メメント・モリ!

一条真也です。
7日22時41分、東京で地震が発生しました。わたしはホテルの30階の客室に宿泊しており、大きな揺れを感じました。直後に、わが社の東孝則専務をはじめ、多くの方々から「大丈夫でしたか?」とのLINEやメールを頂戴しました。ご心配いただき、感謝いたします。おかげさまで、8日の午後、東京から無事に北九州に戻りました。

 

地震発生直後のTVスタジオの様子から、緊迫感が伝わってきます。就任早々に会見に臨んだ岸田総理大臣は、昨夜の地震について、「東京23区内において、震度5強以上の地震が発生するのは、10年ぶり。東日本大震災以来ということであります」と述べました。帰宅時間帯を直撃した地震は、10年前の震災の時のように、駅は帰宅困難者であふれました。各地で“10年前”を思い起こす光景が広がり、東京都庁のエレベーターが緊急停止。各地でマンションのエレベーターが止まりました。次女の住むマンションはエレベーターは止まらなかったものの、安全装置が作動したためにガスが止まって大変だったそうです。


ようやく新型コロナウイルスの新規感染者が減り、緊急事態宣言も解除された矢先の地震発生に、多くの人々は「災害は忘れた頃にやってくる」と思ったことでしょう。コロナでも、地震でも、死に至る危険はそこかしこにあります。昨夜、わたしはブログ「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」で紹介した映画を観た直後に地震に遭遇したわけですが、ノー・タイム・トゥ・ダイ(NO TIME TO DIE)は「死ぬ暇はない」という意味です。しかし、わたしたちは「いつでも死ねる」毎日を送っているのが現実です。まさに、メメント・モリ(死を想え)です!

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昼食に食べた中華そば

 

ホテルをチェックアウトして羽田空港に向かったら、やはり緊急事態宣言の頃に比べて多くの人がいました。昼食に搭乗口の近くにある「春木屋」の中華そばを久しぶりに食べました。醤油味ですが、けっこう脂っこく感じました。ブログ「緊急事態宣言明けに北陸へ!」で紹介したように、わたしは、3日前に小松で超濃厚なカレー味噌ラーメンを食べました。その強烈なインパクトを思い出し、「あれに比べれば、あっさり系か・・・」と自分を納得させました。カレー味噌ラーメンはとにかく強烈で、一緒に食べた東専務は翌日は何も食べれなかったとか。伊藤支配人は食べた後で胃がもたれ、第一三共胃腸薬を飲んでから寝たそうです。よく考えたら、カレーと味噌を組み合わせた時点で「WHY?」と思ってしまいますね。(笑)

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スターフライヤー機内のようす

 

ちょっと脂っこいラーメンを食べた後、わたしはスターフライヤー81便に搭乗しました。機内は満席でした。スターフライヤーが満席なのは、じつに久々です。スターフライヤーといえば、犬や猫などのペットと一緒の搭乗が可能になるというニュースが最近流れていました。「もしかすると、満席のお客の中には犬猫もいるかも」と思って見渡してみましたが、人間しかいませんでした。(笑)

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雲間の太陽

 

北九州空港に到着すると、もう無料PCR検査のサービスは提供されていませんでした。迎えの車に乗ってサンレー本社に向かう途中、空には太陽が雲の合間から姿を見せていました。何か天変地異を予感させるような不気味な印象もありますが、雲が晴れれば陽光が世界を明るく照らしてくれます。メメント・モリ・・・・・・いつも死の危険を身近に感じながらも、何事も陽にとらえて、自らの使命と志を果たすべく前向きに生きていきたいものです。

 

2021年10月8日 一条真也