年越大祓式 

一条真也です。
いよいよ年の瀬も大詰めであります。
29日は、サンレー本社の御用納めでした。この日は恒例の大掃除で、社長室の片付けをしました。例年は本とDVDと資料類が多すぎて苦労しますが、今年は新しい書架を4本も増やしたので、整理がスムーズにゆきました。それでも、大量の資料や郵便物の整理が大変でしたね。

f:id:shins2m:20211229155736j:plain年越大祓式のようす

f:id:shins2m:20211229155811j:plain最初は、もちろん一同礼!

f:id:shins2m:20211229150153j:plain今年も佐久間会長とともに

f:id:shins2m:20211229150607j:plain祝詞を奏上する神官

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会長とともに低頭

f:id:shins2m:20211229150550j:plain一同低頭

f:id:shins2m:20211229155931j:plain清め祓いのようす

f:id:shins2m:20211229151354j:plain玉串奉奠を行う佐久間会長

f:id:shins2m:20211229151411j:plain拝礼する佐久間会長

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拍手を打つわたし

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神前に拝礼するわたし

f:id:shins2m:20211229151608j:plain年越大祓式withコロナ

f:id:shins2m:20211229151723j:plain最後は、もちろん一同礼!

 

15時から、「年越大祓式」が執り行われました。例年はサンレー本社の4階で行うのですが、昨年からはわが社が誇る儀式の殿堂である小倉紫雲閣の大ホールで行われています。わが社は「礼の社」=「セレモニー・カンパニー」なので、節目の儀式は必ず行います。皇産霊神社の瀬津神職が、この1年の厄を祓ってくれました。最初に佐久間進会長、続いて社長のわたしが玉串奉奠しました。わたしは、創立55周年を迎えたこの1年間、何事もなく会社と社員が無事であったことに心からの感謝の念を込めて、深々と拝礼しました。そこにいた全社員も一緒に二礼二拍一礼しました。

f:id:shins2m:20211229152001j:plain挨拶する佐久間会長

 

神事の後は、佐久間会長が挨拶をしました。佐久間会長は「みなさん、今日1日お疲れ様でした。というより、今年1年お疲れ様でした。おかげさまで、わが社は大過なく1年を過ごすことができました。最近、オミクロンというのをよく聞きますが、わたしはオラシオンに似ていると思いました。オラシオンはわが社の生花会社の名前ですが、『祈り』という意味があります。どうか、オラシオンの祈りでオミクロンを消し去り、コロナ禍を終わらせてしまいたい」と述べました。わたしは、「会長は、素晴らしいことを言うな!」と思いました。 

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オミクロンからオラシオンへ!

 

それから、佐久間会長は「本当に良い仕事、ありがたい仕事をさせていただいていると思っております。冠婚葬祭は、どんな試練があっても、けっして廃れないものであると確信しています。みなさま、どうか、身体に気をつけて良い年をお迎えください」と述べました。86歳になる佐久間会長ですが、話す時は声にも張りがあり、矍鑠としています。今年は「オミクロンからオラシオンへ!」発言まで飛び出しました。

f:id:shins2m:20211229160302j:plain今年最後の社長挨拶をしました

 

神事の後は、わたしが今年最後の社長挨拶をしました。わたしは、冒頭に「礼の社であるサンレーは儀式に始まり、儀式に終わる!」と言いました。それから、みなさんの1年の労をねぎらいました。「新型コロナウィルスの感染拡大は冠婚葬祭業界にとってはまさに業難でした。この試練の2年を耐え抜き、闘い抜き、わが社はなんとか今年も黒字で終えられそうです。本当に、ありがたいことです。みなさんのおかげです。心より感謝を申し上げます。どうか、この前代未聞の2年間を生き抜いたことに誇りを持って下さい。そして、近い将来に必ず業績を元に戻しましょう!」と言いました。

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マスクを外しました

 

また、パープルの不織布マスクを外しながら「いま、会長が言われた『オミクロンからオラシオンへ』という発言は素晴らしいと思います。どちらも『オ』で始まり『ン』で終わりますが、これは世界の始まりと終わりを暗示しています。これがキリスト教では『アーメン』となり、仏教では『オウム』となる。まさにオラシオンとは『祈り』であり、儀式産業の根幹をなすものです。時代の流れとともに儀式の形式は変化しても、根底にある『祈り』だけは変わりません!」と言いました。

f:id:shins2m:20211229152253j:plain儀式産業は「祈り」の仕事です!

f:id:shins2m:20211229152655j:plain熱心に聴く人びと

 

また、以下のような話もしました。最近、わが社の社会貢献事業が熱い注目を集めています。わたしは多くの新聞社からインタビュー取材を受けましたが、みなさん、『なぜ、このような社会貢献事業をされるのですか?』と質問をされました。わたしは、「わが社の本業である冠婚葬祭互助会はソーシャル・ビジネスだからです」とお答えしました。ソーシャル・ビジネスとは、高齢者や障がい者の介護・福祉、子育て支援、まちづくり、環境保護地域活性化など、地域や社会が抱える課題の解決をミッション(使命)として、ビジネスの手法を用いて取り組むものです。

f:id:shins2m:20211229152637j:plainSAPについて話しました

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熱心に聴く人びと

 

「人間尊重」としての礼の精神を世に広める「天下布礼」の実践です。冠婚葬祭衣装の無償レンタル、天然温泉の無料体験&子ども食堂の開設・・・・・・これら一連の活動をサンレーズ・アンビション・プロジェクト(SAP)と呼びますが、これは、SDGsにも通じています。SDGsは環境問題だけではありません。人権問題・貧困問題・児童虐待・・・・・・すべての問題は根が繋がっています。そういう考え方に立つのがSDGsであるわけです。その意味で入浴ができなかったり、満足な食事ができないようなお子さんに対して、見て見ぬふりはできません。

f:id:shins2m:20211229161221j:plainアンビショナリー・カンパニーを目指そう!

 

「相互扶助」をコンセプトとする互助会こそはソーシャル・ビジネスであるべきです。基本がソーシャルビジネスである冠婚葬祭互助会ほど大志を掲げ、かつ、それを果たせる業界はないと思います。『サンレーが発展すればするほど日本が良くなる』という気概をもって、頑張っていきましょう。高い志を抱くアンビショナリー・カンパニーを目指しましょう!」と述べてから、「どうぞ、みなさん、良いお年をお迎え下さい!」と締めくくりました。

f:id:shins2m:20211229152852j:plain末広がりの五本締め」で中締め 

 

この後、例年だと飲食を伴う直会があります。しかしながら、昨年同様に今年も直会は行いませんでした。最後は、中締めです。以前はわたしが自衛隊の出身である國行部長に「自衛隊方式でお願いしますよ!」と声をかけたので一本締めでしたが、今年は松田常務(北九州本部長)による「末広がりの五本締め」で中締めとなりました。

f:id:shins2m:20211229161715j:plain1年間、お疲れ様でした! 

 

松田常務の気合の入った挨拶と掛け声で、「末広がりの五本締め」は見事に決まりました。今年も無事に年を越すことができ、社員のみなさんと「良いお年をお迎え下さい」と挨拶できて、わたしは本当に幸せです。来年も「天下布礼」を推し進めていきたいです!

 

2021年12月29日 一条真也