一条真也です。
２１日になりました。ついに本日をもって、「まん延防止等重点措置」が全面解除されます。これで約２か月半ぶりに行動制限のない日常が戻ります。出張でよく行く東京や金沢でも、旨いものを食べながら飲みたいです！
こんな気分ウキウキのときに、気になるＣＭがあります。サントリーグループでは、２０２０年 ４月より飲食店の支援を目的にさまざまな取り組みを行い、その一環として「人生には、飲食店がいる。」というメッセ ージを発信していますが、新たに、時代を超えて愛される２３本の映画作品の名シーンを繋ぐことで飲食店への想いを綴るＴＶ－ＣＭ「人生には、飲食店がいる。『不思議な場所』」篇を制作し、２月２３日から公開しています。ＣＭオンエアに伴い新しく撮影した場面には吉高由里子が出演、楽曲にはTHE BLUE HEARTSの名曲「情熱の薔薇」を使用。
それにしても、映画会社の違う名作をよくぞ２３本も集めたものだと感心してしまいます。その中には、わたしの大好きな「幸福の黄色いハンカチ」（１９７７年）の中で刑務所から出所したばかりの高倉健演じる主人公が街の中華料理店に入って、ビールを飲むシーンも収められています。長く塀の中にいた彼は、久々のビールをじつに旨そうに飲みます。その後、注文していた醤油ラーメンとカツ丼にがっつくシーンも忘れられません。
出所直後にビールを飲む高倉健
そのビールは、サッポロでした！
ところが、このとき、健さんが飲んでいるのはサントリービールではありません。「サッポロ赤☆」とよばれるラガービールです。健さんは「男は黙ってサッポロビール」のコピーで知られるように、サッポロビールのＣＭキャラクターでした。よくぞサントリーがこのシーンを使ったなと思いましたが、会社の枠などを超えて、「人生には、飲食店が必要だ。」というメッセージを発信したかったのでしょう。そして、人生には飲食店も必要ですが、結婚式場も必要です。マンボーも開けて、春も訪れ、これから多くの新婚カップルが誕生することを願ってカンパイ！
２０２２年３月２１日 一条真也拝
