「読売新聞」取材

一条真也です。
20日の小倉は寒く、昼間でも気温が8度でした。ブログ「晴れの日は晴れ着で」ブログ「体も心もぽかぽかに」で紹介したように、わが社は創立55周年を機にさまざまな社会貢献事業に取り組んでいますが、おかげさまで取材依頼も各メディアから多く寄せられています。

f:id:shins2m:20211220144726j:plain本日の取材のようす

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著書にサインさせていただきました

 

ブログ「『朝日新聞』取材」でご紹介したように、今月の10日には朝日新聞社北九州総局の西田慎介総局長さんのインタビュー取材をお受けしました。この日は、14時から「読売新聞」の取材を受けました。読売新聞社の玉城夏子総本部長さんがわざわざサンレー本社に来社されました。名刺交換をした後、わたしが作家でもあることに言及され、「どうして社長業をしながら、100冊以上の本が書けるのですか?」「子どもの頃から本が好きだったのですか?」「睡眠時間は何時間ですか?」などの質問を受けました。沖縄出身で読書好きという玉城総本部長に拙著を何冊かお渡しすると、どれかに署名してほしいとのリクエストがありましたので、映画化される『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)にサインさせていただきました。

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社会貢献事業について質問を受けました

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天下布礼」の実践です!

 

その後、インタビューが再開され、「なぜ、このような社会貢献事業をされるのですか?」という質問がありました。わたしは、「わが社の本業である冠婚葬祭互助会はソーシャル・ビジネスだからです」とお答えしました。ソーシャル・ビジネスとは、高齢者や障がい者の介護・福祉、子育て支援、まちづくり、環境保護地域活性化など、地域や社会が抱える課題の解決をミッション(使命)として、ビジネスの手法を用いて取り組むもの。「人間尊重」としての礼の精神を世に広める「天下布礼」の実践です。

f:id:shins2m:20211220144024j:plainわが社の志について説明しました

f:id:shins2m:20211220151351j:plain最後は笑顔で・・・

 

冠婚葬祭衣装の無償レンタル、天然温泉の無料体験&子ども食堂の開設・・・・・・これら一連の活動は、SDGsにも通じています。SDGsは環境問題だけではありません。人権問題・貧困問題・児童虐待・・・・・・すべての問題は根が繋がっています。そういう考え方に立つのがSDGsであるわけですが、その意味で入浴ができなかったり、満足な食事ができないようなお子さんに対して、見て見ぬふりはできません。「相互扶助」をコンセプトとする互助会こそはソーシャル・ビジネスであるべきです。今日は、こんな話を申し上げました。

f:id:shins2m:20211221111936j:plainサンレーズ・アンビション・プロジェクト(SAP)

 

一連の社会貢献活動を、わたしは「サンレーズ・アンビション・プロジェクト(SAP)」と名づけています。アンビション、つまり「大志」です。「ボーイズ・ビー・アンビシャス」という言葉を聞いたことのある人は多いでしょう。ウィリアム・スミス・クラーク(クラーク博士)による有名な名言の1つで、「少年よ、大志を抱け」と訳されます。ならば、わたしは「カンパニーズ・ビー・アンビシャス(会社よ、大志を抱け)」と言いたいです。現在、企業理念として「パーパス」が注目されています。もともと「目的」という意味であるパーパスは「志」と訳されることも多いですが、いかにも経営用語といった軽い印象があり、そこには熱い想いが感じられません。

 

 

わたしは「志」にはアンビションという言葉を使っています。「大志」といった方がいいでしょうか。そもそも英語の「Ambition」は、「大志」と「野望」というように、良い意味でも悪い意味でも使います。「天下布武」という「信長の野望」の英訳は「Nobunaga‘s Ambition」ですが、「天下布礼」というわが社の大志は「Sunray‘s Ambition」。すなわち、サンレーの「M&A」は「使命」と「大志」のことなのです。詳しくは、拙著『アンビショナリー・カンパニー』(現代書林)をお読み下さい。

f:id:shins2m:20211220152215j:plain「読売新聞」1994年6月4日夕刊

 

「読売新聞」さんのインタビュー取材を受けるのは久しぶりです。これまでも、「世界平和パゴダ」支援や「日王の湯」運営の記事などは書いていただきましたが、サンレーの社長として直接わたしが語るのはじつに10年以上ぶりです。最初は東京から北九州に帰ったサンレー常務時代の1994年6月4日夕刊に「ハートで冠婚葬祭」の大見出しで「この人・この一言」のコーナーに掲載されました。

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「読売新聞」2010年10月4日夕刊

 

次に、わたしが島田裕巳氏のベストセラー『葬式は、要らない』(幻冬舎新書)への反論書である『葬式は必要!』(双葉新書)を上梓した直後の2010年10月4日夕刊に「葬儀は、人生の卒業式」の大見出しでインタビュー記事を写真入りで大きく掲載して下さいました。いま、その2つの記事での自分の発言を読み返してみると、まったくブレていないことを確認しました。今回の記事も楽しみにしています。明日21日は、毎日新聞社の山田部長さん、西日本新聞社の藤崎編集部長さんにお会いして、取材をお受けいたします。「天下布礼」の風が吹く!

 

2021年12月10日 一条真也