宮崎祝賀式典

一条真也です。
11日、大分から宮崎に入りました。
12日、わが社の結婚式場である マリエールオークパイン延岡において、サンレー宮崎の新年祝賀式典を万全のコロナ対応スタイルで行いました。

f:id:shins2m:20220112090747j:plain今朝の延岡はマイナス1度!

f:id:shins2m:20220112095727j:plainマリエールオークパイン延岡の前で

f:id:shins2m:20220112122248j:plain入場のようす

f:id:shins2m:20220112140126j:plainさあ、これから始まります!

f:id:shins2m:20220112102716j:plain勇壮な「ふれ太鼓」

f:id:shins2m:20220112102748j:plain最初は、もちろん一同礼!

f:id:shins2m:20220112102917j:plain社歌を小声で斉唱♪

f:id:shins2m:20220112103304j:plainS2M宣言」を小声で唱和

 

司会は管理課経理の今津リーダーが務めました。まず、総務課の松本課長による「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌をマスク越しに小声で斉唱し、それから日向営業所 園田所長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員でマスク越しに小声で唱和しました。

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まずは、新年の挨拶をしました

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あけまして、おめでとうございます!

 

登壇したわたしは、みなさんと「あけまして、おめでとうございます」「今年もよろしくお願いいたします」と新年の挨拶をしてから、「令和4年、2022年の新しい年をみなさんと一緒に迎えることができ、たいへん嬉しく思います」と述べました。また、「この赤いマスクは、神々の国であり、太陽の国である宮崎をイメージしました」と述べてから、ワインレッドの不織布マスクを外して社長訓示を行いました。

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マスクを外しました

 

それから、以下のような話をしました。2022年の新しい年をみなさんと一緒に迎えることができ、たいへん嬉しく思います。新型コロナウィルスの感染拡大は冠婚葬祭業界にとってはまさに業難でした。この試練の2年を耐え抜き、闘い抜き、わが社はなんとか昨年も黒字で終えられました本当に、ありがたいことです。みなさんのおかげです。心より感謝を申し上げます。どうか、この前代未聞の2年間を生き抜いたことに誇りを持って下さい。そして、近い将来に必ず業績を元に戻しましょう!

f:id:shins2m:20220112104007j:plainサービス業からケア業へ

 

サンレーは、サービス業からケア業への進化を図っています。そこでは縦の関係(上下関係)である「サービス」から横の関係(対等な関係)である「ケア」の本質と違いを理解することが重要になります。学生のアルバイトに代表されるようにサービス業はカネのためにできますが、医療や介護に代表されるようにケア業はカネのためにはできません。特に、無縁社会に加えてコロナ禍の中にある日本において、あらゆる人々の間に悲嘆が広まりつつあり、それに対応するグリーフケアの普及は喫緊の課題です。

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わが社の社会貢献事業について

 

最近、わが社の社会貢献事業が多大な注目を集めています。わが社の大志、すなわちサンレーズ・アンビションが次々に「かたち」となっており、話題を集めているのです。まず、わが社では今年から児童養護施設に入居している新成人に晴れ着などを提供し、記念の写真を撮影する取り組みを始めました。昨年12月4日、北九州市児童養護施設で暮らす新成人2人が 松柏園ホテルを訪れて晴れ着を選びました。今年1月9日に行われる北九州市の成人式式典には、この晴れ着で出席する予定です。また、わが社は同様に経済的理由から七五三の晴れ着撮影ができない北九州市内の6児童養護施設の児童に対しても、今年から晴れ着の提供を呼びかけ、計28人の児童が七五三の晴れ着姿を撮影しました。きっと、児童たちによって良い思い出になったことでしょう。

f:id:shins2m:20220112103841j:plain互助会はソーシャルビジネスである!

f:id:shins2m:20220112103932j:plain熱心に聴く人びと

 

さらに、12月7日、わが社が指定管理者を務める天然温泉「ふるさと交流館 日王の湯」(田川郡福智町神崎)で「子ども食堂」を開催し、小中学生を無料招待しました。これらの活動は大きな話題となり、全国紙をはじめとしたマスコミ各社からも取材の申し込みが相次ぎました。取材ではよく、「なぜ、このような社会貢献事業をされるのですか?」という質問があります。わたしは、「わが社の本業である冠婚葬祭互助会はソーシャルビジネスだからです」とお答えしています。ソーシャルビジネスとは、高齢者や障がい者の介護・福祉、子育て支援、まちづくり、環境保護地域活性化など、地域や社会が抱える課題の解決をミッション(使命)として、ビジネスの手法を用いて取り組むもの。「人間尊重」としての礼の精神を世に広める「天下布礼」の実践です。

f:id:shins2m:20220112104233j:plainすべての人に儀式を提供したい!

