「時代遅れのRock’n’Roll Band」

一条真也です。
東京に来ています。23日の夜は、仏教界の大物と銀座で飲みました。24日の朝は「出版寅さん」こと内海準二さんと打合せますが、内海さんから「桑田佳祐の同級生ソング、よかったです!」とのLINEが入り、観てみました。いやあ、メンバーも曲も本当に素晴らしい!


曲名は「時代遅れのRock’n’Roll Band」。桑田佳祐が同学年の大物ミュージシャンたちとコラボしたチャリティ配信ソングです。メンバーは、桑田佳祐の他、佐野元春、Char、世良公則野口五郎という超豪華な面々。今年2月、久々に再会した桑田サンと世良サンが「同級生で協調して、いまの時代に向けた発信をできないか」と会話したなかから誕生したそうです。「同級生」とは、1955年4月2日~1956年4月1日生まれの「同学年」を意味しています。内海さんは「同級生」と書いていましたが、正確には「同学年」ですね。他の大物3人には桑田サン自らが手紙を書き、直接会いに行ったことで5人が初結集。そこから桑田サンがアッという間に曲を完成させ、わずか1か月でリリースに至ったといいます。

ヤフーニュースより

 

同曲のYouTubeの解説には、「突如世界を一変させた疫病、各地で多発する未曾有の自然災害、さらには海の向こうで今なお続く歴史の過ちを繰り返す惨劇。悲しみが世界中を覆う今この瞬間に、『あえて“時代遅れ”なやり方で、我々の世代が『音楽という名の協調』を楽しむ姿を発信し、その中で『「次世代へのエール」や「平和のメッセージ」を届けたい』という想いの元、これまで交わる事のなかった5名のミュージシャンが集まった。今を生きる全ての人たちと次の世代へ向けた『エール』が込められた、優しさ滲む愛と希望のロックンロール・ソングである』と書かれています。「One Day,Someday♪」と桑田&佐野の名曲のタイトルが重なるところも感動的だし、最後に世良サンと桑田サンが「燃えろ~いいバンド~♪」と、世良サンの「燃えろいい女」へのオマージュを歌い上げるのは泣けますね。それにしても、世良サンは永チャンみたいな髪型になっていて驚きました。


佐野元春「SOMEDAY」はカラオケ定番曲♪

世良公則&ツイスト「燃えろいい女」も歌います♪

 

MVには、大友康平原由子ハマ・オカモトらも参加しています。大友康平は本当はメンバー入りしたかったのですが、同学年ではないので不合格になったという設定で、笑えますね。わたしは、もともとサザンや桑田佳祐ソングはカラオケで必ず歌いますし、ブログ「SOMEDAY」で紹介した佐野元春の名曲は「SUNRAY」と音が似ていることから会社の懇親会などでよく歌っていました。佐野元春では「ガラスのジェネレーション」「アンジェリーナ」も好きです。世良公則&ツイストの「あんたのバラード」「宿無し」「鉄爪」「燃えろいい女」、野口五郎の「私鉄沿線」「オレンジの雨」などもカラオケのレパートリーにしています。Charの代表曲である「気絶するほど悩ましい」なども歌ったことはありませんが、歌えと言われれば、たぶん歌えます。


ヤフーニュースより

 

この学年は、日本の音楽界および芸能界の黄金世代でもあります。野口五郎とともに「新御三家」として大活躍した西城秀樹(享年63)、郷ひろみも同学年です。また、明石家さんま所ジョージ松山千春中村勘三郎(享年57)、野田秀樹も同じです。いやもう凄いメンバーですね! それにしても、「同学年」とは、なんてワクワクする言葉でしょうか。放送作家でコラムニストの山田美保子さんは、NEWSポストセブン配信の「桑田佳祐、同学年コラボ曲が話題 さんま、所、郷、野田秀樹など、才能ほとばしる世代」という記事で、「恐らく皆さんも、生まれ年よりも、遅生まれ、早生まれというワードを用いながら同学年であることに大きな意味を見出し、優先した経験がおありなのではないでしょうか。特に学校に通っている時代は、共通の経験を何年生のときにしたかがとっても大事。たとえばいまの子供さんたちなら、コロナ禍の第一波のとき何年生だったかというのは、この先いつまでも出てくる会話でしょう」と書かれています。まったく同感です。山田さんの場合はピンク・レディーのミーちゃん(未唯mie)とケイちゃん(増田惠子)と同学年で、下の学年には「花の中三トリオ」(森昌子桜田淳子山口百恵)や岩崎宏美らがいるそうです。


「日経電子版」より

 

わたしは1963年(昭和38年)生まれで、現在59歳です。ブログ「ブラピとジョニデに言いたいこと」にも書きましたが、ブラッド・ピットジョニー・デップが同学年です。1歳上がトム・クルーズで、1歳下がキアヌ・リーブスです。ちなみに、日本人で同学年といえば、俳優の唐沢寿明さん、加藤雅也さん、お笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功さん、松本人志さん、作家の京極夏彦さん、重松清さん、イラストレーター・作家・俳優としてマルチに活躍するリリー・フランキーさん、アナウンサーの宮根誠司さん、プロ野球福岡ソフトバンクホークス監督の工藤公康さんなどです。わたしは基本的に同学年たちの活躍を応援しているのですが、特にブラピとジョニデはお気入りで、彼らの出演作品はほとんど観ています。それだけに、元妻との裁判などで彼らが不幸そうにしていることは悲しくて仕方がありません。可能ならば、「結婚は最高の平和である」という映画を製作し、ブラピとジョニデと一緒に仕事をしたいと願っているのですが、無理か!?

 

2022年6月24日 一条真也