晴れの日は晴れ着で

一条真也です。
今朝の「西日本新聞」にわが社の記事が掲載されました。児童養護施設に入所されているお子さんたちに七五三や成人式の晴れ着を無償でレンタルするサービスが紹介されました。同様の取り組みをぜひ全国の冠婚葬祭互助会にも行っていただきたいので、このブログ記事は拡散希望です!

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西日本新聞」2021年12月7日朝刊

 

記事は「晴れの日は晴れ着で」「施設入所者に無償でレンタル」の見出しで、以下のように書かれています。
「経済的な理由などで晴れ着を着られない子どもらを支援しようと、冠婚葬祭業のサンレー佐久間庸和社長)が、北九州市内の児童養護施設の入所者を対象に、七五三や成人式の晴れ着を無償でレンタルするなどのサービスを始めた。4日には来月成人式を迎える女性2人が振り袖を試着し、『成人式当日が今から楽しみ』と喜んだ。同社は10月、晴れの日を華やかに迎えてもらおうと、市内の施設にサービスの開始を案内。七五三と成人式合わせて30人の申し込みがあった。同社は衣装一式のレンタル代とヘアメークなどの費用を負担し、プロのカメラマンが撮影した晴れ着姿の記念写真をプレゼントしている。この日、同社の関連ホテルでは、市内の児童養護施設に入所する新成人の女性2人がスタッフと相談しながら振り袖を選んで試着。サービスがなければ晴れ着を着られなかったという女性は『一生に一度の日に、かわいい衣装を着られるようになってうれしい』と笑顔だった。同社の担当の社員は『衣装は人生の節目の実感につながる。子どもたちが喜んでいたので今後も続けたい』と話していた」

f:id:shins2m:20211102165155j:plainアンビショナリー・カンパニー』(現代書林)

 

ブログ「189」にも書きましたが、七五三は不安定な存在である子どもが次第に社会の一員として受け容れられていくための大切な通過儀礼です。成人式はさらに「あなたは社会人になった」というメッセージを伝える場であり、新成人はここまで育ててくれた親や地域社会の人々へ感謝をする場です。長寿祝いも含めて、すべての通過儀礼は「あなたが生まれたことは正しい」「あなたの成長をこの世界は祝福している」という存在肯定のセレモニーです。万物に光を降り注ぐ太陽のように、サンレーはすべての人に儀式を提供したいという志を抱いています。わが社の志について、『アンビショナリー・カンパニー』(現代書林)に詳しく書きました。ご一読いただければ幸いです。

 

2021年12月7日 一条真也