 

晴れ着の無料レンタルは、儀式というわが社の本業というべきものの意味と価値を世に広く問うものです。七五三は不安定な存在である子どもが次第に社会の一員として受け容れられていくための大切な通過儀礼です。成人式はさらに「あなたは社会人になった」というメッセージを伝える場であり、新成人はここまで育ててくれた親や地域社会の人々へ感謝をする場です。長寿祝いも含めて、すべての通過儀礼は「あなたが生まれたことは正しい」「あなたの存在と成長をこの世界は祝福している」という存在肯定のセレモニーです。万物に光を降り注ぐ太陽のように、サンレーはすべての人に儀式を提供する志を抱いています。

f:id:shins2m:20220112104738j:plainSDGsと冠婚葬祭について

 

これらわが社の一連の活動は、SDGsに通じます。SDGsとは「持続可能な開発目標」という意味ですが、要するに社会を持続させるために必要なことを実行するということ。そして、冠婚葬祭互助会は社会を持続させるシステムそのものであると考えます。結婚式は、夫婦を生み、子どもを産むことによって人口を維持する結婚を根底から支える儀式です。一方で葬儀は、儀式とグリーフケアによって死別の悲嘆によるうつ、自死などの負の連鎖を防ぐ儀式です。冠婚業も葬祭業も単なるサービス業ではありません。社会を安定させ、人類を存続させる文化装置です。

f:id:shins2m:20220112104754j:plain相互扶助について

 

そして、互助会の根本理念である「相互扶助」は、社会の持続性により深く関わります。貧困ゆえに入浴の習慣を知らない小学生がいるという。また、一日に一回しか食事ができない子どもがいるという。その事実を知り、「なんとかしなければ!」と強く思いました。SDGsは環境問題だけではありません。人権問題・貧困問題・児童虐待・・・・・・すべての問題は根が繋がっています。そういう考え方に立つのがSDGsであるわけです。その意味で入浴ができない、あるいは満足な食事ができないようなお子さんに対して、見て見ぬふりはできません。「相互扶助」をコンセプトとする互助会こそはソーシャルビジネスであるべきです。

f:id:shins2m:20220112103856j:plain「使命」と「志」が大切だ!

f:id:shins2m:20220112104508j:plain熱心に聴く人びと

 

コロナ禍という想定外の大事件によって、社会は一変しました。これまでのように「ただ儲ければいい」「ただ売上と利益さえ追求すればよい」という商売の仕方では通用しません。これからの企業に求められるものは「M&A」ではないでしょうか。M&Aの「M」とは「Mission(ミッション)」のことです。そして、「A」とは「Ambition(アンビション)」のことです。すなわち、サンレーの「M&A」は「使命」と「志」のことです。

f:id:shins2m:20220112104844j:plain「幸せになりたい」ではなく「幸せにしたい」

 

会社人として仕事をしていく上で「ミッション」が非常に大切です。ミッション経営とは、社会について考えながら仕事をすることであると同時に、お客様のための仕事を通して社会に貢献することです。要するに、お客様の背後には社会があるという意識を待たなくてはなりません。そして、ミッションと並んで会社人に必要なものが、アンビション、つまり「志」です。志とは何よりも「無私」であってこそ、その呼び名に値します。「自分が幸せになりたい」というのは夢であり、「世の多くの人々を幸せにしたい」というのが志です。夢は私、志は公に通じているのです。自分ではなく、世の多くの人々、「幸せになりたい」ではなく「幸せにしたい」、この違いが重要なのです。

