一条真也です。
四国の高松に来ています。19日は満月でしたが、地球の影で欠けたように見える「部分月食」でした。
高松から見た部分月食
拡大してみると・・・
東京から見た部分月食
国内で月食が観測できるのは、5月26日の皆既月食に続いて今年2度目ですが、今回は約98%が欠ける「ほぼ皆既」な月食となりました。その「ほぼ皆既月食」、高松からはよく見えました。小倉からはあまり見えなかったようです。東京では見えたようで、次女が写真をLINEで送ってくれました。
いつものように、「ShinとTonyのムーンサルトレター」を投稿しましたが、今回は記念すべき第200信です。Tonyさんからの返信が楽しみです。それにしても、わたしは満月を見ると魂が疼きます。世界中の古代人たちは、人間が自然の一部であり、かつ宇宙の一部であるという感覚とともに生きていました。そして、死後への幸福なロマンを持っていました。その象徴が月です。彼らは、月を死後の魂のおもむくところと考えました。月は、魂の再生の中継点と考えられてきたのです。多くの民族の神話と儀礼において、月は死、もしくは魂の再生と関わっています。規則的に満ち欠けを繰り返す月が、死と再生のシンボルとされたことはきわめて自然だと言えます。
2021年11月20日 一条真也拝