「西日本新聞」取材  

一条真也です。
21日の小倉は暖かく、昼間の気温は15度ぐらいでした。わが社は創立55周年を機にさまざまな社会貢献事業に取り組んでいますが、おかげさまで取材依頼も各メディアから多く寄せられています。ブログ「『朝日新聞』取材」でご紹介したように今月10日には朝日新聞社北九州総局の西田局長さん、ブログ「『読売新聞』取材」でご紹介したように20月には読売新聞社の編集局総本部の玉城総本部長さんのインタビュー取材をお受けしました。

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この日の取材のようす

 

この日は、14時から「西日本新聞」の取材を受けました。西日本新聞北九州本社の藤崎編集部長さんがわざわざサンレー本社にお越しになられました。名刺交換をした後、まずは、わたしは御礼を申し上げました。なにしろ、ブログ「晴れの日は晴れ着で」ブログ「体も心もぽかぽかに」で紹介した「西日本新聞」さんの記事で、わが社の社会貢献事業が広く知れ渡ることとなったからです。本当に、心から感謝しております。

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西日本新聞」2021年12月7日朝刊

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西日本新聞」2021年12月8日朝刊

 

その後は取材となり、「なぜ、このような社会貢献事業をされるのですか?」という質問がありました。わたしは、「わが社の本業である冠婚葬祭互助会はソーシャル・ビジネスだからです」とお答えしました。ソーシャル・ビジネスとは、高齢者や障がい者の介護・福祉、子育て支援、まちづくり、環境保護地域活性化など、地域や社会が抱える課題の解決をミッション(使命)として、ビジネスの手法を用いて取り組むもの。「人間尊重」としての礼の精神を世に広める「天下布礼」の実践です。

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質問を受けました

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質問にお答えしました

 

冠婚葬祭衣装の無償レンタル、天然温泉の無料体験&子ども食堂の開設・・・・・・これら一連の活動は、SDGsにも通じています。SDGsは環境問題だけではありません。人権問題・貧困問題・児童虐待・・・・・・すべての問題は根が繋がっています。そういう考え方に立つのがSDGsであるわけですが、その意味で入浴ができなかったり、満足な食事ができないようなお子さんに対して、見て見ぬふりはできません。「相互扶助」をコンセプトとする互助会こそはソーシャル・ビジネスであるべきです。今日は、こんな話を申し上げました。

f:id:shins2m:20211221111936j:plainサンレーズ・アンビション・プロジェクト(SAP)

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SAPについて説明しました

 

一連の社会貢献活動を、わたしは「サンレーズ・アンビション・プロジェクト(SAP)」と名づけています。アンビション、つまり「大志」です。「ボーイズ・ビー・アンビシャス」という言葉を聞いたことのある人は多いでしょう。ウィリアム・スミス・クラーク(クラーク博士)による有名な名言の1つで、「少年よ、大志を抱け」と訳されます。ならば、わたしは「カンパニーズ・ビー・アンビシャス(会社よ、大志を抱け)」と言いたいです。現在、企業理念として「パーパス」が注目されています。もともと「目的」という意味であるパーパスは「志」と訳されることも多いですが、いかにも経営用語といった軽い印象があり、そこには熱い想いが感じられません。

 

 

わたしは「志」にはアンビションという言葉を使っています。「大志」といった方がいいでしょうか。そもそも英語の「Ambition」は、「大志」と「野望」というように、良い意味でも悪い意味でも使います。「天下布武」という「信長の野望」の英訳は「Nobunaga‘s Ambition」ですが、「天下布礼」というわが社の大志は「Sunray‘s Ambition」。すなわち、サンレーの「M&A」は「使命」と「大志」のことなのです。詳しくは、拙著『アンビショナリー・カンパニー』(現代書林)をお読み下さい。なお、この日の15時半から予定されていた毎日新聞社の取材は日程が変更となりました。明日からは、今年最後の東京出張に出掛けます。

 

2021年12月21日 一条真也