f:id:shins2m:20220112194533j:plain道歌を披露しました


わが社には無縁社会を乗り越え、有縁社会を再生するという志、グリーフケアによって世の人々の悲嘆を軽くするという志、そして冠婚葬祭という儀式で日本人を幸福にするという志があります。すなわち、「天下布礼」という大志です。今後は、ますます「ハード」よりも「ハート」、つまりその会社の「想い」や「願い」を見て、お客様が選別する時代に入ります。サービス業からケア業へと進化するサンレーは「天下布礼」の大志を抱きながら、新しい時代を創造していきましょう!」と言ってから、「世の中を続けるための助け合い 礼の社の出番が来たり」という道歌を披露しました。

f:id:shins2m:20220112110131j:plain令和3年度年間表彰を行いました

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心をこめて表彰状を授与

f:id:shins2m:20220112110235j:plain表彰者との記念撮影


その後、「令和3年度年間表彰」として、年間優秀募集賞の第1位の甲佐さん(日向営業所)、第2位の牧野さん(延岡テレホン営業所)、第3位の北林さん(延岡テレホン営業所)、年間優秀情報賞の第1位の畝原さん(日向営業所)、第2位の甲斐さん(日向営業所)、第3位の山﨑さん(延岡テレホン営業所)を表彰させていただきました。

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各種表彰をしました

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表彰者との記念撮影

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サンレーおもてなし賞」の受賞者を表彰

f:id:shins2m:20220112111039j:plain表彰者との記念撮影

それから、グリーフケア士合格者の7名を代表して、日向西紫雲閣の村河由唯支配人を表彰。次に、終活コーディネーター合格者4名を代表して、営業推進部の本田幸春課長を表彰。次に、お客様対応専門員合格者2名を代表して、加入者相談センターの戸髙秀樹所長を表彰。そして、「サンレーおもてなし賞」として、延岡紫雲閣の姫野勝次郎さんに金一封を添えて表彰状をお渡ししました。冠婚葬祭業は人が宝ですが、この賞を受賞される方は、本当にわが社の宝です!

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随行者紹介のようす

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随行者紹介のようす

 

それから、随行者紹介の時間です。北九州本部営業推進部北九州西エリアの大内田勝也課長、北九州本部企画開発部企画課の福市翔吾さんが登壇し、緊張しながらもユーモアのある挨拶を行いました。最近の若手社員は、本当にスピーチが上手ですね!

f:id:shins2m:20220112165827j:plain決意表明のようす

f:id:shins2m:20220112194332j:plain尾崎事業部長の熱い決意!

f:id:shins2m:20220112112105j:plain想いをしっかり受け止めました

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武士に二言なし!


その後、各責任者が部門別決意表明行いました。営業推進部の本田課長、紫雲閣事業部の谷上取締役、冠婚事業部の谷口支配人、管理課の松本課長の順番で決意が読み上げられ、最後は宮崎事業部の尾崎取締役事業部長の決意表明を受け取りました。尾崎事業部長から決意表明を受け取ったわたしは、「ただ今、みなさんから熱い想いを受け取りました。いま決意を述べたみなさんの顔が凛々しく、まるで武士のようでした。武士は食わねど高楊枝・・・・・・そして、武士に二言はありません。どうか、いま言ったことは必ず実行して下さい。わたしは、みなさんを信じています」と述べました。

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和のこえwithコロナ」のようす

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みんなで、ガンバロー!✖️3

f:id:shins2m:20220112112355j:plain最後は、もちろん一同礼!

f:id:shins2m:20220112122406j:plain退場のようす

f:id:shins2m:20220112140638j:plainさあ、次は北陸へ!

 

最後は、「和のこえ withコロナ」を行いました。音頭を取ったのは、昔は秀吉に似ていて、今はゴルゴ13に似ている営業推進部の本田課長です。それから、国旗・社旗拝礼、閉式の辞、社長退場・・・・・・コロナ禍の中の祝賀式典はめでたく終了。全員の心が1つになりました。その後、延岡13時39分発の「にちりん12号」で大分に向かい、大分16時10分発の「ソニック44号」で小倉へ。小倉駅には17時37分に到着しました。明日13日には朝から「のぞみ20号」で京都へ、京都からは「サンダーバード23号」で金沢に向かいます。

 

2022年1月12日 一条真也