金沢から東京へ

一条真也です。
6月23日、金沢の定宿の客室で目覚めました。
今朝の金沢は暑いです。最高気温は34度だとか。


今朝は、エッグ・ベネディクト


今朝の金沢は暑いです!

 

昨夜は遅くまで宗教哲学者の鎌田東二先生の新著『教科書で教えない世界神話の中の『古事記』『日本書紀』入門』(ビジネス社)の長文の書評を書いていて熟睡していましたが、早朝から参議院選挙の街頭演説の声で目覚めました。今朝は快晴で、大好きな金沢の街が輝いて見えます。ホテルで朝食を取りましたが、昨日は金沢カレーだったので、今朝はエッグ・ベネディクトを中心にしました。朝食後は、チェックアウトした後、迎えに来てくれたサンレー北陸の東専務と岸執行役員とともにJR金沢駅へ。


JR金沢駅前で


ここから北陸新幹線に乗ります

JR金沢駅のホームで


北陸新幹線はくたか560号が到着

金沢駅からは10時57分発の北陸新幹線はくたか560号に乗って、東京に向かいました。ずっとコロナ禍でガラガラ状態だった車内ですが、この日はけっこう乗客がいました。外国人観光客の受け入れも再開され、いよいよ日本も観光モードに入ったように思います。わたしは紫のジャケットとシャツと不織布マスクのセットの装いで、はくたか560号に乗り込みました。

北陸新幹線はくたか560号車内で


最初はガラガラしたが・・・・・・

 

はくたか560号のグランクラスは最初はガラガラでした。金沢駅から富山駅まではわたし1人だったので、マスクも外してリラックスしていましたが、富山駅からいきなり大量の乗客が乗り込んできました。どうやら観光客のようです。外国人観光客の受け入れも再開されましたし、北陸も一気に観光モードに入りましたね。

車内では読書をしました

 

車内は、思ったよりも多くの乗客がいましたね。わたしは、車内サービスのコーヒーを飲みながら、読書をしました。この日は、故石原慎太郎の最後の著書にして最新刊である『「私」という男の生涯』(幻冬舎)を読みました。アマゾン総合1位のベストセラーで、「自分と妻」の死後の出版のために書かれた自伝だそうです。弟・裕次郎や家族への愛と感謝、文学・政治への情熱と悔恨、通り過ぎていった女たちへの思慕と感傷・・・・・・太陽のような輝きで、この国を照らし続けた男が死して初めて明かす「わが人生の証明」です。本文には、「死の瞬間にも意識だけははっきりしていたいものだ。出来ればその床の中で、有無言わされぬたった一度の体験として迎える自分の死なるものを意識を強め、目を凝らして見つめてみたいものだ。それがかなったならば、多分、この俺はつい昨日生まれたばかりのような気がするのに、もう死ぬのかと思うに違いない」と書かれ、著者の死生観に考えさせられました。


昼食は、グランクラスの軽食弁当

中身はこんな感じです

 

本を一気に読みえると、ちょうど正午を過ぎたところだったので、車内でグランクラスの軽食として提供された弁当を食べました。でも、ホテルで朝食をしっかり食べていたので、あまりお腹が空いていませんでした。軽食弁当は、イクラカニの寿司が美味しかったです。すると、弁当が切れて後の席の40代ぐらいの男性客に行き渡らなかったみたいで、若い女性乗務員に「ふざけるな!」とか「お前たちは馬鹿か!」とか大声でわめきはじめました。わたしは「大の男が弁当が行き渡らなかったぐらいでギャアギャアみっともないな」と思いましたが、それがあまりにもしつこいので、グラサンかけて後を振り向き、「あなた、うるさいよ。少し静かにしてよ。俺の食いかけでよかったら、弁当やろうか?」と言ったら、黙りこみました。それから、わたしが前を向き直したら、小声で「お前らがしっかりしないから、こうなっただろ。俺だって大きな声は出したくねえよ」とか乗務員に愚痴っていました。ゴルフ焼けなのか、その男の顔は真っ黒に日焼けしていましたが、もしも、「なんだと、オッサン!」とか「お前には関係ねえだろうが!」とかチンピラみたいに言ってきた場合は、逃げずにきちんと相手をしてやろうと思っていました。「義を見てせざるは勇なきなり」であります。



ブログ「君を想い、バスに乗る」で紹介したイギリス映画では、90代の男性が乗り合いバスの中でイスラム教の女性に暴言を吐いた若い男を叱る場面がありました。この映画を観て以来、わたしは車内での暴力や暴言などにこれまで以上にしっかりと対処していく所存でした。その弁当切れ男(笑)は嫁さんだか愛人だか知りませんが女性連れでした。わたしは、「この男にここまでギャアギャア言わせるこの女も大したことないな。自分の男がみっともないことをしたら止めないと」と思いました。弁当切れ男(笑)は大宮駅で降りていきましたが、わたしの横を通るときにガンでもつけてきやがったら、無法松モードで立ち上がって応戦しようと思いましたが、下を向いたまま何も言いませんでした。東京駅で新幹線を降りるとき、乗務員の若い女性から「さっきは、申し訳ございませんでした」と謝られたので、「みなさんの仕事も大変だと思いますが、大切な仕事なので、頑張ってね」と言うと、「ありがとうございました」と言ってペコリとされました。良かった!

JR東京駅に到着しました

はくたか560号の前で

 

はくたか560号は、13時52分に東京駅に着きました。東京も気温32度で、雨も少し降っていて蒸し暑いです。梅雨時はジメジメして苦手ですね。以前、北陸新幹線で東京入りした緊急事態宣言中と違ってホームには多くの人がいました。八重洲中央口のタクシー乗り場に行くと、待っている人も多かったです。


東京駅のタクシー乗り場にて

国会議事堂の前を通りました

 

赤坂見附の定宿に向かう途中、国会議事堂の前を通りました。テレビ東京日本経済新聞が行った最新の世論調査で、岸田内閣の支持率は、前回5月の調査よりも6ポイント低下した60%でした。依然として支持率6割をキープしていますが、円安などによる物価上昇には、国民の不満も現れる結果となりました。支持率の急落は、吉川タケル議員の影響もあるのかもしれません。街は選挙カーの音声が各所で鳴り響いていました。



2022年6月23日 一条真也