上島竜兵さんの葬儀

一条真也です。
ダチョウ倶楽部上島竜兵さん(享年61)の密葬が14日に行われました。上島さんと親しかったタレントの有吉弘行さんは、「竜兵会」メンバーとともに参列。「家族」として通夜・葬儀に参列し火葬場にも同席したそうです。


ヤフーニュースより

 

翌15日、JFN系ラジオ「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」に出演した有吉さんは、上島さんの葬儀では「笑っちゃうようなこと」もあったとし、「なんか上島さんの・・・葬式らしいな」と声を震わせながら語りました。上島さんの妻・広川ひかるさんは気丈に喪主挨拶をしたそうですが、「竜さんが寅さん好きで」っていう話をしようとしたところ、「寅さん死んじゃって」「あ、間違えた寅さんじゃないわ竜さんだって」と言われたそうです。有吉さんは、「みんな最後の最後に爆笑して、『竜さんだか寅さんだか分かんないような感じですね』って話しをして。ひかるさんも最後まで笑ってて、いい葬式だなとか言ってたけど」と笑顔もまじえて上島さんを見送ったと語りました。悲しいときほどユーモアが必要であり、本当に良い葬儀だったのですね。

 

有吉さんは不遇時代に、経済的にも精神的にも上島さんから支えらました。それ以来、2人は家族のような関係になり、それは有吉さんが再ブレークしてからも変わらりませんでした。有吉さんは「涙をこぼすのは上島さんの葬式だけ」と語っていたそうですが、2014年7月21日に投稿したツイートには、「上島さんは『俺の葬式の時には、俺の顔に熱湯をブッかけてくれよ!』と言う・・・中々ハードな注文だ。かける方の世間体もあるし・・・でも、まあ世話になったし、やってみるか・・・(もちろん上島さんは存命中です・・・)」と綴りました。上島さんと有吉さんの絆がよくわかるエピソードですね。


実際の上島さんの葬儀では、周囲の配慮で、有吉さんは上島さんと2人っきりにしてもらったそうです。そのときの様子について、「お礼の言葉しか出なかったね」としんみり。「ツッコんでやろうかなとか、ちゃかしたりとか『ばかだな』とか言おうと思ったけど、お礼しか出なかったね。本当にありがとうございますということしかなかった」と心からの感謝を伝えました。


ヤフーニュースより

 

ひかる未亡人は、16日、所属事務所の公式サイトにコメントを発表しました。所属事務所として「故・上島竜兵の葬儀も無事終えることが出来、皆様には心より深く感謝申し上げます。本日、夫人より追悼文が届きましたので掲載させていただきます」と掲載。「応援してくださっているファンの皆様、関係各位の皆様にはご心配おかけしましたこと深くお詫び申し上げます。生前は仲間とお酒を飲むのが好きで 先輩や後輩、仕事でお世話になりました皆様にはご厚情を賜りたくさんの思い出を作らせていただいたと思います。また、最近ではドラマやCMに出演させていただく機会も増えて本当に喜んでおりました故人に代わって厚く御礼申し上げます。私達家族も、皆様からの温かい言葉に励まされ葬儀もとどこおりなく相営むことが出来ました。これからもずっと竜ちゃんを忘れないでください。『芸人上島竜兵』は皆様に愛され大変幸せな人生でした。皆様の中に思い出がありましたら、どうぞたくさん笑って、たくさん思い出話をしてほしいです」と綴りました。


上島さんといえば、いま、ダチョウ倶楽部が出演したケツメイシの「友よ ~ この先もずっと・・・」のMV動画が再生を重ねています。ダチョウ倶楽部の寺門ジモンさんは「僕は竜ちゃんと出会って40数年、苦しい時も楽しい時もいつもそばにいてくれました!!本当にありがとう!竜ちゃんがいたから僕はあります!大好きなお酒を今も飲んでいるんじゃないかな?これからもダチョウ2人のそばで見守ってくださいずっと忘れないよずっと一緒だよ」と言いました。そして、肥後克広さんは「何をやっても笑いを取る天才芸人上島が最後に誰も1ミリも笑えない、しくじりをしました。でも、それが上島の芸風です。皆で突っ込んで下さい。『それ違うだろ!』『ヘタクソ!』『笑えないんだよっ!』と地面も蹴ってください。上島は天国でジャンプします。皆様もジャンプして下さい。そして、上島の分、3倍笑って下さい。皆にツッコまれる、それが上島の芸風です。ダチョウ倶楽部は解散しません。二人で、純烈のオーディションを受けます。ヤーッ!どんな悲しいことがあっても、みんなでクルリンッパ!」とコメントしています。愛に溢れ過ぎていて、泣けますね。故上島竜兵さんの御冥福を心よりお祈りいたします。合掌。

 

2022年5月17日 一条真也