『ハートフル・エピソード』

一条真也です。
わたしは、これまで多くのブックレットを刊行してきましたが、一条真也ではなく、本名の佐久間庸和として出しています。いつの間にか44冊になっていました。それらの一覧は現在、一条真也オフィシャル・サイト「ハートフルムーン」の中にある「佐久間庸和著書」で見ることができます。整理の意味をかねて、これまでのブックレットを振り返っていきたいと思います。 


『ハートフル・エピソード』(2010年6月刊行)

 

今回は、『ハートフル・エピソード』をご紹介します。2010年6月に刊行したブックレットです。30万部以上を発行し、九州を代表するフリーペーパーとして有名な「リビング北九州」に2009年4月から2010年3月まで連載したコラムをまとめました。一応、サンレー社長として佐久間庸和の本名で出していますが、もとはサンレーグループの社員が体験した感動実話です。以下の12本のエピソードが掲載されています。

むすびびと、おくりびと
たくさんの温かい愛に包まれて
うどん屋さんで泣いた話
お前に娘はやらん
孤独葬を知っていますか?
披露宴は必ずやるように!
ランドセルに「いってらっしゃい」
父に見せたDVD
仲の良い夫婦の話
今でも両親が大好きです!
エレクトーンでお別れ
結婚は最高の平和


ハートフルに遊ぶ』(1988年)

 

わたしは、1988年に、処女作『ハートフルに遊ぶ』(東急エージェンシー)で初めて「ハートフル」という言葉を提示しました。それから約20年後、北九州市のスローガンが「ハートフル北九州」になりました。「リビング北九州」さんから「“ハートフル”をテーマに、具体的な感動エピソードを連載してほしい」との依頼があり、わたしは結婚式やお葬式の話を中心に選びました。映画「おくりびと」が世界中の人々を感動させましたが、冠婚葬祭とは「愛」と「死」のセレモニーです。そこには、思いやり、感謝、感動、癒し・・・さまざまな心がたくさん込められています。


むすびびと~こころの仕事』(2009年)

 

サンレーグループは各地で冠婚葬祭業を営んでいます。日々、多くのお葬式のお世話をする“おくりびと”は故人の魂を送る人です。わたしは、結婚式のお世話をする人を“むすびびと”と呼んでいます。なぜなら、新郎新婦の魂を結び、家族の絆を結ぶからです。“むすびびと”および“おくりびと”たちから心あたたまる実話を直接聞いて、そのたびに目頭を熱くしています。 

f:id:shins2m:20220417111656j:plain最期のセレモニー』(2009年)

 

2009年、わたしは『むすびびと〜こころの仕事』(三五館)と『最期のセレモニー〜メモリアルスタッフが見た、感動の実話集』(PHP研究所)の2冊の編著を出しました。このブックレットは短いエピソードながら、冠婚・葬祭の両ジャンルにまたがっています。


冠婚葬祭の感動実話を集めました

 

2022年4月19日 一条真也