死を乗り越えるキュリー夫人の言葉

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ただ一つの関心、
ただ一つの夢の中に、
私は生きました。
キュリー夫人

 

一条真也です。
言葉は、人生をも変えうる力を持っています。今回の名言は、マリア・スクウォドフスカ=キュリー(1867年~1934年)の言葉です。現在のポーランド出身の物理学者・化学者で、本名のマリ・キュリーより、キュリー夫人として有名です。1903年のノーベル物理学賞、1911年のノーベル化学賞を受賞している。


子どもの頃、キュリー夫人の伝記を読んで、感動したことを思い出します。こんな素敵な言葉を遺せて死を迎えることができるなんて、最高の幸せではないでしょうか。大切なものは、たくさんである必要はない。「一つ」でいいのです。マリアとよばれるより、キュリー夫人と呼ばれることが多い彼女ですが、女性の生き方としての美しさを感じてしまいます。妻として、母として、そして学者として、その頂点を極めた女性だと思います。


キュリー夫人には、イレーヌとエーヴという二人の子どもがいます。長女のイレーヌはパリで理学部に進学し、科学者になります。彼女の夫とノーベル化学賞を受賞しています。次女のエーヴは芸術家として活躍します。彼女の夫はユニセフの事務協調を務め、ノーベル平和賞を受賞しています。本人が二個、娘が一個、娘の夫が一個というように、ノーベル賞を受賞したのです。こんなすごい女性が他にいるでしょうか?  なお、このドストエフスキーの言葉は『死を乗り越える名言ガイド』(現代書林)に掲載されています。

 

 

2022年1月27日 一条真也