庸軒ごよみ2023

一条真也です。
11月16日の夕方、東京から北九州に戻りました。そのまま 松柏園ホテルに向かい、「新北九州を考える会」に出席。西日本新聞社の甲木正子代表の講演をお聴きしました。翌18日はサンレー創立記念日ですが、2023年(令和5年)度の「庸軒ごよみ」が完成いたしました。

2023年版ができました!

 

「庸軒ごよみ」は、わたしが「庸軒」の雅号で詠んだ短歌を掲載したカレンダーです。1年が過ぎるのは早いもので、もうカレンダーの季節なのですね。今年は安倍元首相の暗殺に代表される大混乱の1年でした。石原慎太郎稲盛和夫アントニオ猪木と、わがヒーローが相次いで他界した1年でもありました。「庸軒ごよみ」の誕生のきっかけは、2006年の サンレー創立40周年にあたり、記念に作成し、各方面にお配りしたことです。すると、嬉しいことに、予想を超える高い評価を賜りました。さらには、「また作ってほしい」との要望をたくさん頂戴しましたので、翌年からも作ることにした次第です。明日のサンレー創立56周年の記念祝賀式典の終了後、このカレンダーを紅白饅頭と一緒に全社員に配ります。また、互助会の会員様や弊社施設のお客様などで希望者があれば、できるだけお渡しするようにしています。

「庸軒ごよみ2023」1月〜3月

「庸軒ごよみ2023」4月〜6月

「庸軒ごよみ2023」7月〜9月

「庸軒ごよみ2023」10月〜12月

 

このカレンダーには、わたしが詠んだ12首の短歌が掲載されています。いずれも、石田梅岩の「心学」で盛んだった“道歌”を意識して詠んだもです。「無縁社会」を吹き飛ばし、「有縁社会」そして「心ゆたかな社会」としてのハートフル・ソサエティの到来を呼び込むための言霊を集めました。表紙には、「万物に光を注ぐ天道の名をば掲げて礼を広めん」という道歌が書かれています。月毎の12首の道歌は、以下のとおりです。

 

1月(睦月)

正月におせちを食べて
成人の晴れ着を愛でる 日本のこころ

 

2月(如月)

美しく振る舞ふ人は
万人に礼を示しし魔法使ひよ               

 

3月(弥生)

世の中に意味なき仕事はびこれど
求めらるるは心の仕事

 

4月(卯月)

人に会ひ人を重んじ礼すれば
人とふれあひ人に愛され

 

5月(皐月)

この世をば続けるための仕組みこそ
われらの仕事そのものと知る

 

6月(水無月

助け合ふ夫婦をつくる手伝ひは
戦なき世の平和の祈り

 

7月(文月)

人のため尽くすこころが通ずれば
他力はたらくことを知るべし

 

8月(葉月)

神と人 人と人とのつながりを
結びなおすは祭の力

 

9月(長月)

太陽を見上ぐる人は生追へど
老いと死ならば月を見上げん

                        

10月(神無月)

本を読み心太らせ 悲しみを
溶かして死ぬるおそれさへなし

 

11月(霜月)

世直しは 人と人とが 助け合ひ
心ゆたかな 人の世めざし

 

12月(師走)

利の元は義にあることを知りたれば
天下布礼の道は開けり

 


「庸軒ごよみ2023」プレゼント

 

このカレンダーには、「月齢」および「六輝」も入っています。また、スケジュールなどの記入も自由に出来る仕様になっています。わたしの短歌の出来は別にしても、「なかなか使いやすい」と好評です。今回も、わたしのオフィシャルサイト「ハートフルムーン」で、プレゼントのご案内を開始しました。数に限りがございますので、ご希望の方は、お早めにお申し込み下さい。

 

2022年11月17日 一条真也