養護施設の新成人に晴れ着を

一条真也です。
東京に来ています。昨夜は全互協の忘年会でした。コロナも落ち着き、感染対策をきちんと取りながら、業界の仲間たちと大いに懇親を図りました。やはり、オンラインだけでなく、実際に人と人が会って話すのはいいですね。

f:id:shins2m:20211216103313j:plain2021年12月16日「毎日新聞」朝刊

 

さて、16日の「毎日新聞」朝刊の一面に「養護施設の新成人に晴れ着を」の大見出し、「無料で記念撮影」「七五三迎えた児童も」「冠婚葬祭会社『サンレー』」の見出しで、以下の内容の記事が掲載されました。「児童養護施設に入居している新成人に晴れ義姿での記念撮影をプレゼントする取り組みを冠婚葬祭会社『サンレー』(北九州市小倉北区佐久間庸和社長)が始めた。【山田宏太郎】」「市内の養護施設『天使育児園』(門司区)の新成人の女性2人が今月4日、小倉北区松柏園ホテルで晴れ着を試着した。『この色は派手過ぎるかな』などと楽しそうに振り袖を選んだ。この貸衣装やヘアメークもサンレーが無料でサービスし、2人は来年1月にプロカメラマンによる記念撮影や成人式に臨む。児童養護施設の対象年齢は従来18歳未満だったが、2017年度から自立が困難な場合は22歳の年度末まで入居が可能となった。入居中に成人の門出を迎えても、経済的理由から晴れ着で祝うことが難しいケースもあるという。同社は市内6カ所の児童養護施設で七五三を迎えた児童28人に対しても今月、記念撮影をプレゼントする」


人生の四季を愛でる』(毎日新聞出版

 

拙著『人生の四季を愛でる』(毎日新聞出版)にも書きましたが、冠婚葬祭に代表される儀式こそは人間らしい輝きの時です。七五三は不安定な存在である子どもが次第に社会の一員として受け容れられていくための大切な通過儀礼です。成人式はさらに「あなたは社会人になった」というメッセージを伝える場であり、新成人はここまで育ててくれた親や地域社会の人々へ感謝をする場です。長寿祝いも含めて、すべての通過儀礼は「あなたが生まれたことは正しい」「あなたの成長をこの世界は祝福している」という、その存在を全面的に肯定するセレモニーです。万物に光を降り注ぐ太陽のように、サンレーはすべての人が輝くことのできる儀式を提供させていただきたいという志を抱いています。わが社の志について、『アンビショナリー・カンパニー』(現代書林)に詳しく書きました。

f:id:shins2m:20211102165155j:plainアンビショナリー・カンパニー』(現代書林)

 

なお、この記事を書いて下さった毎日新聞社の山田部長とは21日にお会いして取材を受けます。また、20日には読売新聞社の玉城総本部長、21日には西日本新聞社の藤崎編集部長にもお会いして、「なぜ、サンレーがこのような活動をするのか?」について、社長であるわたしの口からお話したいと思います。ブログ「『朝日新聞』取材」にも書いたように、先日は朝日新聞社の西田総局長の取材もお受けしました。新聞以外にも雑誌やテレビでも報道されていますが、さまざまなメディアの報道で、わが社のアンビションがどんどん拡散し、全国の冠婚葬祭互助会が同様の取り組みを行っていただくことを切に願っております。「礼」という人間尊重の精神を世に広める「天下布礼」の風がいよいよ吹き始めました!

 

2021年12月16日 一条真也