いて、各種の表彰式が行われました。最初に、わたしが佐久間会長の代理として、マリエールオークパイン那覇の大田秋奈さんに「サンレーおもてなし賞」を表彰いたしました。サービス業からケア業へと進化する冠婚葬祭業は人が宝ですので、この賞を受ける方々はまさに宝の中の宝です。おめでとうございます!

各種表彰のようす

優績者表彰のようす

 

次に、資格取得者表彰を行いました。康弘社長が「1級葬祭ディレクター試験合格者」表彰しました。続いて優績者表彰に移り、「年間情報売上」表彰、「ギネス社長賞」、「年間最優秀賞」の表彰を行いました。

挨拶する大内田ブロック長


挨拶する福市さん

 

それから、わたしと一緒に沖縄に来た随行者の2人が紹介されました。北九州本部営業推進部の大内田ブロック長と企画開発部企画課の福市翔吾さんです。2人はマイクを持って自己紹介しましたが、これがまた抜群に上手い! 2人とも北九州市の市会議員の選挙に出たら通るかも?

決意表明のようす

決意表明を読む石田事業部長

決意を受け取る康弘社長

 

続いて、「部門別決意表明」です。営業推進部の瀬名波部長、八重山ブロックの新里ブロック長、冠婚営業部の﨑山支配人、紫雲閣事業部の新城部長がそれぞれの決意を読み上げました。そして、最後に沖縄本部を代表して石田事業部長が決意書を康弘社長に渡しました。

最後は「和のこえ」で

これが「和のこえwithコロナ」だ!


檀上でガンバロー✖3回!


会場でもガンバロー✖3回!

最後は、冠婚営業部の﨑山支配人による「和のこえ」で祝賀式典がめでたく終了。サンレー名物の「和のこえwithコロナ」で全員の心が1つになりました。コロナの第8波なんて、なんくるないさー!

最後は、もちろん一同礼!

退場のようす

 

この日も恒例の新型コロナウイルスの感染防止のため、祝賀会は中止されました。その代わり、万全の感染対策をした上で少人数での昼食会が開催され、冒頭、わたしが挨拶しました。メニューの最後には大好物の沖縄そばが出ました。大喜びのわたしは、しっかりお代わりしましたとも!


昼食会のようす


昼食会の冒頭、挨拶しました


沖縄そばをおかわりしました


サプライズで還暦を祝われました


みなさん、ありがとうございます!

昼食会ではサプライズがありました。康弘社長が突然、「本日は、お忙しいところを沖縄までお越しいただき、ありがとうございます。また、今年は還暦を迎えられるということで、誠におめでとうございます。沖縄の本部会議メンバー一同の気持ちをお受け取り下さい」と言って、還暦祝いの祝儀を瀬名波部長が渡してくれたのです。これには驚きました。また、非常に感激し、嬉しかったです。北九州では誰も祝ってくれないのに、「さすがは守礼之邦だ!!」と思いました。お心づかいいただいたみなさんには、心より感謝申し上げます。昼食会の終了後、わたしは那覇空港に向かい、ANA1210便で福岡空港へ向かったのでした。


サプライズに感激しました!(涙)

 

2023年1月6日 一条真也拝