一条真也です。
10月7日、金沢の定宿の客室で目覚めました。快晴で、大好きな金沢の街が輝いて見えます。ホテルで朝食を取ってチェックアウトした後、JR金沢駅に向かいました。
JR金沢駅を背景に
JR金沢駅の前で
これから北陸新幹線に乗ります
JR金沢金沢駅のホームで
金沢駅からは10時57分発の北陸新幹線はくたか560号に乗って、東京に向かいました。この日の車内はガラガラで、ほとんど貸し切り状態。それでも、ネクタイの色と合わせたオレンジの不織布マスクを着けていました。
車内では読書をしました
車内では、読書をしました。この日読んだのは、『亡国の東京オリンピック』後藤逸郎著(文藝春秋)です。オリンピックの開催が新型コロナ感染を爆発させることは、やる前から危惧されていました。案の定、開催期間中、感染者数は過去最大を更新し続けました。病床はひっ迫し、自宅療養中に死亡する例が頻発。国民の「安全と安心」は切り捨てられました。それなのに、なぜオリンピックは強行開催されたのか。その謎を追求した本です。米紙ワシントン・ポストの有名コラムニストはコラムで、「貪欲さの金メダルはIOC、銀メダルはNBC、銅メダルは日本の大会組織関係者だ」と書いたそうですが、同書の内容は非常に情報満載で夢中に、夢中になって読みました。
昼食は、グランクラスの軽食弁当
中身はこんな感じです
本を一気に読みえると、ちょうど正午を過ぎたところだったので、車内でグランクラスの軽食として提供された弁当を食べました。でも、ホテルで朝食をしっかり食べていたので、あまりお腹が空いていませんでした。
車窓からの眺め
車窓からの眺め
軽食弁当は、鯖寿司が美味しかったです。弁当を食べながら、車窓から黒部の山々をはじめとした景色を眺めました。今日は特に雲の形が面白く、石川啄木の「雲は天才である」を思い出して、わたしも「雲は天才だなあ」と思いながら、眺めました。太陽や月が映えるのも、山や海が映えるのも雲というバイプレイヤーの存在が大きいですね。
東京駅に到着しました
はくたか560号の前で
東京駅のホームで
国会議事堂の前を通りました
はくたか560号は、13時52分に東京駅に着きました。緊急事態宣言中と違ってホームには多くの人がいました。八重洲中央口のタクシー乗り場に行くと、待っている人も多かったです。緊急事態宣言中は人がいなかったので、待たずにすぐタクシーに乗れました。赤坂見附の定宿に向かう途中、国会議事堂の前を通りました。異例ともいうべき支持率の低さが話題になっている岸田内閣ですが、天上より陽光が射しているように見えました。わたしは、「岸田内閣に幸あれ」と心の中でつぶやき、先程読んだ『亡国の東京オリンピック』の内容を思い出しました。
2021年10月7日 一条真也拝