施設出身の新成人に無料で晴れ着

一条真也です。
最近、サンレーグループがちょっとしたブームというか、マスコミに取り上げられることが多いですが、今日の「朝日新聞」朝刊に大分事業部の晴れ着無償レンタルの記事が掲載されました。

f:id:shins2m:20211222144430j:plain朝日新聞」2021年12月22日朝刊

 

記事は「施設出身の新成人に無料で晴れ着」の見出しで、「冠婚葬祭業のサンレー北九州市佐久間庸和社長)が、児童養護施設で育った新成人に『晴れ姿』をプレゼントする取り組みを続けている。振り袖の無償レンタルで、先行した金沢市に続いて今年度から北九州市中津市でもスタート。衣装合わせをした新成人は、成人式を心待ちにしている。振り袖一式のレンタルは15万~30万円かかるため、経済的な理由からあきらめる新成人もいる。サンレーは一度きりの晴れの日に、『すべての人が輝くことのできる儀式を提供したい』との考えで、無償レンタルのサービスを拡充。中津市では今回、市内の児童養護施設『清浄園』出身の4人に晴れ姿を贈る。高校卒業まで施設で過ごし、現在は宇佐市で暮らす会社員の大下梨央さん(20)は19日、JR中津駅前にある同社グループの結婚式場『ヴィラルーチェ』で衣装合わせをした。選んだのは、『大人っぽくて好き』という有名ブランドの振り袖。黒や紫の色調にバラの花が映えるデザインだ。成人式では『高校時代の友達に会うのが楽しみ』。衣装の重さを感じながら、『貴重な支援をしてもらい、感謝しています』と笑顔を浮かべた。サンレー執行役員で冠婚事業部長の山下格さん(50)は『我々としても仕事の意義を感じられる。今後も継続していきたい』と話した。(貞松慎二郎)」と書かれています。

f:id:shins2m:20211222150416j:plainサンレーズ・アンビション・プロジェクト(SAP)

 

七五三は不安定な存在である子どもが次第に社会の一員として受け容れられていくための大切な通過儀礼です。成人式はさらに「あなたは社会人になった」というメッセージを伝える場であり、新成人はここまで育ててくれた親や地域社会の人々へ感謝をする場です。長寿祝いも含めて、すべての通過儀礼は「あなたが生まれたことは正しい」「あなたの成長をこの世界は祝福している」という存在肯定のセレモニーです。万物に光を降り注ぐ太陽のように、サンレーはすべての人に儀式を提供したいという志を抱いています。わが社の志については、『アンビショナリー・カンパニー』(現代書林)に詳しく書きました。よろしければ、ご一読いただけましたら幸いです。

f:id:shins2m:20211102165155j:plainアンビショナリー・カンパニー』(現代書林)

 

2021年12月22日 一条真也